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外壁タイルの種類とメリット・デメリットまとめ

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外壁タイルの種類とメリット・デメリットまとめ

住宅の外装・内装材として、おなじみのタイル。高級感のある雰囲気を演出したり、アクセントづかいに適しています。モダンもナチュラルも好みのテイストを表現できる、種類豊富なタイルは家づくりの頼もしい味方です。

外壁タイルとは

 タイルにも種類がいろいろありますが、外壁タイルとは、土や石といった天然素材を高温で焼き固めて作られたもの。風雨、砂ぼこり、強い直射日光に強く、変色や劣化が比較的少ないのが特色の外壁材です。

磁器質、陶器質、せっ器質など素材のバリエーションだけでなく、壁面の寸法やデザインの合わせてさまざまなサイズのものが用意されています。

タイルを貼る場合には、タイルとタイルの隙間を埋める5mm程度の目地が必要になりますが、小さめのモザイクタイルなどは複数のタイルをシートにした形で売っているものもあります。そのため、タイルの寸法を表すときに、目地の幅を含めたサイズで表すメーカーや販売店がありますので、サイズをチェックする時は気をつけましょう。 

 

外壁タイルの特徴

メリット

◯高級感を演出できる

総タイル貼りの外壁の印象からもわかるように、風格のある高級感を醸し出せるのが、外壁タイルの大きな魅力。

素材の質感、サイズが豊富なため、重厚な印象もモダンなテイストも、好みのデザインに合わせてニュアンスを自由に表現できる良さがあります。

 

◯メンテナンスの手間があまりかからない

外壁タイルは、汚れにくさと耐久性に富む素材。陽射しや風雨にさらされて変色したり、水がしみこんで劣化が進んだり、といった心配がほとんどありません。砂ぼこりなどによるキズの心配もほぼないと考えてよいでしょう。

水分が凍結して外壁材の亀裂が生じることのあるような寒冷地でも、水分をほとんど吸収しない磁器質タイルなら、高い耐久性という強みを発揮します。 

 

デメリット

△初期費用は高い

素材選び、施工の方法にもよりますが、一般的に、素材が安価で施工の容易なサイディングにくらべると、外壁タイルは初期費用が高め。一般的な外壁材であるサイディングの2倍近くかかるケースもあります。

一方で、素材とつなぎ目の劣化を必ず考慮に入れなければならないサイディングにくらべて、メンテナンスの費用の面では、外壁タイルのほうが優位。20年、30年と住み続けることを想定した住宅の場合、長い目で見たとき、外壁タイルはコスト面で劣っているとはいいきれません。 

 

△剥離・落下を抑える施工が必要

外壁タイルを貼り付けるための接着剤が劣化すると、タイルが剥離・落下するおそれがあります。また、地震によって建物が揺れた場合、タイルに負荷がかかって剥落や破損が起きることも。

ただし、そういう状況を防ぐための技術開発は進んでいます。素材や下地の材料を吟味して的確な工法を用いることで、剥離・落下の危険度を大きく減らせるのです。外壁タイルの施工に関して実績のある施工業者に任せるには、設計者やハウスメーカー、住宅診断機関などに相談するのがよいでしょう。

 

外壁タイルの種類とその他の外装材との違い

磁器質、陶器質、せっ器質と、素材の質感のバリエーションが豊かな外壁タイル。あらゆるデザインに対応できるようサイズもさまざま。よく用いられる寸法には、積みレンガに合わせた「二丁掛」(227mm×60mm)、「50角」(45mm×45mm)、「45二丁」(45mm×95mm)などがあります。

外壁タイルは、劣化の進み度合いという点でサイディングよりもメンテナンスが楽であり、耐久性に関してレンガよりも優れています。職人技で優劣が出やすい塗り壁にくらべたら、仕上がりの精度にばらつきが少ないといえるかもしれません。

その反面、初期費用は比較的高めといわれています。 

 

外壁タイルの補修・メンテナンス

比較的メンテナンスが楽とされる外壁タイルですが、接着剤の劣化によるタイルの剥離、目地の劣化に伴うひび割れが生じるケースがあります。このような場合は、目地剤を充てんして隙間を埋める補修をおこないます。

他の外壁材にくらべて手間がかからないとはいえ、10年ぐらいを目安に定期的にプロによる点検やメンテナンスは必要。モルタル塗装やサイディングにくらべれば、費用は半分程度で済みます。 

 

外壁タイルの施工法

外壁タイルの施工方法は2種類。

〈湿式工法〉

従来から用いられている工法で、セメントに砂を混ぜて水で練ったモルタルを使って下地にタイルを貼る方法です。タイルの貼り方に職人の高度な技術が求められる工法といえます。

〈乾式工法〉

湿式工法にくらべて新しい工法で、ベースとなるサイディングを張って、そこに外壁タイルを接着剤で取り付けていくやり方です。

当初は、接着剤の性能に限りがあってタイルの剥離が生じるケースが見られましたが、近年は性能が上がり、大きな地震にも耐えられるようになっています。

湿式にくらべて高度な技術を必要としないため、施工効率がよく、モルタル下地の湿式より壁面の重量を軽くできる利点があります。

まとめ

外壁タイルは、高級感のある外観を演出でき、比較的メンテナンスの手間がかからない外装材。ただし、タイルの剥離・落下を抑える施工が必要で、初期費用は他の外装材にくらべると高め。その代わり、メンテナンスのコストはサイディングなどより抑えられるメリットもあります。

 

記事作成協力:株式会社北九州住宅診断研究所

http://jyutaku-shindan.com

 

 

 

 

 

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