家づくりにかかるお金。上物にかかるお金は本体工事費だけでしょ!?と思ったら大間違い。
実際に購入するときにならないと気づかない、諸々のお金が発生します。
建物の他にどういうお金がかかるのかをまとめてみました。
あぁ盲点…家は本体工事費だけでは完成しない
建物としてほぼ完成した状態にするための費用を「本体工事費」といいます。本体工事費は「躯体工事費」「仕上げ工事費」「設備工事費」の3つに分かれます。基礎をつくって柱を立て、梁をかけ渡して家の骨組みをつくるのが躯体工事です。そこに、外壁の塗装、内装のクロス張り、床のフローリングなどを施していくのが仕上げ工事に。さらに、ドアなどの建具や造作家具、キッチン・トイレ・浴槽など主要設備をとりつけて、電気や水道の内部配線・配管などを行うのが設備工事になります。ここまででほぼ建物は立ち上がりますが、この状態ではまだ完成とはなりません。このほかにもさまざまな諸経費や工事費が発生します。「本体工事費=家づくりの総予算」と考えてしまうと、資金不足になりかねませんので、注意しましょう。
設計事務所に依頼するなら、建築費の10~15%の設計料が別途必要です
ハウスメーカーに設計と施工を一括して依頼するケースでは、建築費の1~2%が設計料となっていて、本体工事費に含まれていることが一般的です。一方で、家づくりを設計事務所に依頼する場合は、別途支払いが必要になります。設計料の目安は、建築費の10~15%ほどです。
ガスや給排水引き込み工事には30万~60万円かかります
建物を建てるのに必要なお金は、先に説明した「本体工事費」以外にもあります。たとえば外回りの費用や特注の家具、照明器具などを建築中にとりつける場合もオプションで工事費がかかります。
また、ガスや給排水の本管から敷地内に引き込む工事は、各自治体の指定業者が行うことが決められていて、本体工事費ではなくこれも別途工事費になります。自治体によって異なりますが、30万~60万円の費用がかかると見積もりましょう。
フェンスや門、カーポートなど、外回りにかかる費用は30万~200万円に
建物の外回りに関する工事も、別途工事費になります。たとえば、門扉や塀、フェンス、玄関までのアプローチの敷石、カーポート、物置などです。どんなふうに外回りをプランするかによっても費用は異なりますが、30万~200万円が目安となります。また、玄関先のシンボルツリーなどの植栽や芝、飛び石など、庭づくりにかかるお金も本体工事費には含まれません。費用の目安は1坪あたり1万~10万円です。
外回りは、なくても暮らすことはできるので、実際に生活しながら少しずつ手を加えていくというのもありだと思います。
実際の項目と金額を大公開!
総予算2000万円以内!を目標にして、新築に取り組んだ方の実際の例を紹介します。家を建てる工務店が見積もった「予算書」を参考に、家づくりに関わる費用にどういうものがあるのか、いくらくらいなのかをチェックしてください。
まとめ
本体工事費は家づくりの総予算ではないということをご理解いただけたでしょうか。建物以外にかかる経費を予算として取っておかないと、あとで資金不足になることも大いにあり得るので、気をつけてくださいね。
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