こんにちは。家事コツ研究室・食いしん坊研究員のFumiです。
お得に見えて、大袋で買ったミカンやリンゴ。気づいたら1、2個腐っていた! が~ん…。
なんてことありませんか?
こんなとき、罪悪感に苛まれる私としては、「食べごろを今にも過ぎそうなフルーツを、なんとか長く保存できないものか?」と真面目に考えてみました。
ピーンと来たのが、ドライフルーツを手作りすること。
ドライフルーツって、買うと結構いいお値段しますよね。でも、余ったフルーツの保存用に自分で作れるなら最高じゃないでしょうか。
さっそく、ドライフルーツ作りの書籍やらインターネットの情報をあれこれ調査。その結果、「これなら初心者でもできる!」と思ったものに挑戦してみました。
天日干しなら、ドライフルーツ作りは超カンタン!
まずはリンゴの天日干し。使った材料はミカン、リンゴ。必要な道具は、ナイフとまな板、網くらいです。
<ドライリンゴの作り方/天日干し編>
1.リンゴを皮ごとスライスする
りんごを5mm厚にスライス。芯の部分は、ペットボトルのフタでくり抜いて取り除きました。
2.ザルに並べて干す
間隔を開けてザルに並べ、お日様の光が当たる、風通しがいいところに置きます。途中、1回裏返して干すだけ。これで終了。
天気が良かったので、3時間ほど干したらセミドライ状態になりました! 簡単過ぎる~。
食べてみると、酸味よりも甘みが立っている印象。生のシャクシャク、ジューシーな食感もいいけど、セミドライのくにゅくにゅ食感も美味。少しずつ、好きなタイミングで食べられるのもうれしいです。
ミカンを部屋干しして排気ガス対策。ワックス除去もしてみた
切って干すだけで作れるなんて、カンタン過ぎる! と喜んだドライフルーツ作り。でも、ふと気づいたのが、
「お外に干すと、排気ガスってどうなの?」ということ。そこで2回目のドライフルーツ作りは、室内干しをしてみました。今回使った素材はミカン。
<ドライミカンの作り方/部屋干し編>
1.ミカンのワックスを洗い流す
表面にワックスが付いているかどうかわからなかったので、念のためワックスを除去。ミカンを熱湯に1分ほどつけて、軽くこすって表面のワックスを取りました。ほかには塩でもみ洗いして取る方法などがあるみたいです。
2.スライスし、ザルに並べる。
ミカンを皮ごと7mm厚にスライスし、間隔を開けてザルに並べます。室内で、お日様の光が当たる窓辺などに放置。私は通販で調達した「野菜干しネット」にザルごと入れて、ハンガーラックにひっかけておきました。排気ガス対策なので、窓も開けません。
3.そのまま3日ほど室内に放置
色々調べてみると、ミカンも天日干しなら3、4時間干せばでき上がるようでしたが…。
室内で窓を閉めている状態では、乾き具合が微妙だったので、そのまま放置。切り口が両面あるものは時々裏返しました。
2日目は曇り。3日目はよく晴れた日で、窓越しに日光が当てられました。3日目の14時頃には皮がパリッと硬くなっていたので、これでよし!とすることに。
食べてみると、実はジューシーさが少し残っています。切り方がちょっと厚かったかな?
甘みは生とそれほど変わらないかも。皮はギュッと噛みしめると柑橘類独特の爽やかな香り。
ひとつ、紅茶にも入れてみました。ミカンの香りがほんのりプラスされます。最後に残る、紅茶が染みたミカンがおいしかったです♪
ただ、室内干しでドライフルーツを作ると日数がかかるし、乾き具合もイマイチかな~と思ったのが正直なところ。排気ガス対策ができるのはうれしいのですが。
電子レンジでドライフルーツを作ると味はどう?
電子レンジやオーブンでのドライフルーツ作りも調べてみました。
オーブンで作る方法は、60分ほど高温にかける方法などがあったのですが、「電気代が気になって、今後は作りそうもない…」と思ったのでトライせず。電子レンジで作る方法を試してみました!
<ドライリンゴの作り方/電子レンジ編>
1.リンゴを切って、お皿に並べる
「ドライリンゴの作り方/天日干し編」と同様に、りんごをスライスして芯をくり抜きます。クッキングペーパーを敷いた耐熱皿に間隔を開けて並べます。
2.電子レンジで加熱を4回以上繰り返す
500Wの電子レンジで2分間加熱。一度取り出して水分をクッキングペーパーで拭き取り、リンゴを裏返します。
そして、再び500Wで2分間加熱。これを2回繰り返します。
わが家の場合、これでセミドライになり、一部のリンゴはちょっと焦げてカリカリになりました。
焦がさないように加熱をさらに繰り返して、よりドライにするレシピも見かけましたが、今回はこれでストップ。電子レンジやリンゴの厚みによって加熱回数を調整するとよいかもしれません。
3.ザルに並べて乾燥させる
ザルや網に並べて風通しがいいところに置きます。これで完成!
味のほうはと言うと…。おそらく失敗で「付いてしまった焦げ目」が香ばしく、逆によかった(笑)。甘みも凝縮されています。
排気ガス対策ができる上に、室内干しよりも早く作れるのもいいですね!
難点は、何度か加熱を繰り返す手間がかかるのはちょっと面倒なこと。天日干しできる環境なら、やっぱり天日干しで作りたい!かも。
冷蔵庫で3日間を目安に食べ切るのがおすすめ
最後に。肝心の保存期間について。「どれくらいの日数保存できるか」という情報は、書籍やサイトによってマチマチでした。
セミドライの場合、短いものでは保存袋に入れて冷蔵庫で3日間、長いものでは1週間など。素材や乾燥具合によっては数ヶ月保存できる場合もあるようです、
今回、私は部屋干しをしましたし、乾き具合もイマイチだったので、3日ほどで食べ切りました。生のものよりは若干、日持ちがするのと。カサが減って消費しやすいので、まあ満足です♪
まとめ
ドライフルーツ作りは本当にカンタン! これからもいろいろなフルーツでやってみようと思います。
フルーツを皮ごと食べられて無駄がないし、小腹が空いたときのおやつにもぴったり、フルーツが余っているとき、保存方法としてよかったら試してみてくださいね、
写真・文/北浦芙三子
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