捨てる前にもうひと仕事！レモンを掃除に活用する３つの方法

レモンのクエン酸パワーでマルチに活躍！

レモンと言えば、空揚げに果汁を絞ったり、紅茶に浮かべてレモンティーにしたりと、主に食用として使うことが多いと思います。
また、ビタミンCが豊富で、疲労回復や抗酸化作用もあって健康や美容に良いことも知られています。

でも、レモンには体をきれいにする以外にも、実は家の中もきれいにしてくれる力があることをご存じでしょうか？
それはレモンの主に果汁に含まれる「クエン酸」と、皮に多く含まれる「リモネン」という成分が大きな働きをしてくれるようです。

では早速レモンを使って、いろいろなところを掃除してみましょう。
もちろんもったいないので、料理で使ったあとのレモンを使いましたよ！

蛇口の水あかがピカピカに！

まず最初に、蛇口の水あかの掃除をしてみます。

毎日すごい頻度で使う蛇口は、常に水で濡れた状態ですよね。
そうなると、気づけば水あかがびっしりついて、こんな感じにくもったりしていませんか？新築当初のあの輝きはいずこに！？

そこで、レモンの果肉部分をこすりつけるように水あか部分を磨くと・・・

見てください！蛇口にこびりついていた水あかがすっきり取れて、新品のような輝きに☆
レモンに含まれるクエン酸という強い酸が、アルカリ性である水あかを中和して落ちやすくしてくれるので、磨くだけでピカピカに！早速レモンパワーを実感です。

さらにがんこな水あかには、レモン果汁をしみこませたキッチンペーパーで覆い、しばらく置いてからふきとると、しっかり水あかが取れますよ。

ポットのカルキもごっそり！

次に試したのは、ポットのカルキ掃除。

我が家はインスタントコーヒーをよく飲むので、ポットを使う頻度が多いのですが、外側を拭いたりするものの、なかなか中まできちんと掃除できていませんでした。

そこで、恐る恐るポットの中底を見てみると、カルキがびっちり！
これで沸かしたお湯でコーヒーを飲んでいたのかと思うと、ちょっと気持ち悪くなってきました…。

こんなカルキにもレモンが大活躍してくれます。
まず、ポットの中にスライスしたレモンを入れます。

そこに満タンになるまで水を入れたら、ふたをして沸騰させます。
沸騰したらこのまま約1時間放置します。

1時間後ふたを開けてみると、こんな感じに。
あれっ、さっき見えていたカルキがなくなってる！？
放置したお湯をいったん捨て、そこに再度満タンに水を入れ、沸騰させてそのお湯を捨てれば完了です。

結果はご覧の通り。
びっちりあったカルキが、魔法のように見事にごっそり落ちているではありませんか！！
これはかなり気持ちいいし、すごい効果ですよね。
恐るべしレモンパワー。

電子レンジの庫内もすっきり！

最後に掃除したのは、電子レンジの中です。

買ってきた食べ物を温めたりして、知らず知らずのうちに油で汚れたりしていませんか？
実は油などの汚れが電子レンジの庫内に付着していると、熱効率が悪くなって食べ物がなかなか温まらず、余計な電気代がかかってしまうんだとか。

ちなみに、我が家の電子レンジも改めて見てみると特に扉部分が油まみれになっていました。。。

こんな油汚れにも、レモンが使えるんです。
まず、カップの中に皮と水を入れ、それを庫内に入れて500Wで4分ほど加熱します。

そして、扉を閉めたまま5分ほど放置することで、庫内にレモン水の蒸気を充満させます。
今回レモンの皮を使いましたが、皮には油を溶かす働きがある「リモネン」がたくさん含まれているので、庫内に蒸気を充満させることで、油汚れをゆるめてくれる効果があるのだそう。

5分後、メラミンスポンジで早速扉を磨いてみました。
軽くこすっただけで、見てください、この汚れ！
今まで見えにくかったのであまり気にしていませんでしたが、こんなに汚れていたとはショック…。
でも逆にしつこい油汚れがこんなに簡単に落とせるとは驚きです！

掃除し終わった扉は、とってもクリアに☆

レモン1個で家じゅうすっきりさわやか！

今回1個のレモンで3か所を掃除してみましたが、どこも想像以上に簡単に汚れが取れて、レモンパワーのすごさを実感しました。
しかもレモンには汚れを落とすだけでなく、抗菌・防臭作用・抗ウイルス作用もあるので、掃除した後も清潔感をキープしてくれますよ。

また、レモンの特徴であるさわやかな香りが掃除後にも続くので、気持ちまで明るくなりました♪
これからくる憂鬱な季節は、ぜひレモン掃除で気持ちよく乗り越えていきましょう。

取材・文／JUNKO

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