家具を探しているけれど、価格やデザインに納得できるものがなかったり、DIYにトライしてはみたいけど、イチから作るのは難しそう……。そう感じている人におすすめなのが、安価で手に入る「カラーボックス」を土台にして作る家具。シンプルな材料とプロセスでできるので、初心者でも簡単に&ローコストで作れます。自分の好きな大きさやデザインに仕上げられるから、なんとベッドを作ることだって、できちゃいます。
DIYの基礎知識、カラーボックスを使ったベッドの簡単な作り方、「暮らしニスタ」のリメイクアイデアをご紹介します。家にたまった不要なカラーボックスを総動員して作ってみるのもいいかも!「子どものファーストベッド」など、ライフスタイルが今後変化しそうな家にもおすすめです。
カラーボックスで作るベッドの構造は?
カラーボックスでベッドを作るために、実際には何をそろえてどんなふうに組み立てれば良いの? カラーボックスの構造を生かした作り方を考えてみましょう。
まずはベッドのサイズを決めましょう。ベッドにもシングル、セミダブル、ダブルなどさまざまなサイズがあるので、欲しいサイズに合わせて材料をそろえます。メーカーやブランドによっても少しずつサイズが違うのですが、一般的なサイズは以下のような感じです。
[幅]
セミシングル/80~90cm
シングル/90~100cm
セミダブル/幅120cmくらい
ダブル/幅140cmくらい
クイーン/幅160~180cm
キング/幅180~200cm
[長さ]
195~200cmが一般的(さらに10cmくらい長いロングサイズも)
前述のように、一般的なカラーボックスのサイズが2段タイプで「幅42×奥行き29×高さ59cm前後」、3段タイプが「高さ88cm前後」として考えてみましょう。3段タイプを5個並べると、幅約88cm×長さ約210cm。ちょうどセミシングル~シングルのロングサイズベッドくらいの大きさになります。作りたいベッドのサイズを考えてから、材料のカラーボックスを選びましょう。
「カラーボックスの基礎知識」で説明したように、カラーボックスの素材や構造はほとんど同じ。素材や“つくり”を確かめられるのであれば、強度の高いものを選びましょう。作りたいベッドのサイズに合わせて、サイズをきちんと確認することも重要です。
「くぎやねじも打ちやすい! 強度の高さが自慢のカラーボックス」
今回作る「カラーボックスベッド」の材料に使用したのは、これ。1枚板のパーティクルボードを使用した、強度の高いカラーボックス。肉厚で丈夫で、くぎやねじも打ちやすいつくりです。別売りの扉やインナーボックスなどを使って、アレンジすることも可能。1段タイプ、2段タイプもあり。
●「カラーボックス(CBボックス)3段 CX−3」(全21色)
約幅41.5×奥行き29×高さ88cm 約9.5kg
¥1,980〜¥2,180(税抜)/アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ公式サイト アイリスプラザ
https://www.irisplaza.co.jp/Index.php?KB=SHOSAI&SID=K256030F&SHOP=1
※価格は2017年10月現在の参考価格です
初心者でも簡単! カラーボックスを使ったベッドの作り方
カラーボックスを使った簡単DIYは人気。サイズが大きいベッドとなると、こんな大きいもの本当に作れるの……? と不安に感じる人も多いと思いますが、意外とシンプルな作り方で出来上がるので、ベッド選びの選択肢に加えてもいいかもしれません。DIYのワークショップも人気の『ドイト ウィズ リ・ホーム 新宿下落合店』で、基本的な作り方を教えてもらいました。
まずはしっかりプランニングを!
「DIYで家具を作りたいな」と思ったらまず、具体的な計画を立ててから材料をそろえましょう。どこに置いて何に使うのか、だれが使うのか? を考えて、サイズなどを決めます。
サイズを決めるときに注意したいのが、材料の「定尺」(規定の寸法)。一般的に売られている木材などは、寸法がほぼ決まっているので、制作する家具のサイズを材料のサイズに合わせると、DIY作業がぐんとラクになります。材料のカラーボックスを新しく購入する場合も、作りたい家具のサイズに合わせて選ぶことが大切です。
実際に作ってみよう! ベッド下収納つきの「カラーボックスベッド」
カラーボックスと角材とすのこを使い、材料カットの必要もない、シンプルで簡単なタイプのベッドの作り方をご紹介。組み立て方をちょっと変える工夫で、カラーボックスの利点を生かした収納たっぷり! のベッドに♪ 基本をマスターすればいろいろなアレンジも可能です。
【材料】
(仕上がりサイズ・約幅88cm×長さ212cm×高さ65.5cm)
・カラーボックス(3段タイプ)………5個
※ここでは約幅41.5×奥行き29×高さ88cmのもの
・木製すのこ(5枚打ちタイプ)………2枚
※ここでは約幅85×奥行き46.5×高さ4.2cmのもの
・木製すのこ(6枚打ちタイプ)………2枚
※ここでは約幅85×奥行き56×高さ4.2cmのもの
・木製すのこ(7枚打ちタイプ・ヘッドボード用)
………1枚
※ここでは約幅85×奥行き65.5×高さ4.2cmのもの
・角材………2本
※ここでは3cm角×長さ182cmのもの
・ねじ(スリム粗目造作ビス)………適量
※ここでは25mm×20本、35mm×20本、50mm×6本、65mm×10本程度
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