こんにちは。家事コツ研究員のSayaです。
調理のたびに使うキッチンシンク。毎日のようにお掃除をしているかたも多いと思いますが、もしかしたら、そのお掃除方法、間違っているかもしれません。
洗剤は何を使うといいの?道具はどんなものがいい?落ちない汚れがあるときは?
などなど、シンクの掃除の基本をお掃除講師でもあるSayaがご紹介します!
実は、NG!メラミンスポンジは使わないほうがいい
シンクをメラミンスポンジで掃除しているというかたは多いかもしれません。
でも実は、キッチンシンクにメラミンスポンジはNG。
水でぬらすだけで汚れが落とせてとても便利ですが、普通のスポンジが洗剤で汚れを浮き上がらせて落とす一方、メラミンスポンジは研磨して汚れを削り取っています。
一見、汚れがとれているように見えるかもしれませんが、細かな傷がつき、シンクの表面を削っていることになってしまいます。細かな傷は汚れがたまりやすくなり、シンクの光沢がなくなっていく一因に。
メラミンスポンジは、錆がついてしまった時など、どうしても使用したい場合のみ、十分に水分を含ませて、汚れの部分だけをこするようにしてくださいね。
キッチンシンクの洗剤と道具はこれだけあれば十分
では、ここからキッチンシンクの基本の掃除方法をご紹介します。
使う洗剤は3本、道具も3つです。
洗剤は、食器用中性洗剤、キッチンハイター、クエン酸
道具は、スポンジ、古ハブラシ、マイクロファイバークロス
これだけあれば毎日のお掃除も念入りお掃除も対応できます。
毎日のお掃除はこれだけでOK!
毎日のお掃除は、食器用の中性洗剤を使ってスポンジでシンクの汚れを落とします。排水口や三角コーナーを使っている場合は同じように洗います。気になる場合は、スポンジを2つ用意し使い分けてくださいね。
蛇口などの細かい部分は古ハブラシでこすります。
洗剤をしっかりと洗い流し、最後にマイクロファイバークロスやフキンで拭き上げます。
キレイをキープするコツはこの最後の拭き上げです。水分が残らないように毎日拭いておくことで、水垢がつかなくなり、いつ見てもピカピカのシンクをキープすることができます。
水垢などの念入りお掃除のポイント
なんとなくシンクがくもっている、水垢がついてる…。そんな時は、少し念入りにお掃除します。シンクのくもりや水垢の原因は水道水に含まれるマグネシウムや炭酸カルシウムなどのアルカリ性の汚れです。
アルカリ性の汚れは酸性洗剤で中和して落します。使用するのはクエン酸です。
クエン酸を吹きかけ、スポンジでこすり、水で洗い流します。
汚れがひどい場合は、ふきかけたクエン酸が蒸発しないようにラップでパックします。
しばらく置いて、汚れをゆるめてからスポンジでこすり、水で洗い流します。
クエン酸の代わりにお酢を使用することもできます。お酢を使用する場合は水2:酢1で混ぜて使用します。
水で洗い流した後は、通常のお掃除と同様、水分が残らないようにしっかり拭き上げます。
排水口のヌメリのお掃除
排水口のヌメリが気になる場合はキッチンハイターを使用します。泡タイプのものだと、直接吹きかけて置いておくことができるので便利です。
吹きかけた後、しばらく置いておき、細かい溝などは古ハブラシでこすって水で洗い流します。
【注意点】塩素系台所漂白剤と酸性洗剤は同じ日に使わないこと
キッチンハイターなどの塩素系台所漂白剤はアルカリ性の洗剤になります。水垢を落とすためのクエン酸などは酸性洗剤になりますので、混ぜると有毒ガスが発生し、非常に危険です。
洗い流した後でも排水口に残っていたりすると洗剤が混ざってしまうので、同じ日に使用しないように気を付けましょう。
キッチンシンクは毎日のお掃除を習慣にすると頑固な汚れにならず、いつもキレイをキープすることができます。毎日の汚れを落とすことと、水分をしっかり拭き上げること、この2つでキレイをキープして、ピカピカシンクを保ちましょう。
写真・文/山本さやか
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます