コラム

主婦の約2人に1人がモラハラ加害者？夫の薄給や浪費癖も引き金に

更新日：2017.10.28

最近テレビでよく耳にする言葉の一つが「モラハラ」。
某芸能人が離婚を決意した理由だったことから、モラハラについて深堀する番組も後を絶ちませんが、世間の主婦たちの中にもそういったモラハラ被害者がいるのかどうかは気になるところ。
しかし、モラハラは夫から妻だけではなく、妻から夫も十分にありえること。
そこで今回は、主婦100人にこんなアンケートを実施してみました。

【質問】ご主人にモラハラまがいの言葉を言ってしまったことはありますか？

YES　　　　　53人
NO 　　　　　47人

ほぼ同数のアンケート結果に。
「NO」と回答した人には、「お互い信頼していて感謝の気持ちもあるので、モラハラにあたるような言葉を言ったことも言われたこともない」「たとえ主人でも話す言葉には気を遣う」など、そもそも言いたくなることがない、言わないように気をつけているという意見が多くありました。
なかには、「主人がモラハラまがいのことを言うので、同じ人種になりたくない」という声も。

では、「YES」と答えた人はどのようなことを言ってしまったのでしょうか。

金銭的問題

・「『稼げないくせに偉そうに！生活どーしてくれるのよ！』と脱サラをした夫に言ってしまいました」

・「いけないと分かっていても、ついついイライラして給料が少ないだの言ってしまいます」

・「友達夫婦の家に夫婦で遊びに行ったときに主人の給料の話になり、『給料は○○円。年齢の割に低すぎるでしょ。恥ずかしいよ』と普段思っていることを言ってしまいました。自分はパートで、主人ほど稼げているわけでもないのに…ごめんなさい」

・「旦那の実家は貧しいので、私の遺産の一部を住宅の頭金に入れたため、『私のおかげで住んでいられるくせに』と言ったことがある」

自由に使えるお金が少ないとイライラすることもありますが、上手にやりくりすることで「もっと仕事がんばらなきゃな！」と思ってもらう作戦はどうでしょう？　それに給料って、個人の力ですぐに上がったり下がったりするものじゃないですしね。

性格が問題

・「『水を出しすぎないで』などの注意を何度言っても『分かった』と言いながらも全く改善しないので、この人は会社でちゃんと仕事できているのかなと思い、『会社で…大丈夫？』とプライドを傷つける言葉を言ってしまった」

・「しょっちゅう言っています。浪費家で無駄遣いが多いので、暴言を吐いてでも止めさせる必要があるので」

・「旦那は人に任せきりで家のことは何もしないので、『一家の主でしょ！男でしょ！』と思わず言ってしまったことがあります」

いずれの発言も、旦那さんにもっとしっかりしてほしいという願望の表れですが、男の人は「仕事」のことを妻や女の人に色々と言われるのを異常に嫌がるので、言い方には注意が必要ですよね。面倒くさいですけど。

モラハラだとは気づかずに…

・「こっちはそんなつもりはなかったのだけど、『男のくせに』という言葉がモラハラだとテレビで知って驚いた」

・「意識していなかったのですが、繰り返し使っていた言葉がモラハラに相当すると、先日テレビでやっていてドキッとしました。主人に大変申し訳なく思いました」

気付いた時点で改めることが大事です！　ついでに「この間は●●って言ってごめんね」と謝っちゃいましょう！

その他

・「主人と揉める度に、『●●（主人）じゃなくて▲▲（結婚前に好きだった職場の先輩）と結婚すればよかった！実家に帰りたい』などと言ってしまう時期があった」

・「夫が結婚して10キロ以上太ってしまったので、スナック菓子を食べているのを見ると『メタボ』『デブ』『ビールっ腹』などの暴言を吐いてしまいます」

相手にいつまでもかっこよくステキでいてほしいと思う気持ちはきっとお互い持っているはず。伝え方を工夫することで、相手にやる気を起こさせるのも一つの手かもしれません。

モラハラ発言をしている自覚があるのなら、どういうときに自分は暴言を吐きがちなのか考えることで、解決方法を探ってみるのもいいかもしれませんね。
とにもかくにも、相手に何かを要求する、お願いする、改善を希望するならば、「言い方」は重要ということですね。

文／松本玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© olly - Fotolia.com

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