岡山県の北東部にある「勝田郡勝央町」は、霊峰・那岐山の南側に位置する小さなまち。自然が豊かなため農業も盛んで、黒大豆や果物などの名産物があります。
岡山県といえば桃太郎ゆかりの地として有名ですが、勝央町と縁が深いのは金太郎。その理由や勝央町の魅力あるまち並み、ふるさと納税の返礼品をご紹介します。
金太郎こと坂田金時終焉の地。宿場町の面影を残すまち散歩も楽しい!
勝央町は、自然、産業、文化がバランス良く調和したまち。それに加え、かつては出雲街道の宿場町として栄えるなど、歴史のまちでもあります。
まちの中心部、中之町公園に堂々と立っているのは、クマにまたがった金太郎像。ここ勝央町は、昔話でおなじみの金太郎ゆかりの地。実は、金太郎こと坂田金時は勝央町で亡くなり、その亡骸が町内の栗柄神社に葬られたと言われているのです。
さらに、坂田金時をモデルにした「きんとくん」は勝央町のマスコットキャラクター。金太郎は町民に広く愛されているのがわかります。
また、勝央町勝間田は、かつて出雲街道の「美作七宿」の一つに数えられた大宿場町。
石畳の通り沿いには古くからの香りを残す歴史的な建造物が残されており、のんびりと散策するのにぴったり。観光客の人気を集めています。
古い建物の中でも、勝央町のシンボル的な存在が「旧勝田郡役所」。明治45年(1912年)に建てられた洋風の木造建築物で、中には当時としては珍しい螺旋階段が造られました。このほかにも津山藩主が利用した「下山本陣」、勝間田宿の問屋場「人馬問屋跡」などの見どころがあります。
さらに、街道から少し足を延ばしたところには、油をかけてお参りする「油地蔵」もあるので足を運んではいかがでしょうか。
体験メニューが豊富な「ノースヴィレッジ」で自然と遊ぼう!
「おかやまファーマーズマーケット ノースヴィレッジ」は、子どもも大人も楽しめる農業公園です。約20haもある広大な敷地内では、収穫体験や動物のえさやり体験、乗馬体験など大自然を満喫できる体験メニューがいっぱい。さらにアスレチックコーナーではたくさんの遊具で思いっきり体を動かすことができます。
敷地内にはレストランやキャンプサイト、ログハウスもあり、一日中たっぷりと楽しめますよ。
勝央町はどの季節も観光に適していますが、幻想的な風景を楽しみたいなら6月初旬がおすすめ。この時期の風物詩が「滝川ほたる」で、町の中央を流れる滝川にゲンジボタルやヘイケボタルなどが美しい光を放ちながら飛び交います。自然豊かな勝央町ならではの光景です。
ブドウなど季節の農産品に黒毛和牛も。返礼品は勝央町の名産品揃い
福祉や子育て、産業の振興などに利用される勝央町のふるさと納税。寄付に対するお礼として、バラエティに富んだ農畜産品が用意されています。
10月下旬から11月中旬に旬を迎えるマスカットビオレは、皮ごと食べられる大粒の種なしブドウ。甘くジューシーで香り高く、生産者が少ないため手に入りにくい希少品種。15,000円の寄付で1.0㎏以上のマスカットビオレがもらえます。
また、11,000円以上の寄付でもらえる黒毛和牛の肩ローススライスは岡山県産。4等級以上の上質な霜降り肉はきめが細かく旨みたっぷり。勝央工業団地内にある加工元とのコラボレートによる商品です。
お正月の「鏡餅セット」も人気の返礼品です。勝央町産のもち米「ヒメノモチ」を杵でつき、鏡餅・丸餅にしました。伸びが良く、甘みのある味わいが特長です。
勝央町のふるさと納税は寄付金の使い道を選ぶこともできるので、興味を持ったら返礼品と併せてぜひチェックしてみてください。
まとめ
金太郎のような元気いっぱいのまちづくりを目指す岡山県勝央町。ふるさと納税の寄付金はその一助となっています。今回ご紹介できなかった見どころやグルメもたくさんありますので、一度足を運んでその魅力に触れてみませんか。
協力/岡山県勝央町 文/関東博子
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