レシピを見ていると、ときどき目にする「トマトピューレ」。トマトピューレの他にも、トマトを加工したものには「カットトマト」や「ホールトマト」などのトマト缶があり、トマトピューレとトマト缶との区別がついていない人も少なくありません。トマトピューレだからこそできるレシピをご紹介します。
トマトピューレとは
野菜などを生のまま、またはよく煮てから裏ごしにし、煮詰めたものを「ピューレ」といいます。つまり、トマトピューレとは、トマトを裏ごしにして煮詰めたものということになりますね。トマトを煮詰めて作るため、トマトの味が濃厚なのが特徴です。
トマトピューレとトマト缶の違い
トマトピューレと混同してしまいがちな「トマト缶」。トマト缶は、湯むきしたトマトを煮て缶詰にしたもののことで、煮詰めない分、トマトピューレよりも味がうすく、トマト特有の酸味が強くあらわれます。特に味付けもされていないため、多くのトマト料理に利用しやすいという特徴があります。トマトを丸ごと煮て缶詰にするホールトマトと、トマトをカットしてから缶詰にするカットトマトとに分かれます。
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保存できるトマトピューレの作り方とは
スーパーで売られているトマトは、あまり安くはありませんが、トマトは栽培が簡単なので、ご家庭でたくさん収穫できるというご家庭もありますよね。でも、トマトはあっという間に熟してしまうので、そんなに日持ちがしません。そんなトマトをトマトピューレにして保存ができたら、長い期間にわたってお料理に使えてとても便利です。さあ、作り方をご紹介しましょう。
トマトピューレの作り方
【材料】
・トマト:8個
ざく切りにしたトマトを鍋に入れて煮詰めていきます。つぶれるようになってきたら、こし器を使って、皮・種を取り除きながらこしていきましょう。鍋に戻したら、トマトにとろみがでるまで再び煮詰めていきます。
トマトピューレの保存方法
フリーザーバッグを用意して、煮詰めて完成したトマトピューレを詰めていきます。お料理で使いやすいように、小分けで保存しておくといいですね。あとは冷凍庫に入れて凍らせましょう。
トマトピューレを使ったドリアのレシピ
酸味の効いたケチャップライスにクリーミーなホワイトソースがおいしいドリア。そんなドリアをトマトピューレを使って作ってみましょう。
炊飯器で作る時短ドリア
【材料】
・お米:2合
・水:約3合半のメモリ
・豆乳:100cc
・上新粉:大さじ2
・オニオンスープの素:1袋
・ピーマン:大さじ1個
・人参:約40g
・玉ねぎ:1/2個
・生しいたけ:2個
・にんにく:ひとかけ
・オリーブ油:大さじ1/2
・ミニトマト:10個
・ウィンナー:10個
・トマトピューレ:1箱
・水:約100cc
・コンソメスープの素:1袋
・ローリエ:1枚
・オールスパイス:6振り
・はちみつ:大さじ1~2
・中濃ソース:大さじ1
・上新粉:大さじ2
・ミックスチーズ:お好みの量
・塩:小さじ1
このレシピのすごいところは、フライパンを使わないところです。ソースは電子レンジで、ライスは炊飯器を使って作ります。電子レンジで作るトマトソースには、とろみをつけるために上新粉を使っているところが新しいですね。
トマトピューレを使ったパスタのレシピ
イタリア料理の定番「パスタ」はトマトピューレとの相性ももちろん抜群です。本物のトマトやトマト缶ではしっかりとトマト味がつかないことが多いですが、濃厚なトマトピューレなら手軽にトマト味のパスタができあがるのでおすすめですよ。
トマトがおいしいニョッキ
【材料】(4~6人分)
・オリーブオイル:大さじ1
・玉ねぎ:1個
・ニンニク:2個
・唐辛子ペッパー:小さじ1
・なす:1個
・マッシュルーム缶:3個
・トマト缶:400g
・トマトピューレ:大さじ2
・赤ワイン:1杯分
・モッツアレラチーズ:1かたまり
・ニョッキ:500g
・バジル:1つまみ
ジャガイモと小麦粉で作る団子状のパスタ「ニョッキ」を使って、トマト味に仕上げてみましょう。炒めた野菜にトマトピューレ、トマト缶、赤ワインを加えて煮込み、塩・砂糖・コショウで味付けをしたあとにニョッキを加えます。最後にモッツァレラチーズを加えて盛り付けたら、バジルを飾って完成です。
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