皆さんは「夏越ごはん」をご存知ですか? 今回は、暮らしニスタの野島ゆきえさんご家族と一緒に「夏越ごはん」について勉強していきましょう♪
「夏越の祓」と「夏越ごはん」で無病息災を祈ろう
「夏越の祓」で半年分の厄落としを
ぜひ今年は、6月30日の「夏越の祓」に家族で神社に参拝に行き、「茅の輪くぐり」を行い、1年の前半の罪や穢を祓って、後半を新たな気持ちでスタートするきっかけにしてはいかがでしょうか?
↑赤坂氷川神社の茅の輪くぐりの様子
また、この時期には神社近くで、「夏越の祓」に合わせた行事食「夏越ごはん」を食べられる飲食店もあります。参拝の帰りに家族で「夏越ごはん」を楽しむのもおすすめです。
行事食の新定番「夏越ごはん」で夏を元気に過ごそう
「夏越の祓」の行事食「夏越ごはん」は、家庭でも手軽に楽しめます。
「ごはん(できれば雑穀入り)」と「夏野菜を使った、茅の輪をイメージした丸い食材」。
この2つの要素をおさえれば、あとは自由な発想で作ってOK!「夏越ごはん」を食べて、無病息災を祈りましょう。
\「夏越ごはんの唄」も♪チェックしてみて/
暮らしニスタの野島ゆきえさんも「夏越ごはん」に初トライ!
和の行事食や和食のよさを子どもに伝えていきたいという暮らしニスタの野島ゆきえさん。
今回、野島さんが作った「夏越ごはん」は、雑穀ごはんの上に、たっぷりの野菜と子どもも好きな竹輪のかき揚げをのせたもの。茅の輪をイメージした丸い夏野菜はピーマンです。
では、改めてレシピをご紹介します♪
【材料(3~4人分)】
・雑穀ごはん 人数分
・ピーマン 1個
・玉ねぎ 1/2個
・枝豆 さや付き100g(正味45g)
・コーン(缶詰) 30g
・ちくわ 1本
・揚げ油 適量
(衣)
・小麦粉 大さじ1+大さじ3
・片栗粉 大さじ1
・水 大さじ3と1/2
(天丼つゆ)
・水 75mL
・顆粒和風だし 小さじ1/4
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ1
【作り方】
①ピーマンはへたと種を除いて薄い輪切りにし、玉ねぎは薄切りにします。
枝豆はさやから出しておき、コーン(缶詰)は汁気をきり、ちくわは小口切りにします。
天丼つゆは、小鍋に調味料すべてを入れて中火にかけ沸騰したら火を止め、粗熱を取ります。
②大きめのボールに①で準備した食材を入れ、小麦粉大さじ1を入れて全体にまぶします。
③別のボールに残りの小麦粉(大さじ3)、片栗粉、水を入れてダマを潰しながら混ぜます。
④③を②のボールに入れて全体にしっかり絡めます。
⑤鍋に揚げ油を入れて170度で熱し、お玉などを使ってかき揚げのタネを1つずつゆっくり入れます。
その後、形を整えてあまり触らずそのまま3分ほど揚げます。途中かき揚げに数か所菜箸で穴をあけ、油の通り道をつくります。
【ポイント!】
「かき揚げを油の中に入れる前にお玉の上で形を作っておくと、慌てずにすみますよ。
揚げている最中に食材が離れてしまったら、菜箸で押さえたり鍋肌を使って形を固定させましょう!」と野島さん。
⑥菜箸で持てるくらいになったら裏返し、1分ほど揚げます。その後、温度を180度に上げてカラッと仕上げ、取り出します。
⑦丼に雑穀ごはんをよそい、かき揚げをのせて、食べるときに天丼つゆをかけて、完成です。
雑穀ごはんの上に、揚げたてのかき揚げをのせた「夏越ごはん」が出来上がりました!
かき揚げにすることでピーマンも甘くなって子どもも食べやすくなります。コーンや枝豆の食感も◎!
家族で楽しんだ感想は?
雑穀ごはんとサクサクのかき揚げを食べ、「うん、おいしい!」と息子さん。
「野菜をたっぷり食べられていいね。雑穀ごはんとかき揚げがよく合っていておいしい」とだんなさまからも好評です。
家族で夏越ごはんを味わった野島さん、
「こういった新しい行事食を暮らしに取り入れるのは楽しいですね。毎年、6月30日には夏越ごはんを食べて、家族みんなで無病息災を祈ることを定番にしていきたいです♪」と大満足のよう。
レパートリーは自由自在!“私ならでは”の「夏越ごはん」を作ってみて
料理上手な暮らしニスタさん3人も、“我が家流”の「夏越ごはん」を作ってみました。和洋中、どんなアレンジでも楽しめますよ♪
キッズも大喜び!栄養満点&カラフル「夏越ごはん」(by kaoliさん)
1人目のkaoliさんは、「世界の本格的な家庭料理」を楽しく学ぶ料理教室やカフェイベントなどを開催する料理家。
今回は、雑穀ごはんとフランスの家庭料理ラタトゥイユを組み合わせた「夏越ごはん」を提案してくれました。
「目で楽しんだら、雑穀ごはんの上にラタトゥイユをのせて一緒に食べます。この組み合わせのおいしさは新発見!とても気に入ったので、毎年、我が家定番の行事食として、6月30日に食べたいと思います♪」
火を使わずカンタン&見た目もかわいい「夏越ごはん」(by ひろさんきっちん♪さん)
2人目はパパ料理家のひろさんきっちん♪さん。
「我が家で、さっぱりとしててスタミナがつく食材というと…やっぱり魚!良質かつ高タンパク質で子どもにも人気です。なので、我が家流の夏越ごはんは疲れていてもパクッと食べられる“てまり寿司”アレンジにしました」
大人からこどもまで食べやすい!夏野菜のうまみたっぷり「夏越ごはん」(by玉田悦子さん)
3人目は、3人のお子さんのママでもありキッズ食育トレーナーとしても活躍している玉田悦子さん。
「今回私が作った夏越ごはんのコンセプトは、“雑穀ごはんといっしょに、子どもが夏野菜をおいしく食べられる”ことです!」
みなさんもぜひ、自由な発想で、ご家庭ならではの「夏越ごはん」を作って楽しんでみてくださいね。
「夏越ごはん」を毎年の定番に!
「夏越の祓」の時期に食べる行事食「夏越ごはん」。
今回、実際に作ってみた暮らしニスタさんたちが声を揃えるのは、「夏越ごはんを毎年の定番にしたい!」ということ。
・「”夏越の祓”、”夏越ごはん”を通して、家族と会話を楽しんだり、1年の後半に思いを馳せたりするきっかけになってよかった!」
・「丸い形の夏野菜を子どもと一緒に考えるのも楽しい!」
といった感想が。
また、何にでも合うごはんだからこそ、いろんなアイデアが浮かんできますよね♪
みなさんも、ぜひ今年から、6月30日の「夏越ごはん」を新定番にしてはいかがでしょうか。
提供/米穀安定供給確保支援機構
撮影/目黒-meguro.8- イラスト/中小路ムツヨ マンガデザイン/MYM+L
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