大阪府の東南部、豊かな自然に恵まれ歴史の面影を残す「富田林市」は、大阪市内からも近く、天王寺や難波から電車で約30分のところに位置するまちです。市内には南北に石川が流れており、川を挟んで北東部には平野が、南部には緑豊かな丘陵と美しい田園地帯が広がっています。
今回は、そんな「大阪府富田林市」の見どころや名産品、ふるさと納税の返礼品について詳しくご紹介します!
江戸時代からの街並みが残る「富田林寺内町」は、散策が楽しいエリア
▲富田林寺内町に伸びる城乃門筋
富田林市の北東部は、古くからまちが開けた歴史ある地域。特に、大阪府内で唯一の「重要伝統的建造物群保存地域」に指定されている富田林寺内町は、興正寺別院を中心にした寺内町として誕生し、発展した地域です。
エリア内に連なる貴重な建物の数々は、歴史的にも貴重なものばかり。寺内町で最も古く、国の重要文化財にもなっている「旧杉山家住宅」や、明治期の民家の姿をとどめた「旧田中家住宅」は特に必見のスポットです。
また、古い町家を利用したショップや飲食店も多く、休憩や買い物をしながらのんびりと街歩きをするのもおすすめです。
▲朝日が差し込んだ美具久留御魂神社
近鉄長野線喜志駅の南西にある「見具久留御魂神社」も歴史ある神社で、紀元前88年に崇神天皇の用命で創建されたという謂れがあります。境内から本殿背後の丘陵にかけて続く林は「大阪みどり百選」にも選ばれ、緑豊かな場所としても有名です。
美しい花やおいしい農産品で季節を感じる自然が豊かなまち
大自然に恵まれた富田林市は、季節でさまざまな花が咲き誇り、地元の人はもちろん多くの観光客の心を癒しています。
数ある名所の中でも「農業公園サバーファーム」は、甲子園球場5個分という広大な敷地の中に農園や果樹園、花壇などがつくられた施設。敷地内ではさまざまな花やハーブが栽培されていますが、春から初夏にかけて見頃を迎えるポピー畑は特に有名です。シーズン中は「ポピー祭り」も開催され、多くの見物客でにぎわっています。
さらに、同施設ではイチゴやブドウ、野菜などの収穫体験ができるのでファミリー客にも人気。ブドウ園は甲子園球場1個分もの敷地があり、ブドウ狩りの時期は思う存分甘く熟した果実が楽しめますよ。
このほか、石川サイクリングロードの桜並木や楠妣庵観音寺の紅葉など、市内には四季それぞれで足を運んでほしい絶景スポットが点在しています。何度も訪れて豊かな自然を満喫してくださいね。
▲楠妣庵観音寺の紅葉
希少な高級食材をはじめ、季節の農産品を返礼品に
富田林市を代表する名産品といえば、石川の水で育てられた「大阪なす」。色つやがあり柔らかな肉質が特徴のこのナスは、焼いてよし揚げてよし、煮ても漬けてもおいしい“万能選手”です。
また、パリッとした歯ざわりとみずみずしさが特長の「大阪きゅうり」、温暖な気候と豊かな土壌で育った甘みの強いブドウも栽培が盛んです。いずれも10,000円のふるさと納税の返礼品になっており、ファンが多い食材です。
また、返礼品の中でも特に評判の一品が、高級食材「海老芋」(寄付金額:10,000円)。湾曲した形と縞模様がエビに似ていることから名付けられた里芋の一種で、粘りが強く風味も良く、煮崩れしにくいのが特長です。富田林産の海老芋は品質が高く、京都や東京の料亭に珍重されるほど。そんな高級食材をご自宅でも味わってみませんか。
富田林市への寄付金は「ふるさとづくり」の事業資金に使われ、寄付をする際に使い道を選ぶことができます。寄付金で、歴史あるまちを守り、さらに発展させませんか。
まとめ
豊かな自然が育んだ名産物と、歴史ある建物に彩られた富田林市。市のことをもっと知りたい!もっと身近に感じたい!という人は、毎月最終水曜日に生配信されている富田林市の公式インターネット番組「富田林テレビ」をぜひチェックして。富田林市のファンになってまちづくりを応援しましょう。
協力/大阪府富田林市 文/関東博子
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