コラム

親しき仲にも礼儀あり!?親に子どもを預けた時のお礼、どうしてる？

更新日：2017.10.27

毎日、子育てで忙しい主婦のみなさん。ときには自分のご両親やだんなさんのご両親に、子どもを預かってもらうときもありますよね？　自分が病気のときや忙しいとき、両親の手助けはとても助かるもの。でも、そんな時、お礼って必要なの？　今回はママ100人に「お礼をするか否か」を聞いてみました。

質問：自分の両親や夫の両親に子どもを預かってもらったとき、何かお礼をしますか？

ＹＥＳ：66人
ＮＯ：34人

「ＹＥＳ」の人が66人と、半分以上を占めました。やはりみなさん、気を遣っているようですね。次に、「ＹＥＳ」の人はどんなお礼をしているのか具体的に聞いてみました。

お菓子などを手土産として渡す

・「お菓子などのお土産を買って行きます。お菓子が続けば洗剤とかトイレットペーパー等必需品を買って帰ります」

・「お金だと生々しいので、季節に合わせた食べ物やお菓子を渡します」

その時食べるものを持って行く

・「あとからお礼をするのではなく子どもを預ける時に一緒に渡すのですが、食事の足しになるような物を届けます。色々手間を取らせてしまうこともあると思うので、少しでも家事が楽になればと思い、自分の親にはメインからサブおかずまで一式を、夫の親には角が立たない程度に軽めのおかずを渡します」

・「なるべく親が大変じゃないように、昼預けるなら弁当を作ったりした上でお願いする。出かけるために見てもらうなら、帰りにケーキなど買って持って行き、子どもと親と一緒に食べる」

ちょっと高価なものを渡す

・「ちょっと高額なお菓子や両親が飲んでいるお酒など、備蓄しておいても邪魔にならないような物を渡す」

・「私自身は、両親がいる場所から離れて生活していたので、子どもと両親の家に泊まらせてもらうことが何度もありました。その際、私が出かけている間子どもを見てもらうこともあるので、それ相応のお土産を持参していました」

・「普段は自分達で買わないようなちょっとだけ高級なものをお土産に持って行きます。例えばGODIVAのチョコや千疋屋のフルーツなどです」

お金を渡す

・「夫の母に子どもを預かってもらったときは子どものために使ったお金にプラスしてお金を払いました」

やはり、現金を渡す人はほとんどなく、お菓子やちょっとしたお土産などをもって行く人が多いようです。親が気を遣わない程度に、少しよいものをあげるというのがスタンダードなよう。可愛い孫とはいえ、子どもの世話はなかなか大変ですから、それなりに気は遣いますよね。

では、「ＮＯ」の人はどんな理由でお礼をしないのでしょうか？　こちらも具体的に聞いてみました。

お礼をしたらきりがないから

・「あまりにも頻繁に預けるので、毎回お礼をしていられないから。孫を預かることに積極的な感じなので、それが嬉しいようだから割り切っている」

・「お礼をしていたらキリがないほど預かってもらっています。もちろん感謝は忘れていませんし、毎回夜にはお礼のメールをします」

・「普段からしょっちゅう預かってもらっているので、いまさらお礼はしません」

お礼をするとイヤがる

・「預ける場合は、お礼はしていないです。かえって気をつかうようですので」

・「気持ちは伝えるが、毎回お礼をしたりはしない。毎回お礼をされたら相手が預かりにくくなると思うから。時々何かでお礼をするくらいがいいと思う」

・「言葉では感謝を伝えますが、お礼をするのは他人行儀だと言ってかえっていやがられるので、特に何もしません」

両親が喜んでいるから

・「孫が来るのを楽しみにしているから、得にお礼はしていないです。子どもにリボン付けて渡しておいたらそれで良し、ぐらいです」

・「特にしない。どちらにとってもたった一人の孫なので、むしろ喜んで預かってくれるから」

お礼をしない理由で多かったのは、「しょっちゅう預かってもらうから」というものでした。確かにいつも預かってもらうのにお礼をしていたら、かえって預けづらくなってしまいますよね。また、「お礼はしない」と答えてはいるものの、母の日・父の日など、なにかの折にプレゼントや食事への招待をしているという人も多かったようです。

両親・義理の両親といえども、やはり別の家庭。子どもを預かってもらったら、なんらかのお礼をする人が多数派のようでした。感謝の気持ちを表すのは当然ですが、相手が気遣いしないようなちょっとしたお礼なら、ときにはさりげなく渡すのもお互いのコミュニケーションにはよいですよね。みなさん、状況を見て上手にお付き合いされているようですね。

写真© ohayou! - Fotolia.com

Profile吉田直子

元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！　登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。

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