コラム

理不尽すぎて笑える！トラブル巻き込まれ＆とばっちり事件簿

更新日：2017.10.27

生きていれば巻き込まれることもあります、他人のトラブル。でも、なぜ私？　とんでもない方向から飛んできたとばっちりに目が白黒。既婚女性100人に「なんでこっち来た？」と思った、とんでもないとばっちりエピソードを聞いてみました。

肉親からのとばっちりに「なんでこっち来た？」

身近にいるだけに最も多いのが、家族からのとばっちり。血縁だということだけで、なぜか巻き込まれてしまう。私、関係ありませんから！

・「弟が不始末をした時に、親から『ウチの子どもたちは、そろいもそろって親不孝！』と言われたことがあります」

・「子どもの頃に姉がお年玉をなくした時に、なぜか私のお年玉まで没収された。意味が分からないです」

・「義妹がなかなか結婚しないことにヤキモキしている姑。ある日姑が『義妹に紹介したい男性がいるから、あなたの紹介ってことにして会わせて！　私からだと拒否されるから』と私に頼んできました。断れず、どこの誰かも知らない男性を私の知り合いということにして会わせましたが、次第に話のつじつまが合わなくなり、しどろもどろ…。ついにはバレて義妹に怒られました。なぜ私がこんな役目を？？」

他人のケンカに巻き込まれ「なんでこっち来た？」

夫婦ゲンカに痴話ゲンカ、巻き込まれると結構面倒です。意見を述べても述べなくても、なぜか怒られてしまう第三者。えー、私ですか？と疑問が胸にうずまいてしまいます。２人の問題は、２人で解決して！

・「隣のお宅の夫婦と一緒に飲んでいる時に喧嘩が始まり、奥さんが私に『こんな時、あなたもそうするわよね』と聞いてきた。『うん』とも言えずに黙っていたら、旦那さんが『はっきり言えよ』と問い詰めてきて、私、関係ないよね？と困惑した」

・「職場で店長とパートさんが不倫していて、その女性の旦那さんが店に怒鳴りこんできたことで発覚。旦那さんは私が職場仲間とよく利用していた焼鳥屋のご主人でした。パートさんは店長と会う時は、職場の集まりがあると言っていたようで、『全員グルだろう！』とキレられ、焼鳥屋さんに出入り禁止になってしまいました」

・「友人夫婦の家に、夫と新車で訪問したら、友人夫婦が“我が家も新車を買うか買わないか”でけんかをし始めた。私もなぜか夫から新車で訪問したことを怒られました」

・「友達カップルの喧嘩を仲裁したところ、『余計なお世話!!』と２人から責められることになりました。両方が私を責めたことから仲直りしてしまったのは、結果よかったのですが、これこそとばっちり。もう人の喧嘩には首を突っ込まないでおこうと学習しました」

・「小学生のとき、友達が喧嘩をしている隣にいたら、なぜか殴られたのは私でした。なぜだったのかいまだに謎です」

それ、答えられないのに……「なんでこっち来た？」

どちらを選んでも気まずくなる、究極の選択。笑ってやり過ごすしかありません。そもそも、なんで私に聞く？

・「病院の待合室で本を読んでいると、お互いの病気自慢をしていた隣の女性２人が、どんどんヒートアップして言い争いのようになり、突然私に『どっちの病気のほうが大変だと思う？』と迫ってきた」

・「職場で同僚が注意を受けていた最中に、いきなり『〇〇さんもそう思うでしょ!』と振られたとき」

・「学生時代に休み時間に本を読んでいたら、近くの席で女の子２人が彼氏を取り合い口論を始めたことがありました。ヒートアップした２人は特に仲良くもない私に『ねぇ、○○はどっちが好きだと思う!』と聞いてきて、焦るやら気まずいやら。いいとばっちりでした」

・「スーパーでそこそこ人の多い時間帯にマダムが店員に怖い顔で話しかけていた。たまたま近くを通ると、なぜかいきなり『あなたもそう思うでしょ！』と言われた。なんで私なんですか～！」

あさっての方向から八つ当たり「なんでこっち来た？」

そこにいただけで八つ当たり。やった人はスッキリしているかもしれませんが、こっちは納得できなーい！　失態はぜひ自己責任でお願いします。

・「ママ友の家にケーキを持って行った際に、ママ友が紅茶を出してくれて、別のママ友の子どもがその紅茶をこぼして軽い火傷をした。そのとき、『あなたがケーキを持ってきたから、紅茶を出すことになって火傷した！』みたいなことを言われた。悪いのは、ケーキを持ってきた私でも紅茶を入れた友達でもなく、目を離した親の責任だろうと思った」

・「私の母はおっちょこちょいです。食卓ではいつもお皿を割るし、お茶はこぼすしで……その失敗を『あんたの手が近くにあったから！』など、必ず誰かのせいにします。先日、お気に入りのコップを割ってしまいましたが、そばに誰もいない……。すると、隣の部屋にいた私に『あんたがそこで息してるから!!』と八つ当たりしてきました……」

・「仕事でイライラしたことがあったらしい旦那が、愚痴を言っている間に、いつの間にか私の家事のガサツ問題に飛び火して怒られました。なぜ？」

・「前日の飲み会による二日酔いで寝坊、遅刻をした上司から言われた一言。『お前が俺より酒が強いからあかんのや』。いや、すべて自己責任ですからー！」

・「中学生の時にいじめられた経験を持つ義母。その時のいじめっ子に顔が似ているからといって私をいびります。こじつけているだけのような気もしますが……」

ただそこにいたというだけで、とんでもない巻き込まれ方をした人々。とばっちりを受ける人というのは、ある意味度量の広い人なのかもしれませんね。くれぐれも、トラブルは当事者同士で解決してほしいものです。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

写真© pathdoc - Fotolia.com

Profile吉田直子

元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！　登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。

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