静岡県の東部、富士山の南西麓に位置する「富士宮市」は、古くから日本最高峰・富士山の恩恵を受けて発展してきました。さまざまな表情の富士山が間近で見られる、抜群のロケーションが観光客にも人気です。今回は、富士宮市の見どころや豊かな食文化、そして、ふるさと納税で人気の返礼品についてご紹介します。
見ても登っても感動を呼ぶ、美しい富士山の歴史文化
富士宮市は、雄大な富士山と「富士山本宮浅間大社」を中心に歴史文化がつくられてきました。「富士山本宮浅間大社」は全国に約1,300社ある浅間神社の総本宮で、富士山を御神体とし、美しい女神「木花之佐久夜毘売命」を祀っています。最近ではパワースポットとしても注目を集めています。
▲桜に彩られた春の富士山本宮浅間大社
富士山の歴史や文化、自然について学べる「静岡県富士山世界遺産センター」へ。展示を通して知識を深めるだけでなく、壁面に投影された登山道の景色を眺めながら、富士登山の疑似体験ができます。逆さ富士を表現した美しい逆円錐形の建物も特長です。
富士山にある5つの登山口の中でも、古くから表口として親しまれてきたのが富士宮口。山頂に一番近い標高2,400mまで車を利用することができ(登山シーズンはマイカー規制あり)、日本最高標高地点の「剣ヶ峰」や「浅間大社奥宮」、「富士山郵便局」といった人気スポットが最短距離にあります。
山頂までの歩行距離も上りが4~7時間、下りが2~3時間(休憩時間を除く)と一番短い登山道です。山頂から見るご来光は感動的で、多くの登山客を魅了しています。
清々しい空気と絶景に触れる、富士宮市の自然体験
富士宮市の北部、富士山西麓に広がる「朝霧高原」は、目の前にそびえる富士山を望みながら開放感に浸れる場所。大迫力の富士山を背景にのんびりと草を食む牛の姿が、のどかで牧歌的な風景をつくっています。空にはパラグライダーを楽しむ人の姿も。
朝霧高原の一角、森の中にひっそりと佇む「田貫湖」は、湖面に映る逆さ富士や、4月20日、8月20日頃に見られるダイヤモンド富士でも有名な屈指のビューポイント。湖畔にはキャンプ場があり、魚釣りやボート遊び、キャンプ、サイクリングなどが楽しめる人気のアウトドアスポットになっています。
また、国の名勝・天然記念物であり、世界遺産構成資産にも選ばれている「白糸ノ滝」は日本有数の名瀑。高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁から絹糸を垂らしたように富士山の雪解け水が流れ落ちる様子は、実に優雅で女性的。マイナスイオンを浴びながら幻想的な景色が楽しめます。
ご当地グルメから、きれいな水が生む工業製品まで個性豊かな返礼品
富士宮市の名物といえば「富士宮やきそば」。コシのある蒸し麺に、肉カスやイワシのだし粉が絶妙にマッチした全国的に人気のご当地グルメです。ふるさと納税の返礼品には、市内4つの製麺業者による「富士宮やきそば」を用意(寄付金額10,000円)。食べ比べも楽しいですよ。
また、生産量日本一を誇るのがニジマス。特に「紅富士」と名付けられたブランド品は高い評価を得ています。市内ではニジマスバーガーを提供するお店も。返礼品の甘露煮(寄付金額:10,000円)も人気です。
さらに、低温殺菌・ノンホモ牛乳、ヨーグルト、チーズケーキなど乳製品を詰め合わせた「朝霧高原 まかいの牧場 特選ギフト」(寄付金額:10,000円)、ブランド豚「ルイビ豚」のベーコン・ソーセージセット(寄付金額:10,000円)、熟成肉の食べ比べセット(寄付金額:10,000円)など、酪農や畜産業が盛んな富士宮市ならではの返礼品もあります。
食のみならず、富士宮市では豊富な水資源を生かしてさまざまな工業製品が作られており、トイレットペーパー(寄付金額:14,000円)、「ウィルキンソン炭酸水」(寄付金額:10,000円~)も人気の返礼品。
また、パラグライダー(寄付金額:30,000円)やラフティング(寄付金額50,000円)、宿泊施設の利用権(寄付金額:10,000円~)など体験型の返礼品もあり、まちづくりのサポートをしながら観光も楽しめます。
まとめ
富士宮市では、寄付金の使い道を9分野から選べるようになっています。その一つとして光ファイバ網整備事業にも使われる予定です。また、世界遺産富士山の整備、保全のために使われるのも特徴です。まちの発展のため、富士山のために貢献しませんか。
提供/静岡県富士宮市 文/関東博子
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