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セミの捜索を再開→ある生き物の行動に驚き!
元気をチャージしたところで、ひっくり返ったセミの捜索を再開!木の根元周辺を見て歩いていると、ある生き物も筆者と同じように地面を観察しながら歩いていることに気が付きました。
そのある生き物というのがカラスです。カラスもまるでひっくり返ったセミを探しているかのように、地面を眺めながらテクテク歩いているのです。
「もしかしてひっくり返ったセミが見つからないのはカラスが食べているから!?」そう考え、カラスをひっそりとつけてみると、驚きの行動を目の当たりにしました。
① 地面をじっと見つめるカラス。
② 何かを見つけたように、地面をくちばしでつついています。
③ まさかのセミの幼虫を捕獲!
④ そしてそのままパクっと。
※急いで動画撮影したものから切り抜いているので画像が粗いです。
最初に見たときは、たまたま見つけて捕食したのかと思ったのですが、よくカラスを観察してみると、一見何もない地面からピンポイントで探し当てていました。ちなみに、このあと別の場所で2回捕食していることを確認!
音なのか、ニオイなのか、細かな土の動きなのか、一体何で探し当てているのでしょうか。カラスの能力に驚きです。
そしてこんなタイミングで遭遇するのもなんとも言えませんが、初めて生で動いているセミの幼虫を見ました…。
こちらがカラスが掘り出した跡。
地面にポコポコと空いている穴は、下から土が盛り上がっているものと、写真のようにくっきりと穴が見えているものの2種類がありましたが、どうやらこのくっきりとした穴の正体は、カラスがセミの幼虫を掘り出した跡だったようです。
セミファイナルの検証結果は……
結局、この日は約3時間探しましたが、セミファイナルを検証するどころか、ひっくり返っているセミすら見つけられませんでした。探そうと思うと見つからないものですね…。
ただ後日、1匹だけひっくり返っているセミを筆者の妹が見つけてくれました。
足が閉じているセミだったようで、枝でつついてみても動いたり鳴くことはなかったそう。このセミは、すでに夏を全うされていたのですね。
説を裏付けるには、データ不足ですが、一つ今回の検証でわかったことがあります。それは「セミファイナルに遭遇すること結構珍しいことなのかもしれない」ということ。
考えてみれば、人生でセミファイナルに遭遇したのも数回くらい。むしろ、歩いているときに、セミが思わぬところから突撃してくる“セミアタック”のほうが経験しているかもしれません。
見分け方を覚えておくのも良いですが、セミが苦手な方は、セミアタックを防ぐためにも、ぜひ日傘の使用をおすすめします。日差しも防げて一石二鳥のはず…。
万が一当たったとしても、全力で夏を全うしているセミの活力に触れられたということで、ポジティブに捉えることにしましょう!
文・写真/滝谷遥
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