最近、子どもが朝グズグズしてすっきり起きられない、なんとなく食欲がない、すぐに疲れてぐったりしてしまう…なんてことはありませんか?
病気ではないはずなのに、なんとなく不調が続いている。子どものこうした症状は、自律神経の乱れが原因かもしれません!特に、睡眠不足は自律神経の乱れにおおいに影響あり。「寝る子は育つ」といいますが、睡眠は自律神経を司っている脳の発達にも大きな役割を果たしているのです。
そこで、子どもの心と体を健康に育むために、睡眠をしっかり確保する生活リズムの作り方をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
ぐっすり眠り、すっきり目覚めるための習慣
1.5歳なら10時間、9歳なら9時間の睡眠時間を確保!
メリット1:寝ている間に脳や体が発達する
メリット2:一日の疲れをすっきり回復し、免疫力が高まる
子どもの睡眠時間は、年齢ごとに必要な時間が決まっています。世界的な小児医学の教科書では、5歳では11時間、9歳でも10時間の睡眠が必要だとされているそう。
どうしても難しい場合はマイナス1時間を目安にしてもOKですが、この睡眠時間を確保することが、子育ての最優先課題と考えてみましょう!夜8時or9時に寝て、朝6時に起きるというサイクルが理想です。
2.早起きが苦手な子には「朝ミッション」を
メリット1:早起きのモチベーションになる
メリット2:大人に頼られ自尊心が高まる
どうしても朝が苦手な子には、「朝ミッション」が有効です。たとえば「外に出て天気を見てくる」「お母さんと犬の散歩に行く」「朝ごはんを作る」「新聞をとってくる」。年齢に応じて、その子が無理なくできるミッションを設定してあげましょう。
「○○のおかげで助かる」など、両親から頼りにされる誇らしさが早起きのモチベーションになります♪
3.時間のない夜はシャワーにして睡眠時間を優先
メリット1:食後にゆったり過ごせる時間が増える
メリット2:寝るまでに体温が下がり、寝付きがよくなる
シャワーだけでは疲れが取れない、と思っている方も多いですが、実は入浴中はそこまでリラックス状態ではありません。寝る前には体温を下げて副交感神経の働きが優位にならなければいけないので、そう考えると、寝る前に入浴で体をあたためるのは自律神経の働きに逆行してしまいます。
寝付きをよくするためにも、消化のためにも、夜の入浴は夕食前がベスト!夜はシャワーだけですませ、湯船につかるのは朝にするのもいいですよ。
4.寝る前にほんのり甘いホットミルク
メリット1:リラックスして副交感神経が優位に
メリット2:副交感神経が優位になってぐっすり眠れる
消化に負担をかけないよう、夜は油っぽい食事・カフェインなど刺激が強い食品を避けましょう。おすすめなのは、ホットミルクに砂糖やはちみつを入れたものや、ノンカフェインの紅茶やハーブティーにすりおろししょうがをとかしたものなど。
寝る1時間前からは、部屋の明かりを落とし、ホットミルクやジンジャーティーを飲みながら親子で1日の出来事を話したり、絵本を読んだりとゆったりすごせたら最高です。
「コレさえやれば自律神経がきたえられる!」という魔法の対策はありません。いちばんの近道は、毎日の生活を見直すこと。
『子どもにいいこと大全』には、子どもの自律神経にいいと言われる習慣がたくさん掲載されています!
『子どもにいいこと大全』
自律神経は何歳からでもきたえ直せます!「うちの子、少し不調そうかも?」と思ったら、ぜひ試してみてくださいね。
文/暮らしニスタ編集部
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