食材や作り置きおかずの保存に欠かせないタッパー・保存容器ですが、意外と収納場所をとるのが悩みのタネですよね。
中に何も入っていないときの保存容器、どうしたら省スペースで、なおかつ取り出しやすくおしゃれに収納できるのか、収納達人の皆さんのアイデアをまとめてみました。
タッパーと保存容器を使いやすく収納する基本のコツ
まずは、タッパーや保存容器、密閉容器の収納の基本について紹介します。使いたいときに食器棚をかき回しながら、あれどこ行ったっけ?のストレスがなくなる収納法です。
【コツ1】同じメーカー・同じ形の容器でそろえる
あの食材にはこの形、あのおかずにはこの大きさ…と、さまざまな形やサイズを揃えておきたくなる保存容器。ですが、せめてメーカーだけでも揃えられると、収納もしやすく、また、見せる収納にした場合でも、きちんと感をアップさせることができます。
保存したい食品に合わせて3種類くらいのサイズを用意しておけば、分量や食材の形状によって使い分けもしやすくなります。今使っている不揃いな保存容器にさよならして、思い切ってキッチンじゅうの保存容器を統一してみるのも良いでしょう。
断捨離の結果、キッチンでは不要な保存容器ができてしまったら、食品保存以外の使い道を探してみては?グリーンを栽培したり、細かいおもちゃ、小物を収納するケースにしたりと流用することも可能です。
【コツ2】必要な数だけ使う・買う
保存容器を揃える、と言っても、頑張りすぎて必要以上に買い込んでしまっては、ただの収納場所ふさぎに。というわけで、我が家にとって必要な数はどのくらいなのか?を購入前に考えてみましょう。
その際、現状、いくつ使っていて、いくつが空き容器となっているのか、1~2週間じっくり観察してみても良いかもしれません。必要以上あっても、使いきれなければ使えないのと同じ。最低限の数から始めてみて、足りなければ買い足せばOK。
買い足しを視野に入れるなら、やはり購入しやすいショップやサイトで、在庫のたっぷりありそうなシリーズがベターですね。
【コツ3】蓋と本体を別々に収納する
蓋をして1個ずつ収めるとすごく場所を取る保存容器ですが、耐熱ガラス製でもプラスチック製でも、蓋を別にして重ねて収納すると、省スペースで収めることができます。
というのは、100均を始め、多くのメーカーの保存容器が、蓋と別にして、本体を積み重ねて収納する場合を想定して作られているからなのですが、まれに重ねることを計算に入れていないタイプのものもありますので、保存容器を揃える際は注意して、本体の上部よりも底のほうが小さめになっているものを選びましょう。
また、蓋をきっちり閉めて収納すると、ほんの少し残った水分からカビが発生したり、容器に臭いがついてしまうこともあるので、そういう面からも、蓋と本体は分けて収納するほうが良さそうです。
アイデア/山田明日美さん
シンク下の引き出しにタッパーや保存容器を収納する方法
暮らしニスタで人気のアイデアを見てみると、大量のタッパーや保存容器を、シンク下の引き出しに収納している人が多いようです。この場所は、タッパーを頻繁に使う人にとっては、しまうときも取り出すときも、かなり使い勝手の良い収納場所。
深いもの、浅いもの、排水溝を避けるような形状のものなど、引き出しのタイプによってベストな収納術も変わってきますが、よくあるタイプの深型引き出しのタイプを見てみましょう。
立てて収納すればぐんと省スペース
できるだけスペースを取らずに収納するなら、やはり蓋と本体は別々にし、本体は重ねるのはもちろん、立てて置くのがおすすめです。シンク下の引き出しなど、深さがある場所なら立てる収納にはぴったり。
アイデア/u-meK00000000さん
引き出しひとつを保存容器専用に
引き出しの一つを保存容器専用の収納スペースにしてしまったというこちらのお宅。
引き出しの中に使うのはダイソーの収納ボックスです。
こんなふうに引き出し内を、ダイソーの収納ボックスで隙間なくきっちり仕切り、その中に保存容器を種類別に分けて入れています。
一目で全体が見渡せるので、調理中に急に必要になった場合でも使いやすいですね。引き出しひとつが保存容器で埋まってしまっていいのか?ものすごく悩むかもしれませんが、さまざまなタイプの保存容器がどうしても必要で、種類によって分けて収納したいという場合は、こんな方法もアリでしょう。
アイデア/市川ゆきこさん
上下二段収納にしてデッドスペーススペースを活用!
深さのある大きい引き出しの場合は、下のほうに食器やなべ、フライパンなどを入れると、上部にデッドスペースができることも。
そんなときは、保存容器の軽さを生かして上下二段収納に。下半分には重さのある食器類などを入れ、その上に積み重ねた保存容器をのせるようにセットして収納します。
アイデア/とめ(伊藤智子)さん
効率優先!タッパーや保存容器はこんな場所に収納すれば超便利
取り出しやすい便利な場所はシンク下以外にもたくさん!ということで、ほかにも色々な保存容器の収納方法が集まっています。うちにもあるわ!というデッドスペースや、目からウロコのあんな場所まで、使えるアイデアは総動員させて、保存容器の収納力を高めましょう。
100均グッズを活用して収納棚に
キッチン上部の収納棚にボックスを並べ、その中に保存容器をしまっているこちらのお宅。取っ手付きのボックスなら、出し入れしやすいですね。
基本的には立てて収納していますが、その際バラバラにならないよう、小さなブックスタンドを仕切り代わりに置き、底になる部分に両面テープを貼って固定しているそう。
アイデア/junkaさん
冷凍庫にタッパーを立てて収納
こちらのお宅では冷凍庫にぎっしりタッパーを立てて食品を保存していますが、中身がなくなっても冷凍庫に入れっぱなしにしているそう。そうすることで他に収納場所を確保する必要がなく、中身が見えるので在庫管理もしやすいというメリットも。
アイデア/佐藤美香さん
お弁当派にも冷凍庫収納がおすすめ
タッパー型保存容器をお弁当箱代わりに使っている方も少なくないのでは?ならば、容器を冷凍庫に収納するこちらのアイデアの便利さを実感できるはず。
冷凍庫でキンキンに冷えている保存容器にごはんやおかずを詰めると、冷めるまでの時間が短くてすむので、収納場所確保のためだけでなく、忙しい朝には助かる裏技です。保存食作りにも応用できるアイデアですね。
おかずカップやピックも一緒に収納するという超効率重視の収納術です。
アイデア/香村薫さん
空きスペースがあれば冷蔵庫も収納場所に
冷蔵庫にタッパーや保存容器を収納できるほど空きスペースがあるお宅は少ないかもしれません。が、一番高い棚や、何かのでっぱりで食品は入れにくい場所など、ちょっとでもスペースがあれば、そんなところも保存容器の収納にピッタリです。
冷蔵庫内なら埃や害虫の心配などもなく、取り出せばすぐに使える清潔感もポイントですね。
アイデア/平沢あかねさん
ポイポイ入れればOKの簡単収納
かさばる保存容器は、収納家具の上の「空きスペース」に、突っ張り棒と布の収納ボックスを利用して保管しているという人も。
上に収納すると使いづらそうかと思いきや、タッパーなどの保存容器は軽いので「収納している、布製収納ボックスやかごなどの入れ物ごと」簡単に降ろして使うことができます!
ポイポイ投げ込んでラフに収納できて、中は見えないので、ズボラさんにおすすめです。備え付けの吊り戸棚があれば、収納ボックスごとそこに置いても良いですね。
アイデア/Quuさん
タッパーや保存容器を上手に収納すればキッチンもすっきり♪
作り置きおかずなど調理済みのものだけでなく、乾物や調味料などの瓶や缶といった形のバラバラなものが多いと、キッチンに生活感が漂いますよね。
そんな雑多なものたちを、すっきり保存容器にまとめたり、使っていない保存容器もコンパクトに収納することで、キッチンはかなりスッキリするはず。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ/伊波裕子
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