低カロリーで食物繊維も豊富、満腹感も感じやすいこんにゃくは、普段の食事はもちろん、カロリーを抑えたい時でも罪悪感なく食べられるのが嬉しいですよね。
そんなこんにゃくですが、どんな方法で保存するのが望ましいのでしょうか。今回はこんにゃくの保存方法について解説します。
こんにゃくの保存方法はどうしたらいい?
開封前
開封前なら冷蔵庫で、室温や湿度が高い時期でなければ常温でも保存できます。常温保存の場合は、直射日光が当たらない涼しい場所で保管しましょう。
開封後
封を切った後は、袋に入っていた液体を捨てずに容器に入れておきます。液体の中にこんにゃくをつけるようにして入れ、フタかラップをして冷蔵庫に入れて保存しましょう。
市販のこんにゃくの袋に入っている水には、殺菌作用のあるアルカリ水が入っているため、保存のもちもよくなります。袋に入っていた水を捨ててしまった場合は水道水でも問題なく保存できますが、もともと入っていた液体に比べると少々傷みやすくなります。
こんにゃくの保存期間の目安
開封前の市販のこんにゃくは、30〜90日ほど保存が可能です。ただ、時間の経過とともに本来の食感などが失われていくため、なるべく早く食べたほうが良いでしょう。
開封後の保存期間は、冷蔵庫で保存する際は前述した保存方法で水道水に浸けた場合2〜3日程度、アルカリ水を使って保存する場合は1週間程度が目安です。
こんにゃくって冷凍保存できる?
こんにゃくを冷凍保存すると、解凍する際に水分が抜けてスポンジのような状態になります。こんにゃく本来の弾力性は失われてしまいますが、肉のような食感に変化するため、あえて新たな食感を楽しんだり、料理に活用したりことができます。
冷凍保存する場合は、まずこんにゃくを手でちぎるか、包丁で適当な大きさにカットします。そのままフリーザーバッグや容器に入れて冷凍庫で凍らせてもいいですし、味が染み込みやすくなるように塩もみをしてから2〜3分茹でてアク抜きをしてから冷凍すると、調理する際によりおいしく仕上がります。
解凍する際は、自然解凍か流水もしくはお湯をかけて解凍し、手で水をしぼり、キッチンペーパーなどで包んで水気をよく切ります。
冷凍保存したこんにゃくを使ったレシピ
冷凍したこんにゃくは解凍すると食感がまるでお肉のように変化します。しっかりと下味をつければ、中身がスカスカになったこんにゃくに味が染み込んでおいしく仕上がります。なかでも、冷凍こんにゃくを使った唐揚げはジューシーな歯ごたえが魅力で、カロリーを気にせず食べられると人気です。
また、冷凍こんにゃくを使ってきんぴら炒めにするのもおすすめです。コリコリとした食感が特徴で、定番の一品が一味違った仕上がりに。
ごま油香るそぼろきんぴら
【材料(作りやすい量)】
ごぼう…1本
にんじん…1/4本
千切りこんにゃく…1袋
合い挽き肉…200g
白ごま、ごま油、輪切り唐辛子…適量
(お肉の下味)
A醤油、みりん、酒…各大さじ2
(全体の味付け)
B醤油…大さじ2
Bみりん、酒、砂糖…各大さじ1
下準備が済んだらフライパンに油をひかずひき肉を入れて、色が変わるまで炒め、一度取り出します。次にフライパンへごま油、輪切り唐辛子を入れ香りが立ったら、ごぼう、にんじん、こんにゃくを入れ、中火で炒めてお肉を戻し炒め合わせて味付け。最後にごま油をひと回ししたら完成です。
2019.03.19普通のきんぴらも美味しいけれど、そぼろきんぴらにしてさらにご飯がすすむおかずに(*^^*)こんにゃくも入ってボリュームアップ!続きを見る
こんにゃくを使った保存食レシピ
料理をできるだけ長く日持ちさせるには、しっかりと加熱し、砂糖や塩などを使って味付けを濃くすること、汁気をしっかりと飛ばすことなどがポイント。冷蔵庫に入れておけば1週間程度保存が可能です。お酒のおつまみやお弁当のおかずにもピッタリですよ。
ヘルシーな1品に♪ピリ辛こんにゃく
【材料(3〜4人分)】
こんにゃく(あく抜きいらない)…250g
ごま油…大さじ1
輪切りとうがらし…小さじ1/2
醤油…大さじ2
本みりん…大さじ2
きび砂糖…小さじ1
鍋にごま油と輪切りとうがらしを入れ、一口大の大きさに切っておいたこんにゃくを入れて炒めます。きび砂糖、醤油、本みりんも加え、こんにゃくに味がしみこんだら完成です。
2019.03.22こんにゃくを使ったヘルシーな1品です。サッと炒めて煮るだけなので簡単に作れます。続きを見る
まとめ
こんにゃくを保存する際は、もともと入っていたアルカリ水を捨てずに一緒に容器に入れ、冷蔵庫で保存するのが一般的です。水道水でも同じように保存できますが、アルカリ水に比べると少々傷みやすくなります。
また、冷凍保存すると冷蔵保存よりも長持ちしますが、解凍後に中身がスカスカになるため食感が変わります。あえて冷凍してその食感を楽しめるレシピに挑戦してみるのもいいですね。
家計にもやさしく、ヘルシーなこんにゃくは、賢く保存して日々の食卓のレシピに役立てましょう。
名前によって損したり得したりしているアラサーフリーライターです。昨年突然の湿疹を伴うアレルギー症状に見舞われ、食事や生活習慣を改善したことで克服した経験から、オーガニック食品や漢方などに興味があります。
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