ぐんぐん、布団に溜まる湿気。ダニや寝汗の汚れも気になって丸洗いしたくても、洗えない布団かもしれないし、どうしたらいいのか分からない……。
そんな暮らしの疑問を、暮らしニスタの公式アカウントでもある「家事の宅配カジタク 安心のイオングループ」さんに答えていただきました!
Q.そもそも、洗えない布団って? 調べる方法を教えて
A.水洗いができるかできないか、また、コインランドリーで洗えないものがありますので、初めに布団の取り扱い絵表示を確認しておきましょう。
洗濯機マークや手洗いマークが絵表示についていれば、家で洗うことが可能です。もし、水洗い不可となっていれば家での洗濯はできません。
又、手洗いマークやドライマークの表示がある場合、コインランドリーを使用すると布団の生地が痛み、中綿が出てしまうことがあります。ご注意を。
Q.布団をキレイにする方法を教えて
A.布団をキレイにするには、「家で洗う方法」「コインランドリーで洗う方法」「クリーニングを専門の会社に頼む方法」と大きく分けて3つの方法があります。
① 家で洗う方法
・洗濯機で洗う
洗濯機マークや手洗いマークがついた布団であれば、洗濯機で洗えます。
布団のサイズと洗濯機の容量を確認しましょう。無理矢理使うと洗濯機の故障にもつながります。基本的には洗濯機の取扱説明書をよく確認して使用しましょう。
洗濯機で洗える場合は、寝具用の大きいネットに布団を入れて洗います。布団はなるべく中の空気を抜いて小さくするのがポイントです。また、洗濯機に入れる前に中に水を張り、先に液体洗剤を溶かしておきましょう。洗い終わったらすぐに干します。
・お風呂で踏み洗いする
洗濯機に入らない大きさの布団は浴槽で洗います。最初に布団を四つ折りにしたらシャワーをかけて表面の汚れやほこりをしっかり洗い流しましょう。
予洗いが終わったら、浴槽の半分くらいに水またはぬるま湯を張り、液体洗剤を溶かします。布団全体を軽く押し洗いしたら、水を入れ替えます。これを真水で2〜3回繰り返して、すすぎは終了です。
1時間ほど放置して大体水が抜けたら、干場に持っていき干しましょう。乾くのには相当な時間がかかるので、天気が悪い日は避けるのが無難です。
② コインランドリーで洗う方法
手洗いマーク、ドライマークがついていない布団の場合はコインランドリーがおすすめです。
洗う前に、まず布団をくるくると巻いてロール状にし、小さくします。2〜3か所ひもで縛っておくと型崩れ防止になり、中綿の寄りも防ぐことができます。
・洗濯機の選び方
次に使用する洗濯機を選びましょう。布団がぎりぎり入るような小さめの洗濯機は料金が安いですが、脱水がうまくできず乾燥に時間がかかってしまうことがあります。
ここは余裕のある大きさのものを選び、布団を入れた時に上に十分な余裕のあるものにしましょう。
もし、布団専用の洗濯機があるのなら、大きめでなく中くらいのものでも大丈夫。布団を入れたらふたを閉め、お金を投入します。自動で洗剤が出てくるタイプではないときは、ダメージが少なめのおしゃれ着洗い用洗剤を使用しましょう。
洗濯機が動き始めたら、うまい具合に布団が回転しているか、しっかり洗えているかをしばらく確認します。
・乾燥が大切
そして、布団洗いの重要なポイントが乾燥です。洗い終わった布団を、大きめの乾燥機に移します。
ここでも、小さめの乾燥機に入れてしまうと乾燥に時間がかかり、生乾きになって変な臭いやカビの原因になることがあります。目安としては、布団が乾燥機の3分の1くらいのものがベスト。
また、温度設定ができる場合は高温に設定し、最低でも1時間は乾燥時間を取りましょう。布団の表面が温かいと、それで十分乾いたと思いがちですが、布団の中は意外に生乾きだったりしますので、最低でも1時間は必要です。
夏場の熱い日差しが期待できる時期であれば、乾燥時間を少し短くして家で天日干ししてもOK。とにかくしっかり布団全体を乾かすことが大切です。
③ クリーニングを専門の会社に頼む
最後に、自分で布団を洗うのは手間がかかるという方、そもそも洗えない布団の場合は、クリーニングを依頼する方法がおすすめです。プロの手によるクリーニングなので、隅々までしっかりと汚れを落とすことができ、綿ずれなどの心配もありません。
Q.日ごろから清潔に保つ方法って?
A.
・布団カバーを使用する
劣化してしまった羽毛布団の手入れの前に、まずはできるだけ劣化を遅らせるための手段として布団カバーをすることをオススメします。
カバーをすることで布団そのものの汚れや擦り切れのダメージを減らすことができます。カバーを週に1回くらいのペースで洗うことによって清潔さを保てますよ。
・天日干しをする(羽毛布団)
羽毛布団のふわふわ感を長持ちさせるには、昔から行われている「お日様に干す」ことはとても有効です。干すことで湿気を追い出し、再び羽毛がふっくら膨らんできます。1時間ずつ、途中でひっくり返して両面を干すことが大切です。
日陰でも風通しがよい場所であれば、充分効果があります。むしろ羽毛はとても繊細なので、長時間直射日光に当たりすぎると逆に傷む原因となってしまいます。
干した後に、パンパンと叩くことも厳禁です。せっかく蘇った羽毛にダメージを与えてしまうだけでなく、表面に出てきていたダニが中に入り込んでしまいます。干し終わった布団は専用のブラシなどで優しく撫でて埃を取り除き、掃除機をかけることでダニを吸い込むことができるのでおすすめです。
毎日清潔な布団を保つためにそれぞれ布団に合ったキレイにする方法を実践しましょう。まずは、布団のタグをチェックしてみてくださいね。
取材協力/家事の宅配カジタク 安心のイオングループ
http://www.kajitaku.com/
編集/暮らしニスタ編集部 木村
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