小麦粉と薄力粉、どちらの言葉もよく聞きますが、「言い方が違うだけで、同じものだろう」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはこれらはまったく同じものではありません。同じと思って使うと、料理に失敗する可能性も…。今回は、小麦粉と薄力粉の違いや、小麦粉の種類について学びましょう!
もっと読む⇒⇒ピーマンの肉詰めは"縦半分に切りません"!こう切ると剥がれにくいんです♪
そもそも「小麦粉」とは?
小麦粉とは、小麦を粉末状にしたもので、大きく分けて3種類があります。
それぞれグルテン(小麦に含まれるタンパク質)の量が異なり、このグルテンの量によって、薄力粉、中力粉、強力粉に分かれます。
小麦粉の3種類→「薄力粉」「中力粉」「強力粉」の違いは?
薄力粉:
主にアメリカ産の軟質小麦から作られ、グルテン含有量が8.5%以下と少ないのが特徴です。
軽い仕上がりになるため、ケーキやクッキー、お好み焼きなど、サクサクした食感が求められる料理に最適。
細かい粒子でダマになりやすいので、使う前にふるいにかけることがポイント。トンカツやムニエルなどの衣にも使いやすい粉です。
中力粉:
主にオーストラリアや国産の中間質小麦から作られ、グルテン含有量は約9%です。
薄力粉と強力粉の中間の硬さを持っています。特にうどんやそばに適しており、練るほどに粘りが出ます。
日本では薄力粉がメジャーですが、アメリカやオーストラリアでは中力粉が一般的で、お菓子作りにも使われます。
もちっとした食感を求める料理にも向いていますよ。
強力粉:
アメリカやカナダ産の硬質小麦から作られ、グルテン含有量は約11%と最も多く、弾力性や粘りが強いのが特徴です。
パン作りに最適で、餃子の皮やパスタ、ピザ生地などのモチモチ感を引き出します。
ただし、クッキーやケーキなど軽い食感を楽しむ料理には不向きです。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます