コラム

ママたちが実践！“これだけは守らせたい”4つのしつけ

更新日：2017.10.28

子どものイヤイヤ期が始まったころからママたちがぶつかる壁のひとつが“子どものしつけ”。
育児書やインターネットの情報サイトを見ると、“怒らないしつけ”“褒めて伸ばすしつけ”など、さまざまなしつけ論が展開されていて、何が正しいのかよくわからなくなることもありますよね。
いったいみんなはどうしてるの？　ということで、2歳～6歳の子どもを持つお母さんたちに「ここだけは厳しく言った！」という“しつけポイント”を聞いてみました。

「あいさつ」だけはきちんと！

・「基本的なあいさつはしっかりできる子に育てたいと、2歳になったころからきちんと教えるようにしました」（3歳児母）

・「『こんにちは・さようなら・ありがとう・ごめんなさい・いただきます・ごちそうさま』というこの6つだけは、きちんと言えるようになるまで何度も教えた」（5歳児母）

・「しつけらしきものを始めたのは確か“あいさつ”からで、とくに『こんにちは』と『ありがとう』は一番に教えました。3～4歳くらいまでは、それくらいしかうるさく言ってなかったかも…」（5歳児母）

あいさつはしつけの基本！　しっかりと教えている家庭が多いようです。「ご近所付き合いが希薄になりつつある現代こそ、『おはようございます』『こんにちは』と気持ちよくあいさつを交わすことは大事」と語るママさんもいました。

言葉遣いは親共々恥をかかぬように

・「年中さんくらいから言葉遣いのしつけを始め、とくに目上の人に対するものを厳しく言いました。私自身が祖父に厳しくしつけられたことも影響しているかも」（6歳児母）

・「ある日、まだ3歳くらいだった息子に『めしは？』と言われてビックリ。主人が毎日発していた言葉を真似したのだと気づき、主人にも以後気をつけるように注意した」（6歳児母）

・「自分が一般的な家庭に育ったからか、内面からあふれ出る気品に憧れていました。娘にもそんな風に育って欲しいと、まずは自分自身の言葉遣いから改め、娘にもきちんと丁寧な言葉を教えています。ちなみに、テレビドラマなどは観せないようにしています」（4歳児母）

あいさつと同様、言葉に対するしつけは、とくに女の子のママさんたちに気をつかっている人が多いようです。しかし、「口うるさく注意しても、お友達の言葉遣いが移ってしまう…」という悲しい“あるある”も聞かれました。

食べ物をクチャクチャしない！

・「主人が『箸で皿を引き寄せる、片手食い、口にものを入れながら話す』など、悪い食事マナーの手本のような人間だったので、娘には厳しく教えました。もちろん同時に主人にも」（3歳児母）

・「まだ小さいし、共働きなこともあって厳しく叱ることはほぼないけれど、『口を閉じて食べる。くちゃくちゃ音を鳴らしながら食べない』という2つだけは口うるさく言います」（5歳児母）

・「お箸の使い方はきちんとしつけました。他のマナーなども最初は厳しく言っていましたが、途中からしつけに気をとられて自分自身も手本になるような食べ方ができていないことに気づき、それ以降は最低限のことしか注意せず、一緒に食事を楽しむようにしました」（6歳児母）

・「私ではないのですが、義母が孫である息子に『猫舌を直すように』と口うるさく言っている…。理由は『将来デートしたときに、熱いコーヒーを飲めない男はかっこ悪い』とのこと。年齢のわりにハイカラな人だなと」（5歳児母）

あいさつや言葉遣いの次に多かったのが“食事のマナー”でした。ほかにも、年中さん以上になったら「ご飯を残さない」ということを同時に教える人もいらっしゃいました。

人様に迷惑をかけない！危険なことはしない！

・「私自身、幼い頃にイジメられてつらかった記憶があるので、『イジメだけは絶対にしてはいけない』と事あるごとに言っています。しかし、“娘LOVE”の主人には『今の時代、あまり正義感をかざして立ち向かうと、逆にイジメにあう可能性が高い』と反論されます」（5歳児母）

・「油断すると、小さなことまでガミガミ言い出してしまう性分なので、どこまで叱るべきかを考えて『人様に迷惑をかけていないか？命に関わる危険な行為ではないか？』という2つを基準に、叱るべきか・そうでないかをふるいにかけるようにしている」（3歳児母）

普段は温厚で叱ることが少ないママさんでも、「ここだけは厳しく言う」という基準を決めている人が多くいました。どんなに泣かれてもダメなものはダメ、危ないことはダメときちんと教えるのも大切なわが子のためですよね。

ここで紹介したしつけは、どれも“基本的”で“大切”なこと。とはいえ、まだ小さな子どもたちのこと。頭ごなしに叱ったり注意するのではなく、まずは「一緒にやってみようか」と楽しみながら進めていくのが理想のしつけといえるかもしれませんね。

＜プロフィール＞
安野チズル
1児のママ兼コピーライター／エディター
美大卒業後、カフェやレストランの空間デザイナーとしてデビュー。大手出版社に転職後は、雑誌編集者として大物作家や俳優を相手に年間200本以上の取材をこなす。結婚と出産を経験したのちは「働く女性のライフスタイルを輝かせる」スタンスでの仕事に注力。嫁姑同居や幼稚園・保育園問題、育児と仕事の両立など“ワーキングママが直面する問題”をリアルタイムでコンテンツへとアウトプットしている。

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Profile安野チズル

1児のママ兼コピーライター／エディター。美大卒業後、カフェやレストランの空間デザイナーを経て、大手出版社で年間200本以上の取材をこなす。結婚と出産を経験したのち「働く女性のライフスタイルを輝かせる」スタンスで、“ワーキングママが直面する問題”をリアルタイムにアウトプットしている。

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