今やママたちの間でもコミュニケーションの主要手段になりつつあるLINEやメール。
気軽なやりとりで相手との距離を縮めることができる、便利なツールですよね。
でもその反面、文章では互いの真意が伝わりにくいことから誤解が生じ、トラブルに発展するケースも。
そんな事態に陥らないために意識しておいたほうがいいマナーについて、コミュニケーション上手のミキティに聞きました。
込み入った話は会って。LINEは基本、連絡&質問のみに使用
仕事柄、留守がちなだんなさんとの日々のコミュニケーションを、日に20通以上のLINEやメールで補っているミキティ。小学1年生の息子さんのママ友とのやりとりでも、LINEやメールを活用しているそうです。
「LINEで『今日、○○行かない?』って誘いあったりもするし、小学校の懇談会が午後からだったら、『昼前に集まってランチしてから行こうか』というふうに臨機応変に声をかけあっています。
宿題の内容でイマイチ不安な点があるときも、同じクラスの子のママにLINEで『今日の宿題は○○だと息子は言ってるんだけど、それであってるのかな??』と聞いたり。
そしたらそのママも不安だったようで、『いや、うちの子は○○だと言ってるけど、それも信用していいのかどうか。。。』と返してくれて、『じゃあ、間をとってこうするね!』(笑)って判断したこともありました」
幼稚園や小学校によっては、LINEやメールは保護者間のトラブルにつながりやすいとして、使用の自粛を呼びかけている場合も。けれど本人の意識と使い方次第でトラブルは回避できるのでは?とミキティも思うそう。
「たとえばグループLINEでそこに参加していないママの噂話をしたりするのはよくないですよね。そういう危険を避けるには、LINEの連絡先を交換するときに会って話して、自分と気があう相手かどうかを見極めることも大事だと思う。
私は気のあう人と楽しくつきあっていければいいと思っているし、基本、LINEやメールは連絡や質問のみに使っています。何か話したい時も、本題に入るのは会ってから。だから何気ないやりとりでも楽しいし、困ったことにはならないですね」
グループLINEは便利に気持ちよく!使っています
ミキティがグループLINEを使うのはもっぱら、ランチ会などのスケジュール調整をするとき。
「誘われても予定があわなくて断ることもあるし、誘っても相手の都合がつかなくて断られることもよくあります。それぞれ兄弟もいれば子どもの習い事もあって、家庭ごとに事情は違うので、みんなの予定がうまくあうことは基本的にはないと思ってます。だから参加できなくても引け目を感じたりせずに、自分の予定をそのまま伝えればいいんじゃないかな。
私たちの場合はごはん会をするにしても、あらかじめ候補日を複数だしてみんなの予定を聞いて、まとめ役のママが、『参加できる人がいちばん多い○日にします』って決めてくれます。
で、参加できなかった人は、『参加したかったけどできないわ~。次回また誘ってください。楽しんできてね!』って返してくれる感じ。すごく気持ちがいいですよ」
返事が遅れてしまったら、最初にフォローの一言を
的確な助言をくれることの多い先輩ママとのやりとりには、敬語を使ったり使わなかったり。そのバランスも絶妙です。
「場合によりけりですけど、たとえば相手に対していつも、『○○さん、先日こうおっしゃっていましたが』という調子でLINEしても他人行儀すぎちゃって、なかなか仲良くなれないじゃないですか(笑)。
だから最初の頃は敬語の中にタメ語を少し混ぜて、その割合をじょじょに増やしていきます。そこはよほど礼儀を欠いたヘンな言葉遣いをしない限り、大丈夫なんじゃないかな。心の中に尊敬の念はありながら、こっちはオープンだよっていうことも伝えたいから、私はLINEやメールでもあまり身構えず、頼れる人にはどんどん頼ります」
LINEで気になる「既読スルー」も、既読した当人に悪気はないことがほとんど。
既読後、返事を送りそびれて時間が経ってしまったとき、ミキティはこんなふうにしているそう。
「返信忘れに気付いた時点で、夜中でも返信します。グループLINEで意見を聞かれてたのに忘れてたときは、『何日も経っての夜中の返信ですいません! もうこの話、終わっちゃってますか? もしまだ間に合えば、私はこうでーす』みたいな(笑)。
夜9時ぐらいに私から先輩ママに質問しておいて、夜10時に返事がきたのに寝落ちしちゃってたときは(笑)、『質問しといて気絶してました。スイマセン!』とか。フォローの一言とともに、そのままの気持ちを伝えるかな」
教えてくれたのはどれも、相手が思わずクスッとしそうなメッセージ。
相手に瞬時に届いて距離を縮められるからこそ、飾らず誠実にありのままの気持ちを伝える。それがLINEやメールを上手に使うミキティ流のコツのようです。
Profile藤本美貴
1985年2月26日生まれ。2001年歌手デビュー後、モーニング娘。として活躍。2009年にお笑い芸人の庄司智春さんと結婚。2012年に第一子の男の子、2015年に第二子の女の子を出産。産後ダイエットでヨガと出会い、インストラクターの資格を取得。10月21日に福島県・会津若松ワシントンホテルで開催される「JA共済 ママフェス ふくしまマタニティ&子育てママ応援フェスタ」に出演予定。
取材・文/浜野雪江 撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真課)
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