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コラム

心が軽くなる!コロナ禍&更年期のダブルパンチ回避で心穏やかに暮らす秘訣

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心が軽くなる!コロナ禍&更年期のダブルパンチ回避で心穏やかに暮らす秘訣

長引くコロナ禍で不安感が増して、ニュースを見るのが怖くなったり、なかなか眠れなくなったりしていませんか?不安感があると、出かけるのも億劫になってつらいですよね。

さらに、40~50代になって不安感が増している方は、更年期の影響も受けているのかもしれません。更年期では、女性ホルモンが急激に減少するため、不安感などの更年期症状が起こりやすくなるのです。

この記事では、コロナ禍&更年期の不安感の対処法についてご紹介します。心穏やかに暮らす秘訣を身につけて、毎日を楽しく過ごしていきましょう。(文/薬剤師 西里美咲)

長引く外出自粛・感染の恐怖…

コロナ禍のストレスで、不安感が強まっている方が多いようです。とくに、更年期の女性は、不安を強く感じやすい傾向にあります。

コロナ禍のストレスで不安感を訴える人が急増

外出自粛などの生活スタイルの変化や、感染への恐怖から、次のような不安やストレス症状を訴える方が急増しています。

・自分や家族の感染が心配で、常に緊張している
・コロナ関連のニュースばかり観たり、検索したりしてしまう
・先のことを考えると、漠然とした不安にかられる
・長引く自粛生活で家族の生活リズムが変わり、ストレスを感じている

不安や恐怖は、誰しもが持っている自然な感情です。しかし、必要以上に心配しすぎたり、不安になりすぎたりすると、その感情自体が心身にダメージを与えてしまう可能性があります。

ストレスや不安が蓄積する前に、早めに対処することが大切です。

更年期の女性はコロナ禍の不安感が強まりやすい

外出自粛や感染の恐怖から、生活習慣の乱れや運動不足が続くと、ホルモンバランスが崩れやすくなります。

さらに、更年期では女性ホルモンが急激に減少するため、不安感などの症状が増幅しやすいといわれています。

更年期でもコロナ禍をうまく乗り切る対策とは?

コロナ禍でも心の健康を維持するための、おすすめの対策をご紹介します。

1.まずはからだを休めてじっくり生活習慣を整えよう

心身の疲れを感じたら、まずはリラックスして、からだをゆっくり休めましょう。
気持ちが落ち着いてきたら、次のような生活習慣を目指してみてください。

・十分な睡眠時間の確保
・規則正しい食事
・適度な運動

このなかでも、とくに睡眠は大切です。できれば家事や仕事を周りの人に手伝ってもらうなどして、睡眠時間をしっかりと確保するようにしてください。

生活習慣の改善は、ホルモンバランスを整えることや、免疫力アップにつながりますよ。

2.情報から離れるのも効果的

一旦、ニュースを見るのを止めて、楽しいことを考えてみませんか。
世の中にはたくさんの情報が流れていますが、その多くは、深く考えてもどうしようもないものです。

いろいろと考えるのを止めて、「自分がすべきことは、心身の健康管理!」と割り切ってみてください。冷静さを取り戻すことができますよ。

そのうえで、趣味や運動など、好きなことや楽しいことに取り組んでみてください。


3.対処法を子どもから学んでみるのもおすすめ

将来を不安に感じるときは、無邪気に遊ぶ子どもたちから、対処法を学んでみるのもおすすめです。

子どもは「今を精一杯楽しむこと」が上手です。子どもと思いっきり遊んだり、寝かしつけの際に思い切って自分も一緒に寝てしまったりすると、リラックスにもつながりますよ。

更年期は漢方薬で気・血のバランスを整えるのもおすすめ

更年期は、心にもからだにも、いくつもの不調があらわれやすい時期です。

漢方医学では、心とからだをひとつのものと考えます。そのため、漢方薬はいくつかの症状を根本から治したい方に向いています。

たとえば、「不安感だけでなく、肩こりもひどい」「不安やイライラで眠れない」などの症状に対して、漢方薬は効果が認められています。

漢方薬は、女性ホルモンのバランスや、自律神経の乱れを整えることを目指すものです。そのため、不安感にあわせて、肩こりや不眠などの慢性的な症状に悩む方に、ぜひ試していただきたいお薬です。

<更年期の不安感におすすめの漢方薬>

・加味逍遙散(かみしょうようさん):体力があまりなく、不安感がある方 
更年期障害で処方されることが多い薬です。気(き・生命エネルギー)のめぐりをよくしたり、不足している血(けつ・血液)を補ったりすることで、心身の不調を改善してくれます。

・桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):体力がなく、神経質な方
ストレスに効果的な薬です。気や血を補ってバランスを整えることで、神経の高ぶりを鎮めて、不安を取り除いてくれます。イライラや不眠がある場合にも有用です。

ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは「その人の状態や体質に合っているか」ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。

▶「あんしん漢方」を詳しく見てみる

不安感を解消して楽しい毎日を取り戻そう

コロナ禍に加え、更年期の影響も受けると、不安感が強まりやすくなります。

不安感の解消には、からだを休めてじっくりと生活習慣を整えたり、ニュースなどの情報から離れてみたり、子どもから「今を精一杯楽しむ」方法を学んだりしてみましょう。

不安以外の症状も気になる場合は、専門家に相談して、漢方薬をとり入れるのもおすすめです。早めに不安感を解消して、楽しい毎日を取り戻しましょう。

<この記事を書いた人>
薬剤師 西里美咲
大学時代は生薬学研究室に所属し、美容成分の研究を行う。卒業後は製薬会社勤務、調剤薬局勤務を経て、現在は3人の子供の育児に奮闘しながら執筆活動中。
自身の妊娠中や産後の不調を、漢方の服用と生活習慣の見直しにより改善できた経験から、漢方やセルフケアの効果を実感し、同じように不調に悩む女性をサポートしたいと考えている。パーソナルリンパケアリスト資格所有。

▶あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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