コラム

子どもが好きじゃない…。ママたちが“自分は育児に向いていない”と思うとき

更新日：2017.10.28

子育てをしていると、理想と現実とのギャップに苦しめられることは多々あるものですよね。では、世の女性たちはいったいどんなときに「私って育児に向いてないかも…」と感じてしまうのでしょうか　ママ100人に調査してみました。

イライラしがち

自分の思い通りにならないと、イラッとして思わず手を出してしまうという人も…。

・「私がキレやすい性格なので、“絶対手は出さない”“怒鳴らない”と思っているけれど、やっぱり腹が立つことがあると、息子が見ている前で壁などを殴ってしまい後悔する」

・「イライラを止められないときです。子どもに当たってしまったりすると、自己嫌悪に陥ります」

・「離乳食を用意しているときに、子どもに泣かれるとついイラッとしてしまうことです。普段は“可愛い”と思えるのに、そういうときは『もう、静かにして! 』としか思えなくて…。赤ちゃんは泣くことでしか気持ちを伝えられないのに、イラッとしてしまうなんて最低だな、母親なのに自分勝手だなと思います」

自分の時間がほしくなってしまう

独身の頃には“子どもとの幸せな時間”を夢見ていたはずなのに、いざ夢が叶うと、あの頃が懐かしくなったりすることも…。

・「子どもの成長は著しく、本当はどんな瞬間も親なら見逃したくないと思うはずだと思っていたのに、『ちょっとくらい子どもと離れて、出産前にできていたことをしたくなったとき』などは罪悪感に苛まれます」

・「四六時中ずーっと子どもと一緒で、自分の時間がほぼなく、息が詰まるような思いをしていた時期に思った」

・「泣き止まない子どもにイライラして逃げ出したくなったときです。夫に子どもを預けて一人でショッピングに出掛けたり、一人の時間をもったりしたことで、気持ちに余裕ができるようになりました」

孤独を感じてしまう

孤独感に悩まされるようになったら、躊躇うことなく旦那や身近な人に甘えましょう!

・「仕事を辞めて赤ちゃんと二人きりの日々を過ごしていたときは、社会と隔絶された感じがして鬱鬱としていました。外に出るようにしていたら気持ちも変わって、今では当時は病んでいたと思えるようになりました」

・「主人は帰宅が遅いうえ、週1しか休みがなかったので、毎日一人で育児していた結果疲れすぎて、子どもにイライラして怒りすぎてしまったりしており、夜になると反省する日々でした。手はあげなかったけど、イライラして自分で頭を壁にぶつけたり、自分の顔を殴ったり…、今思い出してもあのときには戻りたくない」

・「初めての子育てでは、泣き止まないわが子を見て『もうダメだ』と思って、しょっちゅう一緒になって泣いていました。今思えば相談できる相手もいなくて、いっぱいいっぱいになって、ものすごい孤独の中にいたのだと思う」

仕事と育児の両立がうまくいかない

育児のスキをみて、仕事をうまくこなせる自分に酔いしれられるようになったら勝ち…!？

・「育児と家事が両立できなかったときです。ある程度手を抜けばよかったと反省しています」

・「在宅で仕事しているのもあるのですが、子育よりも仕事にあてる時間がほしいと思ってしまうことです」

・「大事な仕事をしているときに子どもが泣き止まず、思わず叱りつけてしまったときです。今思い返せば、仕事でイライラしているのが子ども心に怖かったのだろうと思う。申し訳ない」

自分のせいだと思い込んでしまう

一生懸命やっても、うまくいかないことは誰にでもあるもの。自信がなくなったら、まずは信頼できる誰かに話を聞いてもらいましょう。

・「子どもの発達がまわりより遅く、自分の育て方が悪いのだろうかと悩んでいた」

・「朝起きたら、赤ん坊が布団から出て、部屋の隅っこで寝ているのを発見したときです。子どもが隣で寝ていないのにも気づかずに、呑気に眠り続けていたなんて…と自信を失いました。今思えば、つまらないことを気にしていたなと思います」

そもそも子どもが好きじゃない

子どもが年を重ねるにつれ、気持ちも変わってくるかも？!

・「もともと子どもが嫌いで、見ているだけでイライラするし、とくに子どもの甲高い声がダメでした。そして、我が子を育てていても基本的にはダメで、好きにはなれていません…。自分が生んだ子どもだから多少は我慢できるけど、生理的な好き嫌いは仕方がないのかなとあきらめています」

・「もともと子どもが嫌いだったのですが、『自分の子どもが生まれたら大丈夫かな』と思っていたものの、やはりイライラする毎日で、育児に向いてないかもと思いました。きっと、育児ノイローゼだったのだと思います」

長い目で見れば、子どもを育てる期間は人生のうちのほんの短い期間。その最中にいるときはツラく長い時間に思えても、いずれは笑って振り返ることがきっとできますように。

文／松本玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚子持ち女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© naka - Fotolia.com

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