コラム

経験者が語る！“つわり”の症状と対処法とは!?

更新日：2017.10.28

“つわり”といえば、妊娠期間中に多くの妊婦が直面する、まず最初の関門。
吐いてしまうイメージの強い“つわり”ですが、その症状は吐くだけとは限りません。
そこで今回は、ママ100人に「つわり」について質問。
その回答を元に、代表的なつわりの症状と、読者のみなさんの口コミ対処法をまとめてみました！

つわりはありましたか？

Yes　　　　　87 人
No 　　　　　13人

約9割の人が「つわりがあった」と回答。
では、どんな“つわり”だったのでしょうか？　そして、どうやって乗り越えたのでしょうか？

食べづわりタイプ

・「空腹になると気分が悪くなるので、ずっと何かを食べていました」

・「空腹になると吐き気がきました。とくに起床時がひどかったので、ベッドサイドには、常にお茶とおせんべいを置いていました」

比較的食べることはできるけど、空腹になると気持ちが悪くなってしまうのが特徴の「食べづわり」。
「空腹になる前にお菓子やおにぎりを食べていた」「常にグミやアメを持ち歩いてしのいでいた」というのが、主な対処法のよう。

けれど、食べられれば何でもよいわけではなく、食べられる物の好みが偏りがちで、定番の「グレープフルーツ」「梅干し」「アイス」「シャーベット」などのほか、「しょっぱいもの系」「塩おむすび」「ファストフードのポテト」「ミートソース」なら大丈夫だった人、「ジンジャエール」「コーラ」「炭酸水」でムカムカが治まった人など多種多様。
つわり期間中はずっと食べ続けることになるため、虫歯になったり、つわりが終了した頃には“体重の増えすぎ問題”に直面する妊婦も少なくありません。

吐きづわりタイプ

・「寝返りをうっただけで吐き気がした。どうやってもラクにならず、入院しました」

・「1日10回以上吐いていて、夜も寝られず、病院で点滴を打ってもらった」

・「とにかくひどいつわりで、体重が5キロ以上減った」

・「ダンナの食事や、テレビの食レポを見ているだけでムカムカしてきた」

ムカムカするタイプから、吐き気、嘔吐など、個人差はあるものの、食べ物を口にすると気持ちが悪くなるのが特徴の「吐きづわり」。
寝ていても常に二日酔い、船酔い状態で、「つわり期間中は、トイレの便器を常に抱えていた」という回答も…。
また、食事どころか、水や自分の唾液すらも飲み込めなくなる場合があり、激しい嘔吐で胆汁を吐いたり、胃の粘膜や喉から出血することもあるので、そうなると入院したり点滴を打つなどの対処が必要になります。

吐きづわりの口コミ対処としては、「冷たいフローリングに寝転がっていると少しラクになった」「乗り物酔いなどに使う“シーバンド”という腕輪を24時間つけていた」「電子レンジで温めた濡れタオルで、みぞおちを温めると少しラクになった」などがありましたが、大抵が「何をしても気休め程度で軽くなることはない」「ただひたすら横になり、つわり時期が終わるのを待っていた」との回答でした。

ただし、つわりが終わった途端に、反動でドカ食いしてしまう妊婦さんも多数続出するようで、減った体重以上にリバウンドすることもあるので、ご注意を。

ニオイづわりタイプ

・「ごはんを炊くニオイに耐えられず、食事の準備がほとんどできなかった」

・「コーヒーとニンニクのニオイがダメでした」

・「車のエアコンがとにかくダメで、常に窓を開けていました」

・「つわり期間中に作ったカレーのニオイにやられ、そのトラウマでカレーが嫌いになった」

吐きづわりの一種で、とくに特定のニオイを嗅ぐと気分が悪くなるという「ニオイづわり」。
「ごはんを炊くニオイがダメで、炊飯器を玄関に置いて炊いてました」「タバコのニオイが完全にダメになった」「コンビニのおでんのニオイが一番ダメだった」などの回答もありました。

対策としては、「味の濃いガムなら大丈夫だったので、ひたすらガムで乗り切った」「外出先でダメなニオイを感じたら息を止めていた」などがありましたが、なかなか対処方法がないのが特徴のよう。
できることといえば、好きな香りを何かに染みこませてしのぎ、つわりが終わるのを待つしかないようです。

眠りづわりタイプ

・「疲労感、倦怠感、眠気がひどく、仕事をサボっているように見られた」

・「熱や頭痛もあり、ベッドから動くことができなかった」

だるくて、寝ても寝ても眠気が襲ってくる状態の「眠りづわり」。
妊娠のかなり早い時期から出ることがあり、吐き気などの症状があまりないため、ダラダラと怠けているだけと思われることも…。

また、眠気に加えて集中力が低下するため、とくにワーキング妊婦さんにはかなりツライようです。けれど、眠気も立派なつわりなので、ツライときは病院で相談したり、ご家族の理解を得るようにしてくださいね。

番外編：えっ、それもつわり？タイプ

・「湯気がどうしてもダメで、つわり中はお風呂の湯船につかれませんでした」

・「ある一定の方角を向くとオエッとなるので、その方角を向かないようにしていた」

・「なぜか大仁田厚さんを見ると吐き気をもよおしました」

方角や顔で気分が悪くのもつわりの一種？
ごはんの湯気どころか、お風呂の湯気まで？　妊娠はまだまだ未知の領域のようで、これぞ妊婦の神秘かもしれませんね～。

いかがでしたか？
つわりの要因は「胎盤を育てるホルモンが分泌されるため」「妊娠という体の変化に体や自律神経がついていけずバランスを崩しているため」など、さまざまな説がありますが、これ！といったものがありません。

また、“吐きづわり”と“食べづわり”がミックスされたり、「1人目は眠りづわりだったのに、2人目は吐きづわりになった」など、同じママさんでも妊娠するたびに症状が違ったりも。

つわりの辛さはイライラに繋がるので、ご主人は奥さまの辛さを理解し、優しくサポートしてあげて下さいね。
明けない夜はないように、つわりにも必ず終わりがきますので、自分のつわりのタイプを知って上手につきあっていきましょう。

文／竹中愛美子
※出典：主婦の友社　暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© carla9 - Fotolia.com

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