こんにちは。「家事コツ研究室」研究員Oです。
平成25年にユネスコ無形文化遺産に選ばれた「和食」。みなさんもご家庭でよく作られると思いますが、和食になくてはならないものの1つに薬味がありますよね。その中でも“わさび”はつけても良し、和えても良しと、万能薬味として昔から重宝されてきました。
今ではチューブ入りのものがあるので、気軽に料理にも使えて便利なのですが、たまに「もっと生わさびのようなピリリとした辛みがほしいな」というときはありませんか?
そんなわさび好きにおすすめの情報があります。それは、チューブわさびに〇〇を加えるだけで、生わさびのような辛み、食感が味わえるようになるんだとか。これは気になりますよね。そこで、早速この情報を調べてみました。
チューブわさびに“冷凍大根おろし”を混ぜるだけ!
チューブわさび+〇〇=生わさび風って何だと思います?正解は、「冷凍大根おろし」なんです。大根おろし、しかも冷凍ってどういうこと!?ってなりますよね。
それでは、これが本当に成り立つのか、実際に作ってみました。
<材料>
大根…適量
チューブわさび…適量
準備するものはたったの2つ。これさえあれば、家庭でも“生わさび”が味わえるとは驚きです!
<作り方>
まず冷凍大根おろしを準備します。
1、大根を輪切りにし、皮をむく
大根を2㎝厚さの輪切りにし、皮をむきます。
2、大根をラップに包んで、冷凍する
輪切りにした大根を1つずつラップで包み、冷凍庫に入れてカチコチになるまで冷凍します。個人的には今まで大根を冷凍したことがないので、どんな感じになるのかドキドキです。
3、冷凍大根をおろす
冷凍室からしっかり凍った大根を取り出し、おろし器でいつものようにおろします。凍った大根の見た目は冷凍していないものとあまり変わりませんが、とにかくおろしているときは手が冷たい!(苦笑)。
休み休みしながら作った大根おろしはこんな感じに。冷凍していない大根おろしに比べると、ふっわふわでまるでかき氷のよう♪これで「冷凍大根おろし」の完成です!もちろんこのまましょうゆをかけて食べてもおいしいですよ。
4、水気を絞る
ここからはチューブわさびを“生わさび”に変身させる裏ワザを紹介します。さきほど作った冷凍大根おろしはたっぷりの水分を含んでいるので、適量を手に取ったらしっかり握って、水気を絞りだします。どれくらいの水分量を残すかはお好みですが、たくさん水気が残っていると、“生わさび”を作ったときにべちゃっとしたわさびになってしまうので、最初は水気をしっかり絞ることをおすすめします。
水気を絞った冷凍大根おろしはこんな感じです。
5、冷凍大根おろしとチューブわさびを混ぜる
4の冷凍大根おろしを適量取り、お皿に入れたらそこにチューブわさびをこちらも適量絞り出します。
あとはまんべんなく均一になるように混ぜ合わせれば完成です!
出来上がりはこんな感じ
冷凍大根おろしとチューブわさびを混ぜ合わせるとこんな感じに。まずチューブわさびの色と比べると、濃い緑色からほんのり緑色がついているような感じになりましたね。また大根おろしの水分が加わったことで、見た目的にもおろしたての生わさびのように、ふっくら優しい感じになりました。
いよいよ味見をしてみると、見た目の柔らかさとは全く違い、食べた瞬間にツーンと鼻にくるくらい辛みが強く、まさしく「生わさび」という感じ。しかも、ただ単に辛くなっただけではなく、味に奥行きがプラスされ、チューブわさびとは思えないほどの“本物感”が出ていました。
大根おろしを加えるだけでこんなに本格的になるとは驚きです!
お刺身に冷凍大根おろしを添えてみました。これだけで、ちょっと良い和食屋さんの雰囲気が出ていませんか?笑。もちろん刺身との相性は抜群で、少量のわさびをつけただけでもいつもの刺身が一気にグレードアップされていました。
冷凍大根おろしで作った“生わさび”で、もっと和食を楽しもう
家で本物の生わさびを味わうことはなかなか難しいと思いますが、冷凍大根おろしを使った“生わさび”なら、かなり手軽に本格的な味を味わうことができますよ。むしろ、この味を知ったら、チューブわさびだけでは物足りなくなるかも…。
わさびには辛さをプラスするだけでなく、食材の味を引き出す効果もあるので、ぜひ手軽な“生わさび”でもっともっと和食を楽しんでいきましょう。
取材・文/JUNKO
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