白いバスタオルやフェイスタオルのピンクカビ、どうしたらいいの？変色の原因と対処法２つ

ちゃんと洗っているはずなのに、白いバスタオルに突如現れるピンクカビ。見た目も気持ちが悪いし、濡れた身体を拭くとなんか臭う……。すぐに対処が必要です！

対処法について、暮らしニスタの公式アカウントでもある「家事の宅配カジタク 安心のイオングループ」さんに教えていただきました！

Q.ピンク色に変色するのはどうして？　原因を教えて

A.タオルがピンク色に変色する理由は、雑菌の繁殖が考えられます。使ったタオルには、皮脂汚れや湿気が溜まり、雑菌が繁殖しやすい環境です。そこで繁殖した菌はピンク色の色素を出すため、徐々にタオルが変色していくのです。

変色を抑える＝雑菌の繁殖を防ぐ必要がありますが、その原因は以下のことが考えられます。

①「洗濯機が汚れている」

タオルに原因があるのではなく、キレイにするための洗濯方法の根本が原因になっていることがあります。洗濯槽自体にカビが生えてるなど、汚れが付着している場合、何度タオルを洗っても汚れや臭いは落とすことが出来ません。

洗濯機でキレイに洗っていると思いきや実は、菌や汚れをたくさん含めた水を使ってタオルに汚れを重ねているだけかもしれません。

②「雑菌が残っている」

お風呂上りに体を拭いて水分が含まれたバスタオルをそのまま洗濯機の中に入れて洗濯物が溜まるまで放置、というご家庭も多いのではないでしょうか。

濡れた状態のタオルは菌が発生しやすく、繊維の中に入り込んでしまった菌は通常の洗濯の方法では取り除くことが出来ないため、イヤな臭いや黄ばみとして浮き上がってくることに繋がってしまいます。

③「乾かし方が不十分」

雨天時や風が強い日など天候によって洗濯物を干す場所は異なりますが、雨の日にはサンルームがあるご家庭でもどうしても湿気は多くなりますよね。

その湿気が原因で、洗濯物がしっかりと乾かずに繊維の中に水分が残ってしまうことがあります。これが生乾きのようなイヤな臭いを発することになり最悪の場合はタオルにカビが生えいつも同じところに黒ずみがある、なんてことも。

Q.元に戻すにはどうしたらいいの？　汚れ対策を教えて

A.雑菌の繁殖がついてしまった場合には、２つの方法があります。

ひとつは煮沸消毒する方法です。

具体的なやり方として、まずは水1Lに対し、粉石けん小さじ2杯を入れてしっかり溶かします。次に、その水をタオルと一緒に弱火で20～30分ほど煮て、最後は揉み洗いを行います。

このとき、変色を防ぐために鍋はステンレスやホーローを使用し、吹きこぼれに注意しましょう。こうすることで菌やカビを除去して、生臭さも取ることができます。

次は、漂白剤を使う方法です。

まずは酸素系の漂白剤を用意します。そして、約40℃のお湯に漂白剤を入れ、その中にタオルを15分～20分ほどつけます。最後はタオルに付いた漂白剤を洗い流して、乾燥させると終了です。

さらに、お湯の温度はキープしておくと、より効果的に菌がなくなります。

Q.日ごろから防ぐ方法や干し方のポイント・取り替えの頻度を教えて！

A.

・洗濯機の中に溜め込まない

最初に始められることは、洗濯機の中に洗濯物を溜めておかないようにすることです。洗濯機の中は湿気が多く、衣類が入っているとカビや菌が繁殖しやすくなります。そのため、洗濯物は風通しの良い場所に保管し、洗濯直前に入れるようにしましょう。

もし、濡れた衣類がある場合は一度干して乾かしておくと、カビや菌が繁殖しづらく、臭いの予防に繋がります。もしくは、使ったあとのタオルはできるだけ早く、こまめに洗濯しましょう。

・洗濯機のメンテナンスをする

臭いの原因となるカビ・汚れが洗濯機の中に溜まらないように、洗濯機用クリーナーを使って定期的に掃除を行いましょう。また、使用後の洗濯機はカビの原因となる湿気が溜まりやすいため、必ずフタをあけて乾燥させておくことも大切です。

・干し方のコツ

①タオルは1/3を折り目に干す

②衣類の空間を空けるようにする

③ハンガーは太めのものを使う

これらのポイントを意識することによって、衣類と衣類との接触部分や間隔を広げるということになります。そのため、空気をより多く通すと早く乾き、雑菌の繁殖を少しでも防ぐ効果が期待できます。

・取り替えの頻度

洗面所の手拭きやお風呂上がりなど、タオルは1日に何枚も使いますよね。

ある程度、消耗品と割り切って、ピンクになったタイミングで新しいものにいっきに交換してみるのもありです。また、漂白は時間がかかり、少なからず肌ざわりが変わってしまいます。1〜2年使ったものは新品に交換するなど、自分でルールを決めても大丈夫。家中のタオルを一新すれば気分もリフレッシュすると思います。

簡単に取り入れられる日ごろの対策をしつつ、万が一タオルにピンクカビが発生してしまったら、煮沸消毒か漂白剤を試してみてくださいね！

取材協力／家事の宅配カジタク 安心のイオングループ
http://www.kajitaku.com/

編集／暮らしニスタ編集部　木村

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