こんにちは。家事コツ研究室・ズボラー研究員のNです。
そろそろ冬本番、大根がおいしい季節ですよね。
皆さんは大根をおでんや煮物にするとき、下処理はどうしていますか?
N家では、昔ながらの米のとぎ汁で下茹でするという方法がふっくら煮える&味がよく染みる気がして、いつもこの方法を実践していました。
が、これだと時間がかかるし正直面倒だな~と思っていたんです。
そこで、もっと簡単に短時間で味をしみ込ませる方法がないか調べてみると…
・電子レンジでチンしてから煮る
・冷凍してから煮る
この2つの方法が効果的なようです。加熱や冷凍によって大根の繊維が壊れ、味が染みやすくなるのだとか。
というわけで、下茹で、レンチン、冷凍、どれが一番味がシミシミになっておいしいか、試してみました!
大根を下茹で、レンチン、冷凍で下処理する
大根はスーパーで半分カットになっているものを買ってきました。
まずは冷凍大根から仕込みます!
2cm厚さに切った大根の皮をむき半分に切ってラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。
次に下茹でとレンチンで下処理していきます。厚さはどれも2cm、さらに半分にカットしました。
ちなみに、後で判別できるように、下茹では片側だけ面取り、レンチンは両側を面取り、冷凍のものは面取りなしにしました。
【左から、下茹で、レンチン、冷凍】
下茹では、鍋に大根とかぶるくらいの水、米大さじ1弱を入れて茹でます。米を入れることで大根独特のアクやにおいを取り除くことができます。
レンチンは、器に並べてラップをし、600Wで5分加熱します。
それぞれ下処理が完了したものがこちら。
【左・下茹で 右・レンチン】
下茹でのほうは串がスッと刺さる柔らかさです。
レンチン大根はすでにかなりやわらかくフニャッとした感じすらあります。そしてなぜかすっごい縮んでしまいました。
さっそく煮ていきます!
大根を煮るのに使用したのが、セブンイレブンの「おでんの素」。鍋に分量の水を入れ、素を加えて溶かしたら、すべての大根を入れて煮ていきます!
冷凍大根は、火の通りも早くなるそうなので、凍ったまま入れちゃいます。
沸騰したら中弱火にし、トータルで15分煮ます。
それがこちら。
【左から、下茹で、レンチン、冷凍】
見た目だと、全体的に淡い色づきでまだ味は染みていない感じです。
冷凍大根に串を刺してみたら、固めではありますが、煮えていましたよ。本当に早いっ!
半分にカットした切り口はこちら。
いざ実食!
下茹で…見た目にふっくら感があり、食べると少し食感があるものの、柔らかいです。
表面はしっかり味がついていましたが、中心のほうには染みていませんでした。
レンチン…縮んでいたのでスカスカしていないか心配でしたが、柔らかく、トロッとした食感。
下茹で大根よりも柔らかいです。味は下茹でとあまり変わりませんでした。
冷凍…3つの中では一番固めでした。ちょっと芯が残っているというか、もうちょっと煮たほうがよい感じ。
こちらも、表面は味がついていましたが、中心までは染みていませんでした。
というわけで、あと10分煮てみました!
中弱火でプラス10分煮たものがこちら。水分が蒸発したら足しながら煮ましょう。
【左から、下茹で、レンチン、冷凍】
おお!先ほどよりだいぶ色が濃くなり、味が染みていそうな見た目になりました。おいしそう~。
半分にカットした切り口はこちら。
いざ実食!
下茹で…しっかり中まで味が染みていました。さらに、ふっくらしてジューシー感があります。
レンチン…こちらも味はしっかりと中まで染みていました。ふっくらしてはいませんが、とろけるような食感。
味が染みすぎてちょっと濃い気もします。
冷凍…やっぱりちょっと食感が固く感じました。芯のような筋のような…。
味の染み方はちょうどいいのですが、食感の面で、他2つの方法よりもイマイチな気が。
結論、“下茹で”か“レンチン”がおいしかった!
下茹でした大根がいちばんふっくらと煮えていました。が、レンチンはふっくら感は劣るもののトロッとした食感で、これはこれでおいしい!
味は、どちらも一度冷ますといった手間もなく中まで染み込んでいました。レンチン大根がもっともしっかり染みていたように感じました。
これは、ふっくら感を求めるか、トロっとした食感を求めるかで下処理の方法を変えてもいいかもしれません。
時短で考えると、レンチン5分でここまで長時間煮込んだような食感になるのは驚きです。
もっと小さくカットすれば、レンチン時間も、煮る時間も短くてすむはず。
ズボラー的には時間があまりないときの煮物などはレンチンに軍配が上がりそうです。
が、味が濃くなりすぎないよう煮込みすぎには注意ですね。
冷凍大根も、日持ちがする、冷凍のまま使えて煮えるのが早いというメリットが。
下茹で、レンチン、冷凍、それぞれ使い分けてもいいですよね。
おいしい旬の大根、たっぷり味わいましょう!
まとめ/暮らしニスタ編集部 中山
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