新築の家づくり。節約できるところはなるべく節約して、メリハリのある予算の使い方をしたいものです。新築の内装工事で、節約できる点はあるでしょうか。節約を意識しつつも、満足できる内装の作り方を考えます。
内装で節約すべき場所
内装というと「壁」がまず思い浮かびます。壁の仕上げの料金は高い順に①タイル、②木材と塗り壁が同じくらい、④パテ塗りしてからの塗装仕上げ、⑤クロス、となります。
よく使用されるビニールクロスは一番安価ですしデザインも豊富なので、選ぶ人が多い内装材です。しかし、メリハリの無いのっぺりした印象になりがちなので、一部分を塗り壁にする、塗装仕上げにするなどの変化を付けるとその家ならではの個性が出るでしょう。
塗装仕上げならDIYが可能ですし、現在はローラーで塗れる珪藻土もあります。自分でできる部分は自分で手をかけ、節約を試みるのもよい方法です。
また、シンプルな四角い間取りを心がけて間仕切り壁を少なくしたり、オープン収納を選んでドアなどの建具を減らしたりすることも節約になります。
内装で節約すべきでない場所
節約したい内装。けれど節約をすべきでない箇所ももちろんあります。
まず、床材。床の印象は家全体の印象を左右します。節約のために金額で決めたりせず、なるべく気に入った床材を使いましょう。
また、節約のためのDIYを行なうとき、ビニールクロスや布クロスなどの「壁紙」を、自分で貼るのは避けましょう。面積が広いこともありますし、クロス貼りは素人とプロの差が明らかになる作業です。よほど器用な人なら挑戦してみてもよいでしょうが、クロスはプロに貼ってもらうのが一番です。
内装節約のコツと注意点
内装を節約するときに注意したい点とコツをまとめます。
内装をコストダウンするときに考えたいのはメリハリです。安い壁材、安い床材、安い建具を選べばもちろんコストダウンできるのですが、家中をすべて同じような素材で作ってしまうと、印象が単一なつまらない空間になってしまうことがあります。
家族が長い時間を過ごすリビングの床材は無垢フローリングを使い、洗面所やキッチンなどの水回りは無垢フローリングよりも安価で水に強い複合フローリングにするなど、部屋によって建材を変えるのもひとつの手です。
壁材も、家中を同じものにするのではなく部屋ごとに変えたり、リビングの一面のクロスを違うものにしたり、変化をつけることを考えてみてください。クロスの貼り分けはよく行なわれますが、それを塗り壁にしたり木材を使ったりと、素材から変えると部屋の印象は大きく変わります。
まとめ
内装を節約しつつ、しかも満足感を高めるためにはメリハリを付けましょう。安っぽくならない内装の節約は可能です。設計士としっかりコミュニケーションをとり、その場所に合った内装材をすすめてもらったり、DIYができないかどうか相談するなどしてみてください。
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記事作成協力
UnirTechnica(ユニールテクニカ)株式会社
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