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更年期が始まったら漢方薬の服用もおすすめ!
更年期の不調には、婦人科や更年期外来でも用いられる漢方薬もおすすめです。
漢方薬は、更年期症状の原因となる、血流や自律神経、ホルモンバランスの乱れを整えることで、心身の不調の根本改善を目指すことができます。
また、更年期によく起きるイライラや落ち込みなどの精神症状、頭痛や関節痛などの身体症状、ホットフラッシュやほてりなどの血管に関する症状にもアプローチすることができます。
水やぬるま湯で飲むだけなので、規則正しい食事や運動が続けられないという方も始めやすいでしょう。
更年期の不調を感じる人におすすめの漢方薬
更年期の不調を感じる人におすすめの漢方薬はこの4つです。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):疲れやすく、貧血や冷えが気になる方におすすめの漢方薬です。血液の巡りをよくするとともに水分代謝も促すことで、からだを温め、冷えやむくみを取り去ります。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラやほてりが気になる方におすすめの漢方薬です。上半身にたまった熱を冷ますことで気分を落ち着かせ、のぼせやほてりも整えてくれます。
・温経湯(うんけいとう):冷え症で手足のほてりが気になる方におすすめの漢方薬です。血流を促し全身に栄養を行きわたらせることで、からだの熱バランスを整えて手足のほてりや下半身の冷えなどに働きかけます。
・女神散(にょしんさん):めまいや動悸、不安など精神症状のある方におすすめの漢方薬です。からだの熱を冷ますことで、のぼせやほてりを改善する他、頭痛や精神不安にも働きかけます。
更年期の症状に効果がある漢方薬は数多くあります。その中から自分の体質や症状に合ったものを見つけるのには時間と費用がかかるものです。
最近では、AIを用いて薬剤師が最適な漢方薬を提案してくれるオンラインサービスもありますので、利用してみるのもおすすめです。
更年期症状に悩まされても、適切なケアをすれば症状を緩和することはできます。家族の協力や気分転換、病院の受診や漢方薬の服用により、少しでも明るい気分で更年期を過ごしていきましょう。
〈この記事を書いた人〉
あんしん漢方薬剤師 山形ゆかり●薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。15社以上のメニュー開発に携わり、現在は症状の根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行う。
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