夫のお給料がなかなか上がらない昨今において、主婦に残された手段は、そう「節約」。でも、なかにはダンナさんが「それは勘弁してくれ!」と悲鳴をあげてしまう度が過ぎた節約術もあるようで……。
そこで今回は、既婚男性100人に「やめてほしい、妻の節約アイデア」を聞いてみました。ドケチ妻たちの実態が赤裸々に!
冷暖房はぜいたく品!
寒くても暑くてもエアコンは使いません。家族が風邪をひいても「根性で耐えろ」と命令し、まるで戦後の日本のよう?! 節約妻の徹底ぶりはすごいのです。
・「いくら暖冬と世間がいっていても、真冬に24時間暖房装置を一切使わずに過ごすのは勘弁してほしい。確かに、電気代や燃料代の節約はしたほうがいいとは思うけど、風邪をひいて熱を出していても“根性だけで耐えろ”というのは、今時どうなの?」
・「冷暖房は基本使わない。夏の日中は“窓全開+扇風機”、夜は“扇風機のタイマー1時間のみ”。冬は“重ね着と靴下”、“布団に各自湯たんぽのみ”の徹底ぶり……。しんどい」
・「冷暖房をあまり入れないことでしょうか。とくに寒い冬が困ります。『寒い寒い』と言っていたら、部屋着用の安いダウンジャケットを買って渡されたことがありました」
悲惨!トイレの水を流さない!
トイレに流れる水までも節水?! 「あんなにジャブジャブ流したらもったいない!」と、水洗トイレの意味がないくらいの節約ぶりに夫は卒倒寸前のようで……。
・「テレビなんかの節約術を真似して、すぐに試すのはやめてほしいです。トイレのタンクにペットボトルを入れて節水するやつなんかは、けっこう大きめのペットボトルを入れたもんだから水の勢いが弱すぎ、永遠に流れないかと思いました」
・「トイレの水を流すのがもったいないと、用を足してもしばらく流さない」
・「水洗トイレの水道代がもったいないという理由で、子どもが風呂に入る際はお風呂で用足しをさせている……」
・「お風呂の残り湯でトイレを流すのはやめてほしい」
お風呂もゆっくり入れない!
仕事の疲れを癒やそうと、ゆっくりお湯に浸かろうと思っても、節約妻がそうはさせてくれません。“最低限の文化的生活”が営まれているのかどうかも、もはやわからなくなりかけています。
・「お風呂の温度調整にうるさく、どんなに寒くても39度設定(40度からガス代が高くなるかららしい)」
・「お風呂のお湯を少なく入れること。妻は私よりも太っているので、少ないお湯でも肩まで浸かれるらしいが、私は痩せているので浸かれない……」
・「残り湯の追い焚き。1日、2日なら我慢できますが、数日続くと湯船に浸かるのがだんだん嫌になります」
やたらモノを溜め込む
モノを溜め込むのは、ケチな人の習性。いつかは役に立つので、見守っていてください!その「いつか」が、たとえ遠い未来だったとしても……。
・「あらゆる袋という袋をとっておく以外にも、工作やリサイクルまでして大量に保管していることです。エコバッグ1つで済むと思うのですが」
・「使うことのないコンビニスプーンを大事そうに取っておくこと。大量にしまってある」
・「コンビニやスーパーの袋を死ぬほど溜めておき、何かを入れるときに、なんでもその袋を使う」
節約しすぎてかえって割高に!
節約しようと思っても、かえって高くついてしまう失敗も……。一瞬のケチが判断を鈍らせ、高額の出費を迫られるなど、すでに現実的な判断ができてない妻のみなさんがこちら。
・「10円安い調味料を車で買いに行っているけど、細かい金額を節約しても相対的に意味がないと思う」
・「野菜をたくさん買ってきて常備菜を作っているのですが、妻は作るだけ作ったら、あとはちょっとだけ食べてすぐに飽きるので、大量に腐ってしまう」
・「特売でスーパーの売れ残りを買ってくるのはありがたいのですが、それがいつまでも冷蔵庫に残り、『何かに使えるから』と処分することを許してくれません。節約の意味を履き違えているような気がします。」
・「製品を壊れるまで使おうとすることです。我が家の冷蔵庫は18年もので、運転音がボワーンボワーンとなっていて限界が近く、爆発するんじゃないかと恐怖を感じているのですが、妻はこれを使い続けると言います。冷蔵庫の価格は9月が高く、1年後の8月に最安値になるので、8月に買おうと言っても聞かなかった。10月に壊れると10万円は高い値段になるのに……」
極貧的な食生活に夫が涙……
節約といえば、やはり標的になるのは食費。色々なアイデアでせっせと節約している妻を横目に大黒柱の夫は複雑な顔。たまにはフツーの食事がしてみたい!
・「パスタに対してパスタソースが少ない! 節約で、1人前のレトルトパックのソースを3人で分けたりします。素パスタに近く、ほとんど味がしません」
・「インスタントラーメンやカップラーメンの汁を捨てずに取って置き、後日、市販の麺を茹でてラーメンを作ること」
・「ティーバッグの使いまわし。3回目に抽出したものを飲んだときは、いったい何を飲んでいるのか分からなくなった」
・「食費を削るために、週に1度は煮干3匹だけの食卓を繰り返すところ」
・「食事のときにいつも出されている焼き海苔の缶をすぐに片付けてしまうので、あまり焼き海苔が食べられない。海苔は高いので、家計の節約と言って1回に5枚までと厳しい。10枚位は食べても問題ないと思うのに、『塵も積もれば山となる』と妻は言っています」
努力しすぎる妻たち
ここまでいくと達人の域! つらさ、重さ、面倒さをものともせず、節約に命をかけています! 現代日本とは思えない節約ぶりに、脱帽です。
・「どこに行くにも、ディスカウントショップで箱買いしたお茶やジュースを数本持って歩く。夏の暑い日に海へ泳ぎに行ったときも、海で持参したジュースを数本冷やしていた。もちろん冷たい自販機のジュースを買うつもりはさらさらなかった……」
・「使ったティッシュを乾かしてもう一度使うのをやめてほしい」
・「照明器具の電気を止めてしまうので、いつも暗い中で生活しています」
・「体を洗った石鹸水を使って洗濯をしたり、浴槽を掃除したりするので残念に思います」
節約は本来“よいこと”。でも極端すぎると、家族も疲れてしまいますよね。笑って済ませられる程度の節約で、楽しくつましく暮らしていきたいものです。
文/吉田直子
※暮らしニスタ編集部が既婚男性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© denebola_h - Fotolia.com
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