こんにちは!
暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
先日も福島県沖を震源とした大きな地震がありましたが、日本に住んでいる限り、いつどこで地震などの災害が起こるかわかりません。
皆さん、いろいろな防災グッズを準備しているかと思いますが、その中に食品用ラップは入っていますか?
今回、地震が起こったことであらためて災害時の備えを見直したのですが、いろいろ調べてみると、食品用ラップは思った以上に使えるようなんです。
そこで、いざという時のために、どんなふうに活用できるのか試してみました。
①食器洗いのスポンジ代わりに
大きな災害が起こるとライフラインと呼ばれる、水道、電気などが使えなくなる可能性があります。
あらかじめ水を備蓄していたとしても、限られた量なのでできるだけ節約して使いたいですよね。
食事をするときにはお皿にラップを敷いてから、その上に食べ物を置けばお皿が汚れることを防いで、食器を洗わずに済みますが、もし食器が汚れたらラップの出番です。
まずラップを丸めます。
手のひらにすっぽり収まるくらいの大きさで十分ですよ。
この丸めたラップに、本当に少量の洗剤、水をつけて手でもみもみすると、あっという間に泡立ちました!
これ、いつも使っているスポンジよりも圧倒的に泡立ちが良すぎてビックリ!!
泡立てたラップでお皿を磨き、水でさっと洗い流せば
ご覧のとおりすっきりきれいに。
これ、普段の生活でも使えるワザですよね。
②生ごみのニオイ防止に活用
災害があると通常の生活習慣は崩れ、ごみ収集なども定期的に行われなくなります。
そうなると生ごみなどもある期間家庭で保管しておかなければいけないですよね。
そんなときにも、ラップが大活躍。
ニオイを発生してしまいそうなものをラップでしっかり包んでからごみ袋に捨てると、ある期間ごみ箱で保管していてもニオイづらくなります。
ちょっとした工夫ですが、やるのとやらないのとではかなり違うので、ぜひニオイが気になるものは包んで捨てるようにしましょう。
③ラップが強度のある紐に変身
被災時、なにかと使えるのが「紐」。
でも、すぐ手元に紐がなかった時にはラップがその代わりになるそうなんです!
少し長めのラップを準備します。
準備したラップを端からくるくると巻いていくと
細長い紐の完成です!
こんな感じで普通の紐のように物を束ねることができます。
あと、ラップってそのままのときはふにゃふにゃで柔らかいですが、巻いてみるとかなりしっかりした紐になるので、何か重いものを吊り下げたいときなどにも十分活躍してくれますよ。
④ちょっとしたメッセージボードにも
被災すると通信環境も悪くなり、携帯電話が使えなくなったりすることもあります。
そうなると、家族でさえ連絡を取ることが難しくなる可能性も。
そんなときに、ラップにマジックで伝えたいことを書き、窓やドアなどに貼り付ければメッセージボードの役割も果たしてくれます。
あと、避難先で紙が手元にないときには子供たちのお絵かき帳としても使えますね。
今回紹介した以外にも、手をラップで覆えば手袋代わりになって衛生面で助かったり、ラップで覆ったタオルを体に巻くと保温効果もあったりして何かと便利です。
必ず防災グッズに入れておきたい「食品用ラップ」
防災グッズの中に、意外とラップって入っていなかったりしませんか?
我が家もそうでした。
でもラップが一つあるだけで、こんなにいろいろ使い道があるとは…ビックリです。
何も起こらないことが一番ですが、何か起こってしまったときのために、いろいろな防災知識を身に付けておき、落ち着いて行動できるようにしたいですね。
取材・文/JUNKO
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