母親が一人きりで育児をする「ワンオペ育児」状態に「もう疲れた」という声が多く聞かれます。特に、子供が小さいうちは1日中育児にかかりっきりになり、相当なストレスや疲れが溜まってしまうものです。そこで、子育て中のお母さんたちはどのような方法でワンオペ育児のストレスを解消しているのか、アンケートで聞いてみました。
ポイントは「とにかく周囲を巻き込んで協力してもらう」こと
【夫に協力させる】
・夫に助けを求めることを常に行っていました。自分ひとりでは子育てはできないと、正直に夫に伝えました。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・主人のほうが得意な育児(寝かしつけやお風呂など)を積極的にやってもらい、そのあいだに他の事を片付けていました。パパも子供と触れ合えて、子供は心地よさそうで、私は家事がはかどるので一石三鳥です。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・夫の理解がないとワンオペ育児は乗り切れない。愚痴ではなく、夫にやって欲しいことを少しずつ具体的に頼む。たとえ頼んだことの出来栄えがいまいちでも、感情的になって怒らないこと。(40代/女性/無職)
夫にも育児に協力してもらうという回答が多くありました。単に「手伝って」と言うだけではなかなか協力してくれないこともあります。そんなときは、ワンオペ育児がどれほど大変かを正直に話し、夫に理解してもらうように工夫するのがポイントのようです。
【支援サービスを利用する】
・ワンオペ育児で家に閉じこもっているとどうしても孤立感でイライラしがちなので、支援センターなどに積極的に出かけるようにしました。(40代/女性/個人事業主)
・夫が単身赴任だったので年単位でワンオペ育児でした。私の職場に相談し、時短勤務にすることで保育園のお迎えに間に合うようになりました。時々ファミリーサポートを利用したり、同じマンションのママ友どうし交代で預け合ったりしていました。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・平日はほぼ毎日支援センターに行くようにしています。保育士さんに色々相談できますし、案外同じ境遇のママさんがいたりして、お話しすることで息抜きにもなります。(30代/女性/専業主婦(主夫))
シングルマザーだったり、夫の仕事が忙しくて家にいる時間がなかったりして協力を求めるのは無理という人もいます。そういう場合は、地域の子育て支援サービスなどを積極的に利用している人が多いようです。同じ境遇の人同士で集まって子育ての大変さを共有することで、ストレス解消にもつながっています。
【リラックスタイムを持つ】
・子どもが寝ているときは大好きなテレビを見てストレス解消しました。(30代/女性/正社員)
・母であっても疲れたときは昼寝をして体力を回復したほうが、疲れて不機嫌になったりせず済みます。そのため、子供にも迷惑をかけず自分のためにもなり、家のためにもなる!と割り切り、休むようにしています。一度回復するとまた集中力が戻り、子供が寝るまでがんばろう!と気持ちが切り替わります。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・ひとりで湯船につかるとリラックスできるので、子供が寝たら中途半端な時間であっても、お風呂を沸かして即お風呂に入ってリフレッシュしていました。お風呂に2回入ることになってしまう日もありましたし、子供がすぐに目を覚ましてしまうときもありましたが、たとえ短い時間でもリフレッシュは大切だと思います。(40代/女性/専業主婦(主夫))
休めるときにきっちり休み、自分なりのリラックスタイムを設けることでワンオペ育児を乗り切るという意見もありました。育児を完璧にこなすことにとらわれず、適度なリラックスを心がけたほうがかえって元気が回復して育児がはかどるようです。
「周りに頼る」「適度に休む」ことをおそれないで
「子育ては母親がするもの」などというのはもう古い価値観です。今は男性の育児参加も当たり前の時代になってきました。まずは、パートナーに相談して育児に協力してもらうのが、ワンオペ育児から脱する一番の近道と言えます。もし、パートナーの協力を期待できない場合は、あきらめず、周囲の相談できる人や支援サービスに頼ってみましょう。また、適度に息抜きする時間も必要です。自分なりのストレス解消法を見つけて、ワンオペ育児を乗り切りましょう。
■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性 【子供】有り
■調査期間:2019年02月22日~2019年03月08日
■有効回答数:100サンプル
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