「長ねぎの青い部分」「ブロッコリーの茎」「ニラの根元」…など、食べられるか食べられないか迷いがちな「野菜」ってありませんか?「結局わからずに"捨ててしまう"人が多いのですが、実は食べられるものがほとんどなんです」と話すのは、青髪のテツさん。著書『マンガでわかる やさいのトリセツ』から、一部抜粋してご紹介します。
長ねぎの青い部分は食べられる?ネバネバが気になるんですけど…
『マンガでわかる やさいのトリセツ』では、野菜の選び方や保存方法、無駄なくおいしく食べるコツをマンガと読み物で詳しく紹介しています。今回登場するのは、共働き夫婦ともや(35歳)&ゆら(33歳)。2人とも家事(とくに料理)は苦手なようで…。
そこへ、手のひらサイズの青髪のテツ(本書では"野菜の妖精")が登場!「捨てちゃダメ!」とお叱りを受けます。
長ねぎの青い部分のネバネバは、「フルクタン」という成分。免疫力を高める効果があるとも言われていて、β-カロテンやカルシウムが豊富。さらに、そのネバネバが多いほど「甘い」そう!
なんと、長ねぎの糖度は完熟メロンと同じくらい!これには驚きです。
そして最後に「青い部分は刻んで薬味にしたり、卵焼きの具にして使うなどするのがおすすめ」と、青髪のテツからアドバイスをもらうのでした。
捨てる前に「食べられるかも?」と思いとどまることが大事!
「長ねぎの青い部分」以外にも、実は食べられるものがあります。
・れんこんの皮
・ブロッコリーの茎
・ニラの根元
・ピーマンの種とワタ
・にんじんの皮 など
「いつも捨てていた!」「食べるか迷っていた!」と心当たりのある方、いませんか?
「キャベツで一番栄養価が高いのは芯ですし、れんこんは皮ごと食べるとシャキシャキとした食感が楽しめます。また、ピーマンの種とワタはスープや炒めものにするのがおすすめ」と青髪のテツさん。
そこで今回は、つい捨てがちな「ニラの根元」を使ったレシピをご紹介します。
青髪のテツ流ニラだれ
〈材料〉1~2人前
ニラの根元…1束分
A
めんつゆ(2倍濃縮タイプ)※…大さじ1
酢…小さじ2
しょうゆ…小さじ1
ごま油…小さじ1
※めんつゆは薄めずそのまま使う
〈作り方〉
1.ニラの根元を細かく刻む。
2.1にAを加えて混ぜ合わせる。
3.冷蔵庫で30分なじませて完成。
保存目安:冷蔵で約3日間
こちらのレシピ、実際に作ってみましたが、簡単なのにおいしくてごはんがどんどん進んじゃいます!!これからは根元は捨てずに、ニラだれにアレンジしたいと思います。
「深く考えずに捨てている人は『食べられる』ということを頭に入れてもらえたらうれしいです」と青髪のテツさんの言葉通り、"野菜をまるごとおいしくいただく"ということを実践していきたいものですね。
わかりやすい!読みやすい!
マンガで楽しく「野菜」が学べる本
『マンガでわかる やさいのトリセツ』
著/青髪のテツ
マンガ/ムラセセラ
1,650円/Gakken
青髪のテツ(あおがみのてつ)●スーパーマーケットの青果部に10年以上勤務。その経験を活かし、ブログやTwitterで野菜や果物の保存法や選び方など、消費者に役立つ情報を発信し話題に。野菜のインフルエンサーとしても活躍中。Twitter @tetsublogorg
文/暮らしニスタ編集部
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