コラム

8割の人が子育てで「辛さ」より「幸せ」を実感！けれど「離婚しようと思ったことも…」

更新日：2017.10.28

子育てをしていると、子どもと一緒に過ごせることに幸せを感じることもあれば、思い通りにいかないことや疲れで辛いと感じることもしばしば。「幸せ」と「辛い」の比率は人によってさまざまですが、現役で子育てをおこなっている主婦たちにとって、この2つの比率はどれほどのものなのでしょうか？主婦500人を対象にアンケートをおこなってみました。

【質問1】
子育てをしていて、「子どもがいて幸せ」と感じるときと「子どもがいて辛い」と感じるときの比率を教えてください。

【回答】
第1位…幸せ：辛い＝9：1（43%）
第2位…幸せ：辛い＝7：3（38%）
第3位…幸せ：辛い＝5：5（14%）
第4位…幸せ：辛い＝3：7（4%）
第5位…幸せ：辛い＝1：9（1%）

実に80%以上の主婦が、子どもがいる生活で、「辛い」を上回る、大きな「幸せ」を感じていることが判明。また、1割強の主婦が「幸せ」と「辛さ」が半々だと明かしてくれましたが、辛さのほうが勝ると回答した人は僅か5%でした。

【質問2】
子育てをしていて辛いと感じるのはどんなときですか？

【回答】
▼子どもの健康が心配。子どものわがままに辟易…
「低体重出生児として生まれた息子は、1歳になってぜんそくを発症させ、3歳頃まで入退院を繰り返して危篤状態に陥ったこともありました。息子の病状が落ち着かないときは、仕事を休めない私に代わって旦那が会社を休むこともあり、申し訳なくて辛さを感じていました。だけど、旦那は当然のことだと思っているし、旦那の会社も理解があったので本当によかったと思っています」
「着替えもイヤ！トイレもイヤ！とイヤイヤが続くと辛くなります。しかも、辛くなってきて、たいしたことでもないのに大声で叱ってしまうとものすごく後悔します」

子どもの体調が悪かったり、言うことを聞いてもらえなかったりすると不安な気持ちでいっぱいになって当然。申し訳なさを感じたり自分を責めたりすることがあっても、その気持ちをひきずることなく、たくさんの楽しい時間も満喫したいですね。

▼旦那や姑が非協力的。女性関係のトラブルも…
「旦那が子どもと遊ばず、好きなことばかりしているのを見ると腹が立ち、『なんで私だけ？』と思って辛くなります」
「とにかく眠たくて毎日疲れています。毎日クタクタでも、実家は遠く、母も働いているので応援は頼めないし、旦那は毎日遅くて土日もほとんど家にいないんです。しかも、女性関係のトラブルがあってから信用できないので、仕事で遅いのかどうかも分からなくてとても苦しいです。ハッピーな気持ちで子育てできていないことを子どもに申し訳なく思ってはいるのですが…」
「夫も姑も子どもが産まれたら協力すると言っていたのに期待外れ。大好きだった看護師の仕事を辞めないといけなくなったうえ、しつけのことで夫と口論続き。離婚しようと思ったこともあるし、産まなきゃよかったと思ったこともあります」

女性関係のトラブルやお姑さんに関する不満があると、子育ての辛さは何倍にも膨らむもの。問題が一人では解決できないほど大きくなる前に、誰かに相談することも視野に入れて。

【質問3】
子育てをしていて幸せだと感じるのはどんなときですか？

【回答3】
▼子どもの笑顔や成長が一番の喜び
「子どもたちを見ているだけでも『私の子どもなんだなぁ、かわいい、幸せ』と思います。とくに、子ども3人それぞれの個性を感じたときは微笑ましく思う自分がいます」
「娘が『パパ大好き』と言っているのを聞くとうれしくなります」
「教えてもいないのに食後に食器をさげてくれたり、私がケガをしたときにバンソウコウを貼ってくれたりすると、子どもの成長を感じて幸せな気持ちになります」
「普段は兄弟げんかばかりしているのに、片方がケガをしたときに慰める姿を見るとジ～ンとさせられます」

子どもの成長を垣間見ることができると、辛いことなんて一瞬で忘れてしまいますよね。その瞬間の気持ちを大切にして、日々、幸せな気持ちを積み重ねていきましょう。

▼子どもがいるだけで周りのみんなも幸せ
「買い物に向かう車などで、家族4人が笑顔でいることにふと幸せを感じます」
「自分の両親や祖母が孫の誕生を喜んでくれて、みんなが幸せを感じてくれていることにうれしさを覚えます」

子どもがもたらしてくれる幸せな気持ちは、家族だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんにまで波及するもの。幸せの輪がさらに大きくなるよう、家族みんなが笑顔で過ごせるようにしたいですね。

写真© hakase420 - Fotolia.com
※出典：雑誌『Como』（主婦の友社）／『ライフワークとしての子育て』より

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