キッチンの定番家電とも言える「トースター」。最近ではトーストをおいしく焼く機能に特化したものや、ケーキやクッキー、グラタンなどの調理メニューがついた多機能トースターなど、さまざまな商品を見かけますよね。
お値段も低価格のものから数万円の高級トースターまで幅広く、デザインやサイズも多彩なので、どの商品を選べばいいか迷っている人も多いのでは。
そこで今回は、トースター選びの際にチェックしたいポイントとおすすめのトースターをまとめてご紹介。お気に入りの1台を選ぶために役立ててくださいね。
オーブントースターとは?
トースターはオーブントースター、ポップアップトースター、ホットサンドメーカーの3タイプに分けられます。作れるメニューや形、サイズなどが異なるので、まずはそれぞれの特徴をチェックしましょう。
ポップアップトースターは上からポンとトーストが飛び出すタイプ。一般的なオーブントースターより小型で、パンを短時間で焼けるのがメリットですが、ピザやケーキなどの調理には使えず、パンを同時に3枚以上焼きたいお宅にも不向きです。
パンを挟み込んで焼くホットサンドメーカーには直火式と電気式があり、焼きおにぎりやワッフルなどのアレンジレシピも豊富。カフェで出てくるようなメニューが作れると人気です。
今回くわしくご紹介するのはオーブントースター。ドアを開け閉めして使う形状で、ほかのタイプに比べると大型ですが、グラタン・ピザ・ケーキなど幅広い調理に使えるのが特徴。食パンを同時に4枚焼ける機種もあり、大家族にも向くタイプと言えるでしょう。
どのタイプにも国内ブランドと海外ブランドがありますが、国内のメーカーであっても日本製ではないケースも。気になるかたは製品情報の生産国をチェックして。
ココをチェック!オーブントースターの選び方
オーブントースターを選ぶ際にチェックしたい7つのポイントを挙げてみました。機能はもちろん、デザインやお手入れのしやすさにも注目して。
1. パンが同時に何枚焼けるか?
ひとり暮らしや2人暮らしで1~2枚焼く程度なら、コンパクトなタイプがおすすめ。庫内の温度が早く上がるため余熱時間が短く、焼き上がりもスピーディです。
パンを3枚以上焼くなら、4枚同時に焼けるタイプが◎。25cmのピザが焼ける機種もあるので、メニューのバリエーションも増えるはず。
2. 好みの焼き上がり具合は?
ふっくら、もっちり、パリッとなど、好みの焼き加減に合わせて選ぶのもおすすめ。たとえば庫内が一気に高温になる遠赤外線ヒーターは、パンの水分を閉じ込めておいしく焼けるのが特徴。コンベクション式は内部のファンがヒーターの熱を均一に届け、食材をムラなく加熱。スチーム式はスチームの力でパンをふっくら焼き上げます。
高熱の水蒸気でパンを包み込んでふんわり仕上げる加熱水蒸気式や、遠赤外線と近赤外線の組み合わせで食材の内外を同時に加熱するタイプもあり、自分好みのこだわりの1枚ができると注目を集めています。
3. どんな調理機能がついてる?
パンだけを焼くなら、トースト単機能またはクロワッサンなどの数種類のパンを焼く機能がついたトースターが◎。揚げ物調理がしたい、冷めた揚げ物をアツアツにしたい場合は、こんがり機能やコンベクション機能(熱風)つきのトースターがおすすめです。
パンの発酵やチョコレートを溶かすといった使い方をするなら、40℃などの低温調理ができるタイプ、油を落としながら唐揚げやエビフライなどを調理したいなら、250℃以上の高温調理ができるタイプなど、設定温度の幅も要チェックです。
4. メンテナンスのしやすさは?
取り外せるパンくずトレイがついているとお手入れが簡単。シリコンやフッ素加工のトレイだとさらに汚れが落ちやすくなります。機種によってはドアを取り外せて丸洗いできるタイプも。
5. デザインや形も大事
キッチンでつねに目に入るトースターは、見た目も重要。おしゃれさで人気なのは、海外メーカーのレトロなタイプや、使用していない時は庫内が見えないミラー調の機種。置き場所が狭くスリムなデザインを探している人には、内部が2段式になった縦型のタイプもあります。
最近ではトースター専用の布製カバーも豊富。デザインが好みではないトースターや、使い込んで汚れが落ちなくなったトースターは隠してしまうのも手です。
6. 消費電力はどれくらいか?
電気代や調理の時短にかかわるのが消費電力。おおよその目安は
・パン2枚くらい:800~1000W
・パン4枚~ピザ焼き:1000W~1200W
・揚げ物や、グラタン、他のオーブン調理:1200W以上が目安
ほとんどのタイプが1000W~1300W。普段パンを2枚焼く程度であれば、消費電力が低くても十分に役目を果たしますが、800Wより低いと焼き上がりまでに時間がかかるため、時短したい、一気に焼きたい、高温調理を行いたいという人には、消費電力の高いものがおすすめです。
おすすめ&人気の高いオーブントースターをご紹介!
ここからは人気のオーブントースター13種類をピックアップ。暮らしニスタの主婦ユーザーがおすすめする商品や、ECサイトで人気が高い商品をご紹介します。
独自技術で焼き上げが早い
外サク&中モチ!焼きムラのない理想的なトーストに
独自技術「炎風テクノロジー」ですばやく焼き上げ、パンに含まれる水分を閉じ込めるため、表面はサクサク、中はモチモチ、焼きムラのないトーストが焼き上がります。クロワッサン、ポットパン、フレンチトースト、焼き芋など、豊富なオートメニューを用意。食材に合わせて温度調節し、焼き加減のむずかしいメニューにも対応します。直感的に扱いやすいシンプルなデザイン、ダイヤルを回してボタンを押すだけのかんたん操作で、忙しい朝にも手間なく使えます。
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おしゃれなデザインも魅力
素早い立ち上がりで素材の水分を逃さず調理
80年以上愛され続けてきたイギリス生まれのブランド「アラジン」。トースターも石釜風のレトロなデザインで、海外製の家電ならではの魅力が感じられます。機能面では、ヒーター部分に「遠赤グラファイト」を搭載し、短時間&高温で一気に焼き上げられるのが特徴。一般的なヒーターに比べて立ち上がりが約30%も早く、トーストの表面はもちろん、内部の温度も高くなることで甘味がアップ。パンの中の水分を逃がさず美味しく仕上がります。
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窯で焼き上げた味を再現
スタイリッシュな外観も大人気!の高級トースター
独自のスチームテクノロジーと完璧な温度制御で、理想的な香り・食感を実現する“究極のトースター”。トーストモードのほかにチーズトースト、フランスパン、クロワッサンモードがあり、クロワッサンやバゲット、ロールパンなどを焦がさずに中までアツアツに温められます。従来のトースターと同じ動作のクラシックモード(170℃、200℃、230℃)も搭載。焼きアミ、ボイラーカバー、給水パイプ、パンくずトレイは取り外しでき、お手入れも簡単です。
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1台6役のマルチオーブン
ノンフライや低温調理もおまかせ!多機能で料理の幅が広がる
トースト、オーブン調理、油を使わずヘルシーなノンフライ、じっくり発酵やドライ野菜・フルーツなどの乾燥調理、お肉を柔らかく仕上げる低温調理もできるマルチオーブン。35℃~230℃で調理でき、温度調節は20段階。タイマーは最長12時間(低温モード時)まで設定できるため、これまでトースターを使っていなかった時間を調理に活用できます。25cmのチルドピザがそのまま入り、食パンは4枚まで調理できて、大家族にもうれしい。
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トースト4枚焼きにも対応
ハイパワー&大容量で洗いやすさにも工夫あり
ワンタッチでコースを選ぶだけで、マイコンで温度を自動調節。「トースト」「冷凍トースト」「サクふわトースト」「ピザ」「冷凍ピザ」「フライあたため」「ロールパンあたため」の7コースがあり、トースト4枚や直径25cmのピザ、グラタン皿も一度に3つまで焼けるので、様々な調理シーンで活用できます。温度調節は80℃~250℃、ワット数はハイパワーな1300W。5本ヒーターで焼きムラを抑えます。扉や餅焼きネット、くず受け皿をはずして洗えるので、お手入れも簡単。
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スチーム調理でよりおいしく
ヘルシー調理もできるトースター&レンジを1台に
ヘルシオシリーズならではの過熱水蒸気を使い、食材の中心までしっかり加熱しながら表面をすばやく焼き上げ。トーストからお惣菜の天ぷらまでサクサクに仕上がるうえ、余分な油を落とす脱油効果によりヘルシーなのも魅力です。レンジ機能も使えるので、トースターと電子レンジを2台置きしなくてすみ、狭いキッチンもスッキリ♪コンビニ弁当や大きめのマグカップが入る広々庫内で、毎日のあたためにも使いやすい1台です。
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焼きムラを抑える機能に注目
魔法びんメーカーの技術が生きるクッキングトースター
ガラス扉からの熱の逃げを防いで焼きムラを抑える「断熱Wガラス」構造など、魔法びんメーカーならではの機能が満載。こんがりふっくら焼ける「黒遠赤ヒーター(上ヒーター)」は上1本+下2本のトリプルヒーターで、ネット状焼アミとともに焼きムラを抑えます。大きなピザも丸ごと焼ける「ワイド&ビック庫内」、焼アミをまっすぐにスライドして取り出しやすい「取りやすいん棚」などの仕様も便利。
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多機能で幅広いメニューに対応
人気のスローベークやノンフライでヘルシークッキングを後押し
上下ヒーターから出る熱をファンで循環させるコンベクション機能を搭載。食材にゆっくり火を通し、旨味を閉じ込める低温調理(スローベーク)から、油で揚げずに揚げ物を作るノンフライ調理、高温調理まで、料理に合わせた温度で調理ができ、メニューの幅が広がります。丸洗い可能でお手入れ簡単な「スチーム用素焼き」付き。素焼きから発生する蒸気の力でトースト内部の水分を保ち、外はサクッと、中はふんわり、いつものトーストがよりおいしい仕上がりに。食パンは4枚まで調理OK。
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究極の1枚焼きを実現
焼いているのに生みたい!耳もふわふわの「生トースト」が完成
食パン1枚をおいしく焼き上げることにこだわったトースター。外から水を入れず、パンの素材が持つ水分で焼き上げるため、まるで焼きたて食パンのような仕上がりに。食感の好みに合わせて選べる5段階の焼き加減で、1枚1枚を丁寧に焼き上げます。冷凍トーストやトッピングトースト、フレンチトーストなどのコースもあり、それぞれこだわりのおいしさを追求。シンプルでおしゃれなデザインも人気です。
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ノンフライ調理もおまかせ
充実のオートメニューキーでパン作りやお菓子作りも手軽に
焼き網の下にオーブン皿をスライドイン。余分な油をカットしながら、外はカリッと中はジューシーなノンフライ調理ができます。手づくりパンやスイーツ、フォンデュには40℃の低温調理が便利。これ1台でパンの1次発酵、2次発酵から焼き上げまでできます。調理モード・温度・時間を自動でコントロールしてくれるので、メニューにあわせた操作がしやすいのもポイント。6つのオートメニューキー(14種類)の中から設定できます。
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一人暮らしにおすすめ
卵とパンを同時に調理できて1人分の朝食づくりに最適
パン焼きと同時に天面で目玉焼きも焼ける、一人暮らしの朝食にぴったりな1台。食パンだけでなく山型パンにも対応しています。1枚焼きのコンパクトサイズで、前面はおしゃれなミラーガラス。キッチンに出しておいても絵になるデザインも人気の理由です。15分アナログタイマーつきで、調理時間の目安が一目でわかるのもうれしい。
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シンプル&コンパクトが魅力
ハイパワーで素早く焼き上げ。いつでも焼きたてのトーストを
高火力の1000Wでスピーディにサクッと美味しいトーストが完成。コンパクトで場所を取らず気軽に使えます。食パンはもちろんピザやお餅、グラタンなど様々なレパートリーに対応。付属の受け皿はフライドポテトなどの小さいものや、ピザのチーズなど流れ落ちやすいもの、油が出やすいものの調理に便利。パンくずトレイはスライド式で簡単に引き出せて、丸洗い可能なのでいつでも清潔に保てます。
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ミラーガラスがスタイリッシュ
取っ手のデザインまでこだわったインテリアとしても映える1台
家電にもデザイン性を!という声から生まれたミラーガラスのトースター。使っているときだけ庫内が見える仕様で、使わないときはインテリアにすんなり溶け込みます。ミラーガラスには熱を逃さず、焼きムラを軽減するという役割も。4枚の食パンや、冷凍食品の20 cmピザが丸ごと入る大きさですが、焼き網が手前に大きくせり出すため、出し入れはラクラク。
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レシピブックも充実
エアフライモードでノンフライヤーとしても優秀
オーブントースター、ノンフライ調理、あたため機能の1台3役。ダイヤルの組み合わせで調理モードを設定するだけで料理のレパートリーが広がります。ノンフライ調理は熱風調理で包み込むように熱を通すため、少量の油で美味しい揚げ物調理が可能に。付属のレシピ集では空揚げやポテトフライなどをおいしく簡単に作るコツが紹介されています。トーストはもちろん、ベーグルやプレッツェルも固くならず、中までしっかりあたためられます。
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本格料理も楽しめる
おつまみからメインディッシュまで作れて、料理がぐんと楽しく
大きめサイズで焼き時間を細かく調節できるため、作れるメニューの幅が広いのが特徴。タイマー時間は15分が一般的なのに対し、30分まで設定でき、ピザやグラタンなどのじっくり調理もOK。ヒーター設定も3段階ではなく5段階あり、メニューごとに繊細な焼き方ができます。食パン4枚を一度に焼けるので家事の時短に役立ち、扉が外せるためトースター内のお掃除・お手入れもラクにできます。
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オーブントースターに関するQ&A
Q.オーブントースターはどこに置いたらいい?
A.調理中のトースターからは高温の熱が発生するため、近くに物があると変形したり、最悪の場合は火災の原因に。そのため狭い場所・高い場所・不安定な場所は避け、壁や家具、カーテンなどから離して置くのが正解です。
理想的なのはキッチンのカウンター上や、安定感のある棚の上など。扉を開けやすいように手前には物を置かないようにしましょう。トースターの上下のスペースを利用したい場合は、専用のラックも販売されています。
Q.使う際の注意点を教えて!
発火事故を防ぐためには、テーブルタップや延長コードを使わず、コンセントに単独で接続することが大切。また、アルミホイルやトレーなしで油分の多い食品を加熱し、滴り落ちた油から発火するケースも。くず受けトレーに溜まった食品くずに火が付くおそれもあるので、普段からこまめなお手入れを心がけましょう。
定番の調理家電だけに、たくさんの機種が売られているオーブントースター。使いたい目的を見きわめて、家族の好みやこだわりを生かして選べば、レパートリーが広がり、毎日の朝食が至福の時間になるはず!
まとめ/後藤由里子
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