こんにちは!暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
毎日の食卓に欠かせない“卵”。たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどいろいろな栄養素を含んでいるうえ、たんぱく質のアミノ酸バランスの良さはピカイチと言われ、非常に栄養価が高い食材です。しかも比較的安価で手に入るので、まさに家庭の救世主ですよね。
そんな卵を使った料理と言えば、本当にいろいろなものがありますが、キユーピー株式会社とキユーピータマゴ株式会社によると2017年の調査開始以来、4年連続で好きな卵料理の第1位は“目玉焼き”なんだとか。確かに家でもよく作りますが、いつもただ焼いただけなので、せっかくならおいしい目玉焼きを作ってみたい!!
そこで、今回は日本に2人しかいない、卵のプロ「五ツ星タマリエ」が教える“究極の目玉焼き”作りに挑戦してみました。
究極の目玉焼きの作り方とは!?
それでは早速作ってみましょう!随所にポイントがあるので見逃さないでくださいね^^
① 卵は一度常温に戻す
いつも冷蔵庫から取り出したばかりの卵を使っていたんですが、それだと卵の温度が低くて、火が通りにくくなるんだとか。焼く前には常温に戻しておくというのが、最初のポイントですね!
ちなみに、常温に戻す時間がないときには、35℃くらいのぬるま湯につけるとすぐに使えますよ。ただ、この方法で常温に戻した卵は菌が繁殖しやすいので、すぐに調理して使い切ってくださいね。
② フライパンを温める
いよいよ卵を焼いていきます!まずフライパンに適量の油をひき、中火にかけて、フライパンが温かくなったなと感じるくらいまで熱します。
③卵を低い位置からボウルに優しく割り入れる
目玉焼きを作るとき、直接フライパンに卵を割り入れている人はいませんか?私もその1人だったんですが、そうすると卵黄部分にある小さな球状のものが、落ちたときの衝撃で壊れてしまい、加熱して固まったときに食感が悪くなってしまうんだとか…。
そうならないためにも、少し面倒かもしれませんが、卵は低い位置から優しくボウルに割り入れるようにしましょう。
④ボウルからフライパンへ卵を移す
③でボウルに割り入れた卵を、今度は②の温まったフライパンに移すんですが、この時もできるだけ衝撃が少ないように、低い位置から静かに卵を入れるようにしましょう。
⑤ ぬれ布巾の上にフライパンを約 5 秒間置く
フライパンに卵を入れた時点で焼き始めるのかと思いきや、このフライパンをすぐにぬれ布巾の上に5秒ほど置くようにします。
こうすることで、フライパンの温度が下がり、黄身に火が入る前に白身に火が入りすぎて、底面が焦げついてしまうのを防ぐことができるんですって!
⑥ フタをせずに弱火で約 4 分加熱する
⑤のあとすぐにフライパンをコンロに戻し、いよいよ最終段階、卵を焼いていきます。
たまにフタをして蒸し焼きみたいにする人もいますが、ここではフタをせず、弱火でじっくり4分ほど焼き、黄身に火を入れてほどよく固まれば完成です。最後の焼く工程はシンプルなんですね^^;
究極の目玉焼き♪出来上がりはこちら!
五ツ星タマリエが教える方法で作った“究極の目玉焼き”がこちらです。見てください、このオレンジと白のコントラストが美しい目玉焼きを!
白身部分はまわりの縁が少し焦げつつ表面は弾力があり、黄身部分はぷっくり半熟状態で今にも中身がとろけ出しそうです。さすが卵のことを知り尽くしたプロが教えるレシピですね☆
ちなみに、約30万人の消費者と1000人を超える業界関係者に対して鶏卵知識普及会議が行った、史上最大のたまご調査の結果では、やってみたい目玉焼き料理1位は「ごはんにのせる」だったそう。
それなら、この究極の目玉焼きをやってみたい料理No.1であるごはんのせで味わってみよう!ということで、こちらも試してみました♪
究極の目玉焼きをごはんにのせてみた
単にごはんにのせるだけでもいいのですが、せっかくなのでここでも五ツ星タマリエおススメの食べ方を紹介します。
1.まず茶碗にごはんをよそいます。
2.2の上に究極の目玉焼きをのせます。
3.黄身の上にマヨネーズをのせ、白身にしょうゆを数滴たらしたら完成!
おいしそうな目玉焼きのせごはんが出来上がり
マヨネーズとしょうゆをトッピングした、究極の目玉焼きのせご飯が出来上がりました!と言ってもすべてのせただけですが^^;
もうこれ、おいしくないわけがないんですが、早速食べてみると、いつものすべてがカサカサの目玉焼きと違って、カリカリっとした白身にトロトロ黄身が絡んで、まず目玉焼きがおいしすぎる!!
そして、黄身、白身、マヨネーズ、しょうゆを混ぜ合わせ、これをごはんと一緒に食べれば、材料はとってもシンプルなのに、十分すぎるほどのごちそうで、食べ終わったあとは思わずホワ~っとしてしまうほどの、至福の時間でした☆
卵のおいしさを存分に味わって!
目玉焼きって単にフライパンで焼けばいいだけと思い、そこまでこだわりなく作っていたんですが、今回の究極の目玉焼きに出会ったことで、今までの目玉焼きは目玉焼きじゃなかったことに気づかされました…。
シンプルな料理とは言え、少しの工夫で卵のおいしさを再発見できる目玉焼き。ぜひ皆さんも究極の目玉焼きで卵のおいしさを存分に味わってみてください!
取材・文/JUNKO
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