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コラム

【相談】負けず嫌いすぎるわが子。みんなに嫌われないか心配!

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【相談】負けず嫌いすぎるわが子。みんなに嫌われないか心配!
育児に悩みは尽きないもの。ママたちの悩みに、子どもの「発達心理」の研究をされている菅原ますみ先生(お茶の水女子大学教授)がアドバイスします。
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【相談】
11才の娘と、9才、3才の息子がいます。長女は小さい頃からしっかりもので、わりと何でも上手にできるタイプです。そんな姉に対して、9才の弟は対抗意識が強く、同じことをやろうとしては失敗してひねくれてしまいます。
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たとえば姉と同じ高さの跳び箱を飛ぼうとするのですが、やっぱり失敗してしまいます。するとその場に倒れ込んでいじけてしまい、姉の邪魔をしようとするのです。
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「もう一度挑戦してみよう」「高さを低くしてやってみようよ」などと言っても、ふてくされて、もうやろうとしません。こんな性格で、友だちや先生に嫌われないか、心配です。(11才、9才、3才の子のママ)

負けず嫌いは悪いことではありません。真ん中の子なりの心の揺れをわかってあげて

■11才と9才、その差は2歳だけど、成長の差はとても大きい­

お姉ちゃんはいま11才、思春期にさしかかる年齢になりました。発育にスパートがかかって体も大きくなり、心の面でも大人の領域に入り始めている頃だと思います。
弟くんにしてみれば、お姉ちゃんが急に自分より大人びてしまい、弟のことなど眼中になくなってしまったと感じているのかもしれません。悔しくもあり、さびしくもあるのでしょうね。
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しかも彼はいま9才。他者と自分の違いを、客観的に比較する力がつき始める年齢ですから、自分の能力が姉に比べて低いことも少し実感するようになってきています。その半面、幼児期から児童期前半の「なんでも自分がいちばん!」(自己中心性)という気持ちも色濃く残っているので、「お姉ちゃんができるなら自分もできるはず」という根拠のない自信もあります。心のなかはそのせめぎ合いなのです。
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お母さんは「成長著しいお姉ちゃんに対して意固地になってもしかたがない時期にいるのね」と考えてください。
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■3人きょうだいの2番目の子のつらさもある­

そしてさらに、真ん中っ子という立場も微妙です。一般的に、親は一番上の子に多くの期待をします。「しっかりしてほしい」「がんばっている姿を見せてほしい」という思いが強いため、上の子も期待にこたえようとがんばる傾向がありますし、お姉さんらしい姿を示すと親もよくほめることでしょう。
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一方、2番目以降の子どもへの期待は薄くなりがちです。過剰な期待はしないぶん、何かできるようになっても「できて当たり前」という対応をしがちです。さらに、「幼いかわいらしさ」は一番下の子に求めがちなので、真ん中っ子の出番は減ってしまいがちです。真ん中っ子は、「親は自分をあまり見てくれていない」と思いこみがちなポジションなのです。­

■きょうだいへのライバル心を、これ以上刺激しないこと­

と、弟くんの気持ちを想像してみました。これはあくまで一般論で、ご家庭の状況や子どもの個性によって違うでしょうけれど、そのような傾向があるということは知っておいてほしいと思います。
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ですから弟くんは、あくまでも「お姉ちゃんと同じことができる」ことを目指しているので、なんとしても同じ段数の跳び箱を飛びたいのです。段数を減らせばいいのに、と親は思いますが、それでは意味がないのです。
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弟くんがいじけてしまったとき、さらなる努力を促す必要はないと思います。これは「がんばる・がんばらない」とは無関係のことです。単に意固地になってしまって、この状況から降りることができなくなっているだけ。大人も同じ土俵に上がって泥仕合になってしまっては、意味がありません。
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「お姉ちゃんと同じ高さに挑戦するなんて、がんばったじゃない!」とその心意気を認めてあげて、あとは「おやつにしようか」と気分を変えやすくなるような提案をしてあげるのがいいと思います。その場はもうおさめてしまいましょう。
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■日常生活の中で「あなたが大事」を伝えて­

子どもがふてくされている時期というのは、親の注目を引きたい時期なのだと思うといいですね。「お姉ちゃんより末っ子より、あなたを見ているわよ」と真ん中の弟くんが感じられるような場面を、意識的につくるようにするといいと思います。
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たとえば、家族の好きなメニューを弟くんとママと2人でつくって、みんなに食べてもらって「おいしい!」と言ってもらうとか、習っていることをみんなの前で披露させる場をつくるとか。弟くんが学校でよいこと(運動会のリレー選手に選ばれたとか、すてきな絵を描いたとか、新しい仲良しの友達ができたなど、小さなことでも大きなことでも)があったときには、「〇〇ちゃんがこんなにがんばったよ」と家族の中でほめてあげましょう。

子どもがふてくされている時期というのは、親の注目を引きたい時期なのだと思うといいですね。「お姉ちゃんより末っ子より、あなたを見ているわよ」と真ん中の弟くんが感じられるような場面を、意識的につくるようにするといいと思います。弟くんが注目され、ヒーローになれる場所をつくってあげてください。­

負けず嫌いは悪いことではありません。この性格をよい形で開花させるためにも、「あなただって我が家の主役よ!」というメッセージを伝えて、自信をつけさせてあげてほしいものです。

菅原ますみ先生
お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所所長、基幹研究院人間科学系教授。子どものパーソナリティー発達と精神病理を専門とし、0才~30才までの発達を追う、日本では数少ない長期にわたる縦断研究をおこなう。働きながら子どもを育ててきた先輩ママでもある。
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取材・文/神 素子
Profile菅原ますみ
お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系教授。子どものパーソナリティー発達と精神病理を専門とし、0才~30才までの発達を追う、日本では数少ない長期にわたる縦断研究をおこなう。働きながら子どもを育ててきた先輩ママでもある。
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