年を経るごとに使い方が変わってくるのが、子ども部屋です。子どもは、思っている以上に成長が早く、今が中1でも、10年後はもう社会人になっています。子どもの成長に合わせた使い方ができるように、柔軟性をもたせた部屋づくりをすることが重要です。
子ども部屋のレイアウト・間取りプラン例
成長期には、多少なりとも悩みがつきもの。子どもの小さな変化を見逃さないように、子ども部屋は親の目が届きやすい場所につくるのが理想的です。
そのため、玄関から2階の子ども部屋に直行できないように、リビングの中に階段を設けるお宅もよくあります。
小学校低学年までの2人で使う子ども部屋は、12畳程度ワンルームにしておき、将来、間仕切り壁を設けたり、置き家具で仕切って2部屋にするといいでしょう。
その場合、ドアや窓、造りつけのクローゼット、天井照明、コンセントなどは、仕切ることを考えて計画してください。
個室が必要な年齢の子ども2人なら、2部屋の堺の壁を撤去が簡単なつくりにしておき、子どもたちの独立後はワンルームにする方法もあります。
子どもが小さいお宅は、安全面にも配慮をしてください。腰窓に沿ってローボードを並べる場合は、転落事故が起きないように、窓に手すりをつけるなどの工夫をしてください。
コンパクトな空間を立体的に
子ども部屋の広さは6畳が一般的で、それ以下の場合もあります。広さが限られた子ども部屋には、衣類やスポーツ用品の収納など、さまざまな家具を置くことになります。面積が狭い空間は縦方向に使う工夫をしましょう。
また、ロフトベッドにして、下部にデスクやクローゼットをつくるのもアイディア。ただし、ロフトベッドは風通しが悪くなるので、小窓を設置しておくと快適です。
子ども部屋を2室並べる場合は、間を双方から使える2段ベッドで仕切ってもいいでしょう。
部屋がかなり狭い場合は、思い切って就寝と勉強のみの機能に抑え、衣類や趣味のもの、書籍の収納をほかに用意する方法もあります。
日常必要のない本は、ホールや廊下の壁を利用した本棚にしまってもいいでしょう。家族で楽しめるホームライブラリーになるかもしれません。
子ども部屋は、窓が1面しかとれないなど、風通しが悪くなりがち。廊下側に室内窓を設けたり、ドアの上に開閉式の欄間をつけたりと、風が抜けるような工夫が必要です。
欄間をガラスにしておけば、子どもが夜ふかししていないかがチェックできて安心です。
子ども部屋の必要なスペース
子ども部屋のレイアウト・間取りプランを考える時のポイント
- 狭い空間に多くの家具をおさめることになるので、空間を立体的に利用する。デスクや収納は造りつけにすると、デッドスペースが生じない。
- 成長期の子どもなら、親の目が届きやすい場所に配置する。小さい子どもの部屋は、窓から転落することのないように、窓の高さなどに配慮を。
- 両親の寝室と違って、昼間過ごす時間が長いので、明るく風通しのよい方位に配置する。
- 子ども成長や独立後にも対応できるプランを考える。
- インテリアに子ども希望をとり入れると、より愛着のわく部屋になる。
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