コラム

「こんなママでごめんね…」子育て中に自己嫌悪に陥るママたちの実情

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「こんなママでごめんね…」子育て中に自己嫌悪に陥るママたちの実情
育てをしていれば、初めてのことに戸惑ったり、ときに感情的になってしまったり…は当たり前のこと。けれど、自己嫌悪に陥ったり、子どもに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまったりすることもありますよね。
ママたちは、どのようなときにそうした気持ちにさいなまれるのでしょうか?子育て真っ最中のママ100人に聞いてみました。

【質問1】
わが子に対して「こんなママでごめんね」と思ったことはありますか?

【回答1】
ある   97人
ない    3人

ほぼ全員といっていい人が「ある」と回答。では一体、反省モードにスイッチが入りがちなのはどういったシチュエーションなのでしょうか?

【質問2】
どんなときに子どもに対して申し訳ない気持ちになりますか?

【回答2】
▼料理や裁縫が不得手
・「キャラ弁作りに失敗したとき『不器用でごめんね』と思いました」
・「お裁縫が苦手。サブバッグやシューズバッグなど簡単なものしか縫えないし、ピアノの発表会の衣装も手作りしてあげられませんでした」
・「裁縫も料理も苦手なため、娘に教えてあげられなくてごめんねと思います」
・「離乳食が全部レトルトのベビーフードだったとき」

料理や裁縫が苦手な女性は、母親になったときにコンプレックスに感じがち。だけど、見た目がよくなかったり作るのに時間がかかったりしても、一生懸命作ったものであれば、作り手の愛情はしっかりと伝わるものです。

▼勉強を教えてあげられない
・「自分があまり勉強をしてこなかったため、子どもが学校の勉強でわからないことがあっても教えてあげることができなかったとき」
・「娘の成績が悪くて、周りのお友だちがよくできているとき。これは遺伝だと思ったから」

子どもが勉強についていけずに悩んでいるなら、いっそのこと「教えてあげる」のではなく、親子で問題の解き方を考えながら、一緒に勉強してみるのも楽しいかもしれませんよ! もちろん、学校の先生などにきちんと教えてもらうことを前提で!

▼ママ友と比べてしまう
・「高齢出産だったので、若くて美人なほかのお母さんたちに気後れしてしまうこと」
・「出産が遅かったので、もう少し若くてキレイなお母さんだったら子どももうれしかっただろうなと思います。なので、必死で努力しています」
・「共働きなので、周囲のお母さんに比べて子どもにかけてあげられる時間が少なく、寂しい思いをさせていると思います」
・「運動が苦手な私は、親子でのリレーなどで一緒に楽しめないので申し訳なく思っています」

周囲の人の年齢や家庭状況はどうしても気になってしまうものですが、人と比べてネガティブな感情を抱いてしまうのはよいことではないですよね。ときには、同じ年代や境遇の人と思いをぶつけあうなどしてはいかがでしょう? 悩んでいるのが自分だけではないことがわかれば、気持ちがすっと軽くなるはず。

▼叱り過ぎ、八つ当たりしがち
・「ねちねち怒ってしまった後に反省することはしょっちゅうです」
・「子どもが言うことを聞かなかったときに腹を立てて、つい手をあげてしまったときです」
・「イライラしているとき、子どもの過去の失敗まで持ち出して長々説教してしまったとき」
・「生理前などでイライラしていると、子どもを注意しながらヒートアップしてしまい、気が付くと単に自分のストレスを発散しているだけになっているとき」
・「こちらがイライラしているときにヘマをされると、普段以上に当たってしまいます」

悪いことを悪いと諭すのは必要ですが、必要以上にきつく叱られると、子どもだって素直に改善できなかったり、最悪の場合、親のことを嫌いになってしまったりすることも。イライラしている自覚があるときは、子どもの目線に立って自分を見つめ、本当に子どものことを思って行動できているかを確かめましょう。

▼仕事との両立
・「仕事ばかりでいつも実家に預けていたとき、私が働いている会社の方向に泣きながら走っていったという話を親から聞かされたとき」
・「働いているときは、時間的な問題できちんとフォローできなくて申し訳なく思うし、働いていないときは経済的に余裕がなくて好きなことをさせてあげられないことを申し訳なく思います。容姿や才能に関しても、私がもっと優秀で美しかったら…と悩みは尽きません」

子どもが小さいうちは、とくにライフワークバランスについて悩む親は多いもの。仕事であまり一緒にいてあげられないのなら、その分、一緒にいられるときにたっぷり愛情を注いであげてくださいね。

ちなみに、【質問1】で「ない」と回答した主婦の一人は、「完璧なママでいる必要を感じていないので、多少自分勝手だったりできないことがあったりしてもいいと思う」と答えてくれました。確かに、そのくらいの気楽さで子育てに挑めば、心にも余裕が生まれて、子どもと一緒に毎日楽しく過ごせそうですね。

文/松本玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© Aliaksei Lasevich - Fotolia.com
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