Q:「終業式に持ち帰った荷物がいつまでも部屋の隅っこに放置されてます。新学期の前日に慌てないためにはどうすればいいの?」
お道具箱に絵の具セット、鍵盤ハーモニカ、防災頭巾、上履きに作品と、学期末は学校から持ち帰る荷物がいっぱいです。子ども部屋に持って行ってくれたとしても、中身が更新されないまま新学期前夜を迎えて、「ママー!明日持ってくのりがないんだけどー!」なんて呼ばれたことありませんか?
A:「夏休みの最初にすべきは、夏休みの計画を立てるよりも先に“新学期準備”です!」
持ち帰った荷物を何日か放置すると、徐々にその景色に慣れてしまい、ごちゃっとした中で夏休みを過ごすことになってしまいます。
そうなる前に、夏休みが始まったばかりのお子さんのテンションが高いうちに、自分の持ち物は自分で準備してもらうのはいかがでしょうか?
① まずはランドセルを空っぽに
ランドセルの底に転がっている小さな鉛筆やマチに挟まったままのティッシュなどすべて出して空にし、中の細かなゴミも払います(これは男子だけでしょうか?!)。埃や汗で汚れているので、中も外も吹き上げます。
お母さんがやる方が早いですし綺麗になりますが、ここはすべてお子さんに任せましょう!
毎日お世話になっているランドセル。自分のモノは自分で手入れすることで愛着がわいて大事にする気持ちも芽生えます。
② 次はお道具箱の補充と整理
お子さんにお道具箱の中身を全部出してもらい、補充の必要なクレパスやのりなどをチェックします。買い足しが必要なモノは、お買い物メモを書いてもらいます。メモをもとに一緒に買い物に行ったり、大きなお子さんでしたら自分で買いに行けると尚いいですね!
その後、使用頻度を確認しながら、お子さんが使いやすい方法を一緒に考えます。「ハサミが奥にあると出すのが面倒だな」「モノが重なり過ぎると探しにくいな」など、お子さんが日頃感じていることを聞きながら、楽に出し入れできるようにモノの“住所”を決めるサポートをしてあげましょう。
③ 親が用意するモノもこのタイミングで
●雑巾 ⇒ 記名も済ましてランドセルに入れておく
●上履き ⇒ 洗う、サイズアウトの場合は買い替え
●防災頭巾カバー⇒ 手あか汚れを洗う
など、お子さんと一緒に済ませてしまいましょう。
補充の買い物などはちょっとしたことですが、うっかり忘れていると、新学期の前夜に慌てて上履きを買いに走るなんてことも。前もって出来ることは、夏本番前の涼しく余裕のあるいまのうちに!
④ 荷物は子ども部屋の一角にまとめて保管して終了
机の上や部屋の入り口など、目に付くような場所に直置きすると、一気に部屋が雑然としてしまいますし、思いっきり遊ぶこともできません。
我が家は、子ども部屋のクローゼットの引出しの上を常に空けておき、大型作品や不意の持ち込み物の置き場としています。
荷物をまとめておけば、新学期も楽に登校出来ますね。
我が家は普段、ランドセルをダイニングに置いているので、ダイニングからランドセルがなくなるだけで、子どもは一気に休みモードになって気分がいいようですよ。
身の回りも気持ちも、すっきりさっぱり!新学期準備完了で、気分良く夏休みをスタートできます。ただでさえ暑くて怒りっぽくなる夏休み、少しでも仲良く穏やかにお子さんと過ごしたいものですね。
教えてくれた人:くらしスリムさん
東京在住のライフオーガナイザー®・クローゼットオーガナイザー 鈴木裕子さん。 すっきり=楽チン=ストレスフリー=家族にやさしい。 「好き」と「心地よい」に囲まれた家づくりを研究中。ご夫婦と中2の長女、小5の長男の4人家族。
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