予算もスペースも限られているけれど、自分の家にぴったりの便利な家具が欲しい! そんな人は、カラーボックスを使ったDIYにチャレンジしてみませんか? DIYは難しそう……と躊躇している人も、カラーボックスを使ったDIYなら簡単に&ローコストで家具を作ることができるんです。「カラーボックスDIY」の中でも、とくにバリエーション豊かにアイデアが集まったのが机。サイズを自分で決められるため、小さなスペースに合わせて作ることができ、大きめに作ってテーブルにしたり、キッチンカウンターのように仕上げても素敵です。
DIYの基礎知識、カラーボックスを使った机の簡単な作り方、使い方や「暮らしニスタ」たちのリメイクアイデアをご紹介します。家に使っていないカラーボックスがあるというあなた、リメイクしてみてはいかが……!?
カラーボックスで作る机の構造は?
カラーボックスで机を作るために、実際には何をそろえてどんなふうに組み立てれば良いの? カラーボックスの構造を生かした作り方を考えてみましょう。
【一般的な机の高さは?】
まずはサイズを決めましょう。椅子に座って使う机の高さは、68~74cmが標準。一般的なサイズのカラーボックスで考えると、ごくごく一般的な2段タイプ(写真右/高さ59cm前後)だと少し低く、3段タイプ(写真中央/高さ88cm前後)だと少し高くなってしまうので要注意! 高さ70cm前後のカラーボックスを選ぶか、写真左のようにカラーボックスを好みの高さにカットしてもOKです。高いサイズ感ものでカウンターテーブル、低いものでローテーブルを作ることもできます。
【机サイズにフィットしやすい! 高さ70cm前後のおすすめカラーボックス】
大きさや形がなんと20サイズ! 豊富にそろうのがうれしい「ニトリ」のカラーボックス。椅子を合わせて使う机にちょうどいい頃合いの高さ71.8cmのものがこれ。棚板の位置を自由に変えられるので、大型本や書類など、さまざまなものの収納に対応できるのも魅力です。
●「カラーボックスカラボA4-2段」(ホワイト・ナチュラル・ダークブラウンの3色展開)幅41.9×奥行29.8×高さ71.8cm 重量約7.15㎏ ¥925(税抜)/ニトリ
http://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/8841209
※表示は2017年10月現在の参考価格。リメイクでの使用は補償対象外です
【カラーボックスの組み合わせでさまざまな形にできる!】
カラーボックスの上に天板を固定すれば、ひとまずシンプルな机の出来上がり!
さらにカラーボックスの置き方や組み合わせ方で、さまざまにアレンジできるのが、「カラーボックス机」の魅力。カラーボックスを左右に置くパターン(写真上)や、中央にまとめるパターン(写真下)のほか、カラーボックスを4個使えば、もっと広い天板にすることだってできちゃいます。分解するのも簡単なので、模様替えや引っ越しのときにも、そのありがたさを実感♪
初心者でも簡単! カラーボックスを使った机の作り方
「カラーボックスDIY」のなかでも、カラーボックスと天板があれば作れ、難易度の低い机。DIYのワークショップも人気の『ドイト ウィズ リ・ホーム 新宿下落合店』で、基本的な作り方を教えてもらいました。
まずはしっかりプランニングを!
「DIYで家具を作りたいな」と思ったらまず、具体的な計画を立ててから材料をそろえましょう。どこに置いて何に使うのか、だれが使うのか? を考えて、サイズなどを決めます。
サイズを決めるときに注意したいのが、材料の「定尺」(規定の寸法)。一般的に売られている木材などは、寸法がほぼ決まっているので、制作する家具のサイズを材料のサイズに合わせると、DIY作業がぐんとラクになります。材料のカラーボックスを新しく購入する場合も、作りたい家具のサイズに合わせて選ぶことが大切です。
実際に作ってみよう! シンプルな「カラーボックス机」
メインの材料はカラーボックス2個と天板にする板のみ。あっという間に出来上がるシンプルなタイプの机の作り方をご紹介。基本をマスターすれば、いろいろアレンジもできちゃいますよ。
【材料】
(仕上がりサイズ・約幅90㎝×奥行き40㎝×高さ73㎝)
・カラーボックス(2段タイプ)………2個
※ここでは約幅41.9×奥行き29.8×高さ71.8cmのもの
・好みの板………1枚(机のサイズに合わせて)
※ここでは針葉樹合板(182×91cm×厚さ12mm)をカットして使用
・ねじ(木ねじまたは「スリム粗目造作ビス」)………4本程度
※ここでは25mmのもの