皆さん、最近ストレスたまっていませんか?
コロナ禍で仕事や家族のあり方がだいぶ変わり、気が滅入ってしまった…という人も少なくないはず。不安や孤独感から、「コロナうつ」という言葉もよく耳にするようになりましたよね。
また、最近は「HSP(Highly Sensitive Person)」、いわゆる“繊細さん”たちも増えてきており、生活に大きなストレスを抱えているといいます。
ストレスは、実は「脳の栄養不足」。だから食事で解決できるんです!
ストレス脱出のための「ごはん術」とは、ストレスケアに必要な栄養素、たんぱく質・鉄・ビタミンB群・ビタミンCをとりいれた食事をすること!
それぞれがどのように働くのでしょうか?
●たんぱく質
ストレス脱出のために、一番大事なのがたんぱく質! ストレスケアに必要な脳内ホルモンを合成する際の主原料となるものです。
皮膚や骨、筋肉、内臓などの体のベースとなる部分、そしてストレスケアにかかわる脳内ホルモンやウイルスや細菌と闘う免疫物質もたんぱく質からつくられるそうですよ♪
脂やカロリーを気にして野菜中心の生活をしている方も少なくありませんが、行き過ぎるとたんぱく質が不足します。すると、体内のたんぱく質(筋肉)を分解してまかなうことになり、結果、筋力や体力の低下を招くことに…!
たんぱく質を多く含む肉や魚など、メインとなるおかずをしっかり食べることが重要です。
●鉄
ストレスケアに必要な脳内ホルモンの合成に必要な鉄は、レバーやあさり、ほうれん草、大豆などに多く含まれます。
鉄は不足すると意欲がなくなってイライラし、ストレスの原因になります。さらにストレスによっても消耗するので、ますます鉄が不足するという悪循環に陥ることも…。
また、鉄は吸収率が悪いので、効率よくとるために「ビタミンCをいっしょにとる」のがおすすめです♪
忙しいときは肉や魚にレモンをしぼるだけでも吸収率がアップ! 鉄製のなべやフライパンを使って調理するのも◎。
●ビタミンB群
ビタミンB群の役割は、
①三大栄養素のたんぱく質、糖質、脂質をエネルギーに変える
②脳内ホルモンの合成
主にこの2つ。
メンタルとの関係が深い栄養素で、不足すると、集中力が落ちる、疲れやすくなる、やる気が出ない、好きだったことに関心がなくなるなどの症状が出るそうです。
特にHSP(繊細な人)の性質を持つ人は、ビタミンB群を積極的にとることで「GABA」という脳内ホルモンが合成され、過度の緊張状態を鎮めてくれるようですよ。
※HSPとは?
感受性がとても強く、敏感な気質をもつ人のこと。においに敏感で人混みが苦手・強い光や大きな音にビクッと過剰に反応する、などの特徴があります。
●ビタミンC
美容のビタミンとしてもよく知られるビタミンCですが、メンタルケアにも欠かせない栄養素なんです!
というのも、「抗ストレスホルモン」といわれる副腎皮質ホルモンの生成にかかわっているから。不足すると落ち込みやすくなるなど、メンタルにも不調が出てきます。
人間の体はビタミンCを合成することも貯めることもできないので、こまめにビタミンCを多く含む野菜や果物(例:ブロッコリー、キャベツ、ピーマン、レモン、キウイなど)をとることが大切です!
そして、この4つの栄養素を充分にとりながら、糖質をとりすぎないことにもご注意を!
糖質中心の食生活をしていると血糖値の乱高下を繰り返し、血糖コントロールが不安定になります。
コロナ禍で、料理が面倒になり、手軽にとれる菓子パンやカップめんやどんぶり物を食べることが多くなってはいませんか?こういった糖質の多い食生活をしていると「コロナうつ」症状も悪化してしまいます。
このように多くの現代人が悩んでいる「ストレス」を解消するため、食生活のアドバイスをしてくれるのが、心療内科医の姫野友美先生が監修する『ストレス脱出レシピ』!
メンタルケアに役立つ知識、レシピがたくさん掲載されています♪
姫野友美先生
『ストレス脱出レシピ』
ストレスを解消してスッキリするために、できるところから食生活をととのえていきましょう!
文/暮らしニスタ編集部
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