子どもたちは臨時休校、大人は在宅勤務と、家族で家にこもる生活が続くと、イライラすることが増えませんか?
誰かがイライラしていると他のメンバーの機嫌まで損ねてしまうことも。コロナのせいで家から出られない、とネガティブに受け止めてしまうと、家にいる時間を楽しめなくなってしまうのでは?
むしろ、家に長くいられるからこそできることがある、とポジティブに考えて、時間がなくて後回しにしていたことや、いつか作ってみたいと思っていた凝った料理に取り組んでみると、充実感や達成感を味わえるかもしれませんよ。
もともと暮らしを楽しむことに前向きな暮らし二スタさんたちは、突然与えられた“おうち時間”をどんなふうに過ごしているのでしょう。
時間に追われずに作るごはんやおやつ。食材の色や香りの変化も味わいます
最初にご紹介するのは、暮らし二スタのレシピ番長こと青山金魚さんから届いたアイデア。ほうれん草のおひたしを作るとき、下ごしらえとして「しょうゆ洗い」を行うと、各段においしくなるのだそう。ひと手間かけた分、ゆっくり味わって食べるのにふさわしい一品に仕上がるのですね。
▲青山金魚さんの投稿「しょうゆ洗い♡劇的に美味しい!ほうれん草のおひたし【ひと手間】野菜の下ごしらえ」より
次は、ともこ姉さんさんの、これを一から家で作っちゃうの⁉という焼き菓子のレシピ。冷凍の生地を利用すれば手軽だけれど、材料を計量し、生地を練って伸ばしての工程を経るにつれて膨らんでいく期待感。煮ているりんごの甘酸っぱい香り。こんがり艶やかなアップルパイが焼き上がった瞬間の感動たるや!
▲ともこ姉さんさんの投稿「発酵バターで生地から作るアップルパイ」より
外出を制限されると大人ですらストレスがたまるのに、子どもたちの欲求不満はいかばかりか。でもこんなときは、家に居ながらピクニックやお花見の気分を味わっちゃおう!と提案するのはK .brocante さん。手作りのサンドイッチをお店のようにラッピングすれば、気分も上がること請け合いです。
▲K .brocante さんの投稿「今こそおうち時間」より
家の中にあるモノはすべて、住人の機嫌に作用するインテリア
インテリアはおうち時間の快適さへの影響が大。戎谷洋子(Yoko.E)さんのゴミ箱選びについての投稿が参考になります。間に合わせで妥協せず、理想的なゴミ箱に出合えるまで選びに選んで入手したので、そのゴミ箱をこれまで一度も買い替えたいと思ったことがないそうです。
▲戎谷洋子(Yoko.E)さんの投稿「ゴミ箱もインテリアとして選び抜く。ゴミ箱だって好きになる!」より
インテリアに季節の花やグリーンを取り入れるのが上手なasamiiimasaさんからは、五感を使って心をほぐしましょうという提案が届いています。花瓶に挿した花で視覚を、音楽をかけながらのアロマセラピーで聴覚と嗅覚が、お気に入りにスイーツで味覚が、ペットと遊ぶことで触覚が刺激されます。
▲asamiiimasaさんの投稿「自分を満たすおうち時間。」より
古家具や古雑貨が好きというjunkaさんは、空き箱のリユースもお手のもの。サイズが不揃いなことを逆手にとって、引き出しの中にしまう雑多なモノの整理に活用しています。それに引き出しの中なら、箱の色柄やデザインに統一感がなくても気になりませんね。
▲junkaさんの投稿「空き箱の再利用は引き出しの中で使っています」より
「心地よくいられるための家事」を楽しんでいるひとの実例集
上でご紹介した暮らしニスタさんの投稿のように、部屋がすっきり片づいたときの爽快感や、おいしい料理をつくれたときの充足感は誰しもが享受できる日常の幸せ。
つまり、「いい気分」は家事でつくれるのです!そんな「いい気分」づくりの達人たちに、「自分や家族が心地よくいられるための家事」の心がけとアイディアをうかがった本が発売されました。
YouTubeで自分のチャンネルをもち、ブイロガーとして活躍されているasako(hibi hibi)さん、futabaさん、Hanamoriさんは、本書で毎日の家事ルーティーンを公開。掲載されているORコードかURLからアクセスすれば、家事の流れを動画でも視聴できます。まるで目の前で家事が行われているようなリアルさは感動的!
▲こちらはasako(hibi hibi)の家事ルーティーン動画 ←をクリックして視聴してください。
家事好きブイロガー3名の言葉
「料理を億劫に思わないように、できるだけ毎日きれいな状態をキープするようにしています。特に五徳まわりがピカッとしていると、自然とキッチンに立ちたくなるから不思議。…」by asakoさん
「朝起きて、まずはベッドメイク。その後、洗濯やふきんの煮沸、掃除など一連の家事を朝の間に終わらせます。順番に家事をこなすと達成感を得られるのと、毎日同じルーティーンで掃除することで、汚れがたまらず、毎日の掃除をささっと終えられるのがいいところ」by futabaさん
「テーブルや棚はDIYです。既製品を買うほうが速いし安いのですが、好みのものが見つからず自分でつくることに。手をかけてつくったものだから、掃除のときも大切に扱おうと思えます」by Hanamoriさん
本書にはブイロガーの3名のほか、本や映画が好きなIさん、エッセイストの山本ふみこさん、ショップオーナーの石川博子さんの計6名が登場し、自分をご機嫌にしてくれる “家事”について語ります。
本書は、効率よく炊事や洗濯をこなすためのHOW TOを紹介する本ではありません。読み終えたとき、「こんなふうに家事を楽しめる自分になれたら、気分いいよね」という、これまでとは違った家事との向き合い方に気づかせてくれる本です。
ひとり暮らしをはじめたばかりの頃や結婚当初は楽しめたはずの家事が、いつからか義務になってしまったという人にこそおすすめします。
自分の機嫌は「家事」でとる
●発行:主婦の友社
(Amazon)
(kindle)
(楽天books)
まとめ/暮らしニスタ編集部
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます