こんにちは!「家事コツ研究室」研究員のメガネKです。
ようやく梅雨が明けたと思ったら、いきなりの猛暑。カラダの熱をとってくれる旬の夏野菜をもとめてスーパーへ。冷夏&長雨の影響で高値だった夏野菜もようやく旬価格に。安く売っているときにまとめ買いしたいものの、夏野菜は長期保存に向かないものも多く、ダメにしてしまっては元も子もありません。
きゅうりを、なんとか食感を損なわず保存できないか調べてみたところ、「塩もみきゅうりの冷凍保存」でパリパリ食感が保てるらしいと聞き、試してみることにしました。
食感を残す秘訣は「塩で揉む」だけ
まずは食べやすく切る
あまり大きく切ると塩で揉んだときに水分が出なくなるので、輪切りや斜め切りがおすすめです。
写真は縦半分に切ってから、斜め切りにしたものです。
適量の塩をふって揉み、10分ほどおく
きゅうりの分量に対して2~3%の塩が基本です。だいたい、きゅうり3本で小さじ1の塩が目安。そのまま10分ほどおいて水けを出します。
軽く絞ってラップに包む
出てきた水けを軽く絞ります。漬けるわけではないので実を潰さないように軽くで大丈夫です。できるだけ空気をぬいてラップに包み、冷凍庫へ。
水にさらして解凍
使うときは、そのまま水にさらして解凍させます。薄切りなのでさっと洗う程度でもあっという間に解凍してすぐに使用可能です。
実際の食感はいかに!
比較のために、塩もみなしで冷凍したものと食べ比べてみました。
塩で揉んだものは、さずがに生のようなシャキシャキ感はありませんが、パリパリっとした歯ごたえ! かなりしっかりとした食感が残っています。色味も鮮やかなままでした。
塩もみせずに冷凍したものも、思ったより食感が残っていましたが、逆にきゅうり独特のえぐみが増したように感じます。実の部分の色味もよくありません。塩もみしたことで、味もついて美味しくなったようです。
薄切りでも食感は保てる?
たくさんのきゅうりを切るのは面倒だなと思い、スライサーでまとめて下ごしらえできないかと、こちらでも試してみました。
薄く表面積が増えた分、塩で水気が出るのも早かったです。水でもどすときに、張り付いて破けやすいので、無理せず自然にばらけるのを待つのがよいようです。
肝心の食感ですが、厚めに切ったものとほぼ遜色ありません! 歯切れもよくメガネKはこちらの方が好みなくらいでした。
大小いろいろなサイズで冷凍しておけば、あえ物はもちろんのこと、ポテトサラダに混ぜたり、彩りに添えるにも便利です。塩揉みしているため、味の濃い食材と合わせても水っぽくなりません。薄切りにしたものは混ぜやすく、斜め切りにしたものは冷やし中華の具材としてボリューム出しにも役立ちそうです。
まとめ
今まで保存に向かないきゅうりは、買ったらすぐに食べきるのが基本でした。せっかく安くまとめ買いしても、早く使いきらなければ!とプレッシャーがかかっていましたが、この方法なら無駄なくコスパも◎。解凍後も2~3日は冷蔵でおいしくいただけます。一度お試しあれ!
取材・文/久賀友美
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます