コラム

敵は身近に！ヘアダメージを招く日常に潜む4つの要因とは？

更新日：2017.10.28

ロングヘアに憧れるけれど、伸ばしていくうちに傷みが気になってしまって途中で断念した……という女性も多いのではないでしょうか。
髪の毛は3日で約1mm、1ヵ月で約1cm伸びると言われているため、憧れのサラサラロングヘアまでの道のりは長いもの。

そこで今回は、美しい髪の毛をキープするためのヒントとなる「ヘアダメージを与える4つの要因」を紹介いたします。

髪の毛の敵その1：熱

髪の毛の80％を占めるケラチンタンパク質は、化学薬品に強く、弾力性にも優れています。
しかし、渇いた状態だと180度、水に濡れて湿った状態だと130度から変性をおこし、髪の毛にダメージを与えてしまうのです。
つまり、濡れた髪の毛は少しの熱でもすぐに傷んでしまうということ。

普段からヘアアイロンの温度には気をつけるとともに、濡れた状態でヘアアイロンを使うことは避けるようにしましょう。

髪の毛の敵その2：摩擦

先ほど紹介したように、濡れた髪の毛はとても傷みやすく、弱い状態です。
夏の暑い日や、忙しくて髪の毛を乾かすのが億劫な日に、面倒だからと髪の毛を乾かさないで寝てしまうと、摩擦でキューティクルがはがれてしまうのです。

その他にも、お風呂あがりにタオルでゴシゴシ髪の毛を拭いたり、ブラッシングするのも摩擦により髪の毛を傷ませる原因になるので注意が必要です。

髪の毛の敵その3：紫外線

紫外線は髪の毛の表面だけでなく、内部にまでダメージを与えます。これはキューティクルの元となるケラチンタンパク質が変性するのが原因で、ダメージが進むと髪の毛内部のメラニンが流失し、髪の毛内部が空洞化してしまうことも。
空洞化した髪の毛は傷みを感じさせる赤茶けた色になってしまうのが特徴で、ツヤのない、くすんだ印象になってしまうのです。

髪の毛の敵その4：ヘアカラーやパーマ

髪の毛のツヤやなめらかさを生み出すキューティクル。
キューティクルは髪の毛の表面を覆う、硬くて透明なうろこ状のもので、4～6枚が重なることで外部の刺激から髪の毛を守っています。

しかし、ヘアカラーやパーマをおこなうと、アルカリ剤の影響でキューティクルが溶けてしまうのです。
ヘアカラーやパーマの後はいつも以上に髪の毛を優しくケアし、刺激を与えないよう注意してくださいね。

美しい女性の必須条件ともいえる美髪。
今回紹介した4つの刺激を極力避け、美しい髪の毛を維持してくださいね。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© siro46 - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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