ロボット掃除機の“動き”に要注意!
すこし前の話になりますが、2019年に東京消防庁から、ロボット掃除機が原因で火災が起こる可能性があるとの注意喚起がありました。
東京消防庁による再現実験はYouTube上にも公開されており、ロボット掃除機が電気ストーブを可燃物のすぐ近くまで移動させる様子が確認できます。
ストーブが家具の近くまで移動させられるだけでなく、ロボット掃除機に押されてストーブの向きが変わったり、ストーブの電気コードに絡まって思わぬ方向にストーブが動いたり。
電気ストーブは軽量の製品も多いため、すこし目を離しているだけで偶発的に発火する恐れがあります。
このような事故を防止するためにも、ロボット掃除機を使用する際は、必ずストーブ等の電源コードはコンセントから外しましょう。
放火への対策や外出前にも注意を!
東京消防庁の発表によると、令和3年中の総火災件数のうち放火(放火の疑いを含む)火災の割合は全体の11%を占めています。普段あまり耳にすることがなく、他人事のように感じてしまいますが、放火は意外と身近な犯罪です。
放火を防ぐためにも、車庫や物置などの戸締まりをしっかり行ないましょう。家の周りを整理したり、ごみは指定された時間、場所に出すなど、地域全体を守るためにもルールを守ることも大切です。
・家の周りを整理する。燃えやすいものは置かない
・倉庫や車庫の戸締まりを忘れない
・ゴミ出しは、収集日の朝、指定された場所に出す(各自治体のルールを守る)
なお、火災の種類には「収れん火災」というものもあります。収れん火災とは、鏡や花瓶、ペットボトルを通して日光が1点に集中し、光の先にある布や紙などの可燃物が発火する火災のことです。
収れん火災を防ぐためにも、窓際には凸レンズとして作用してしまうような鏡や花瓶、ペットボトルなどは置かないように意識するのが大切。また外出時はカーテンを閉め、日光が入らないようにするのも対策の一つです。
注意一秒、怪我一生!お家の安全を見直そう
少しの意識と日常の取り組みで、火災のリスクは大幅に減らせます。特に乾燥する季節は火事が発生しやすいため、家庭内での安全対策が大切です。
家族の安全を守るためにも、家庭内の電化製品やコンセントの使用方法、防犯対策を見直し、火災予防の対策を講じましょう。
参考:総務省消防庁「消防統計(火災統計)」、YouTube 東京消防庁公式チャンネル「ロボット掃除機が電気ストーブを動かす①」
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