電気料金は毎月発生してしまう固定費なので、少しでも節約したいと考える人は多いでしょう。電力会社を乗り換えるのも、月々の電気料金を引き下げるための有効な選択肢です。
ただ、メリットとデメリットをよく踏まえたうえで電気切替を行わなければ、あとから思いがけない問題も発生してしまうおそれがあります。電気切替に対する悩みや不安を解消するためにも、基本的な知識を身につけておくことが大切です。電気切替のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
1.電力会社を乗り換えることで得られるメリット
月々の電気代を安くできる!
利用する電力会社を乗り換えることによって得られるメリットは、月々の電気料金を安くできる点です。
ただ電力自由化に伴って、さまざまな会社が多くの料金プランを提供していますので、どの会社を選ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。利用する地域や毎月の電力使用量によって発生する料金は異なるものの、自分や家族に合った料金プランを選べば年間でそれなりの電気代を節約することができます。各社の料金プランを比較することで、少しでも有利な条件の電力会社を選んでみましょう。
また、しばらく利用してみて合わないと感じたときには、自由に電力会社を変更できる点も大きなメリットです。
新規参入の電力会社としては、契約者を増やしていくために既存の大手電力会社よりも、サービス内容や料金プランに魅力を持たせる必要があるでしょう。ガス料金やインターネット料金などをまとめて支払うと電気料金も安くなったり、携帯電話料金とセットで割り引いたりしている会社もあります。
さらに、利用すればするほどポイントが貯まるなどの付帯サービスを受けられるところもあります。
節約対策に活かせる「スマートメーター」への切替作業も
電力自由化に伴って「スマートメーター」への切替作業も進んでいます。スマートメーターの特徴は電気の使用状況をWeb上で確認できるため、節電対策に活かせる点です。さまざまな家電製品や給湯器などの利用頻度なども把握することができます。
電力自由化によって新しく生まれた電力会社のことを「新電力(PPS)」と呼びます。従来から地域独占で電気を供給してきた大手電力会社と区別するための名称であり、発電だけを行う新電力もあれば、電気の小売だけを行う新電力もあります。一般家庭向けに電気の小売を行っている新電力のことを「小売電気事業者」ともいいます。
電気の質は従来の電力会社と新電力では変わりがないため、おのずと価格やサービス内容で他社との差別化を図っていく傾向にあるでしょう。小売電気事業者が従来よりも電気料金の値下げが行えるのは、設備投資や人件費といったコストをあまりかけずに事業が始められるからです。電気事業以外の収益もあるため、電気事業にかかるコストを電気料金にすべて反映させる必要がありません。
また、スマートメーターの導入によって余計な人件費がかからないため、電気料金を引き下げられる側面もあります。
メリットを受けやすいのは、家族の人数が多い世帯
電力会社の乗り換えによってメリットを受けやすいのは、家族の人数が多い世帯だといえます。消費電力が多いと同時に、契約しているアンペア数が高い傾向にあるため、おのずと月々の基本料金も高くなっているからです。契約の切替によって大幅に電気料金を下げられるケースもあるでしょう。
また、一戸建てに住んでいる場合は部屋数や使用している家電製品の数も多いので消費する電力量も増えるといった特徴があります。部屋数が多ければ冷暖房効率もマンションと比べて低いため、電力会社の乗り換えによって電気料金を下げられる可能性があるのです。
環境に配慮した電力会社も
電力会社のなかには環境に配慮した再生可能エネルギーを供給していたり、地元で発電した電気を販売していたりする会社もあります。単に電気を供給してもらうだけでなく、環境への負荷を軽減する取組を行っている会社を支援することも可能です。電力会社を変更するタイミングで、節電への取組を進めてみるとさらに電気料金を抑えられるでしょう。
また、二酸化炭素排出係数(CO2排出係数)は1kW(キロワット)の電気を生み出すために発生した二酸化炭素の排出量を示すものです。二酸化炭素排出係数が低いほど、環境への負荷が少ない電気ということになります。二酸化炭素排出係数には調整後の数値と実排出量の2種類があり、電力会社がどれくらい努力しているかを知ることができるのです。
実排出量は電力会社自身が二酸化炭素の削減に取り組んでいない部分も含まれるため、調整後の数値を目安にしてみるとよいでしょう。二酸化炭素排出量がゼロの料金プランとしては、東京電力エナジーパートナーの「アクアエナジー100」や四国電力の「再エネプレミアム」などがあげられます。
2.電力会社を変更するときに注意したいデメリット
電力会社の変更によって多くのメリットを受けられる反面、デメリットもあるため注意が必要です。
切り替え前より電気料金が高くなってしまう場合も...
契約先を変えることによって、それまでよりも電気料金が高くなってしまう可能性もあります。変更の手続きを行う際には、契約内容をきちんと確認しておくことが大切でしょう。
また、停電に対する不安や地方やマンションに住んでいる場合でも切り替えられるのかといった疑問も生まれがちです。あとから悔やんでしまうことを避けるためにも、どういったデメリットがあるのかも把握しておきましょう。
電力自由化によって多くの業者が参入しているため、詐欺行為を働く悪徳業者に対する警戒も必要です。十分に検討しないまま契約するのではなく、複数の業者を比較して契約先を決めるようにしましょう。多くの業者を見比べてみることで、それぞれのライフスタイルに合ったサービス内容や料金プランを見つけられるはずです。
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2-1.契約先を変えることで電気料金が高くなってしまう可能性
電力会社を乗り換える前に、電気料金のシミュレーションを行うことが大切
電力会社を乗り換える目的のひとつとして、「電気料金を安くしたい」という点があげられます。しかし、ケースによってはかえって電気料金が高くなってしまう可能性もありますので注意しておきましょう。
特に、「オール電化」と「一人暮らし」の世帯は電力会社を乗り換える前に、電気料金のシミュレーションを行うことが大切です。
あらかじめ特別な契約を行っているオール電化プランや消費電力が少ない一人暮らし世帯では、電気料金がどのように計算されているのかを把握しておきましょう。オール電化プランの契約では、通常のプランよりも割り引かれる料金が細かく設定されています。
東京電力エナジーパートナーが提供している「電化上手」というプランでは、深夜の時間帯の電気料金が通常のプランよりも40%程度割安となっています。オール電化はそもそも、深夜の時間帯で多めに電気を使うことが前提であるため、お得な料金プランだといえます。2016年3月31日で新規の契約は行えなくなっているものの、すでに契約をしている世帯は引き続きサービスの利用が可能です。新たなオール電化のプランが出てきた時点で、契約の変更を考えてみるとよいでしょう。
一人暮らしの世帯では消費電力が少ない傾向にあるため、電力会社を乗り換えることによって電気料金が高くなってしまうおそれがあります。2014年の一人暮らし世帯の電気代は5565円となっており、電力会社の乗り換えを検討する際の目安となるでしょう。
ただ注意しておきたい点として、一人暮らし世帯では極端に少ない場合で10A(アンペア)、たいていは20~30Aで契約している場合が多く、選べる電力会社が少ないことがあげられます。
東京ガスのスマートセレクト「ずっとも電気1S」というプランなら20Aでの契約も可能となっており、一人暮らし世帯にも向いているといえるでしょう。
「安くなっているのかわからない」と感じたら、請求書の内容をよくチェック
電気の使用量は季節によって異なるため、特に冷暖房設備を頻繁に使用する夏季や冬季には使用量が増えてしまうこともめずらしくありません。電気をよく使う時期に電力会社を変えると、「安くなっているのかわからない」「以前よりも電気代が高くなった」と感じてしまうものです。
そうしたときには、請求書の内容をよくチェックしてみましょう。電気料金は基本料金と電力量料金(従量料金)によって決まります。基本料金は使用の有無にかかわらず、一律で料金が発生してしまうものです。
その一方で、電力量料金は月々の電力使用量に1 kWhあたりの電力量単価を掛け合わせることで算出されます。電気料金が高くなったと感じたときには、電力会社の変更を検討すると同時に、電力使用量についても見直してみるとよいでしょう。
必要に応じて、古い家電製品を新しいものに買い替えることも有効
必要に応じて、古い家電製品を新しいものに買い替えることで、電気料金を下げられる可能性もあります。
思うように電力使用量を減らせない場合であっても、それだけ消費電力が多いということは電力会社を変更するきっかけにもなります。たくさんの電気を使うほどお得になるプランも数多くありますのでメリットが大きいといえるでしょう。基本料金が全くかからなかったり、従量料金が1段階だけだったりと、従来の電力会社よりも柔軟な料金プランを組むこともできます。
各電力会社のホームページでは電気料金のシミュレーションが行えたり、具体例が掲載されていたりしますのでチェックしてみましょう。
すぐに契約を変更する必要がなくても、日ごろから情報収集を行っておくことによって、引っ越しのタイミングなどでも慌てずに電力会社を選べます。また、いったん契約を変更しても後発で新しいサービスや料金プランが出される場合もあるため、定期的に確認してみるとよいでしょう。
2-2.契約を変更するときの手順と気をつけておきたいポイント
電力会社を乗り換えるための手続きは?
電力会社を乗り換えるためには、契約の変更手続きが必要になります。まずは、切替先の電力会社に電話やホームページ、サービス窓口などを通じて申し込みましょう。
契約中の電力会社への連絡は、基本的に切替先の電力会社が手続きを行ってくれるため、利用者のほうで解約の手続きを行う必要はありません。
切替を行うにあたっては、電気料金や契約期間、契約解除の条件などをよく確認しておきましょう。書面の交付を受けたうえで、不明な点は担当者に問い合わせておくことが大切です。
電気メーターがスマートメーターでない場合は、交換作業も必要になります。切替先の電力会社に申し込んだあとに、契約をしている電力会社からスマートメーターへの交換工事の予定日が伝えられるはずです。
スマートメーターは遠隔での検針が可能な電気メーターなので、Web上で使用量などを確認できます。交換作業を行うための費用は基本的にかかりませんが、特殊な工事が必要な場合は費用が発生してしまうおそれもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
切替のために必要な手続きや作業が完了すれば、新しく契約を結んだ電力会社から電気が供給されるようになります。切替までにかかる期間は電力会社によって異なるものの、スマートメーターの交換工事が必要な場合は、2週間程度かかるでしょう。
交換工事が必要ではない場合は4日程度で切替が完了します。時期によっては申込件数が多い場合もあるため、切替作業に時間がかかってしまうことも留意しておきましょう。利用開始の予定日が決まっているときは、できるだけ早めに申込を行うことが大切です。
電力会社を乗り換える際に必要となる事項
電力会社を乗り換える際に必要となる事項として、現在利用中の電力会社名・お客様番号・供給地点特定番号・切替希望日などがあげられます。お客様番号は検針票やホームページ、領収書などで確認が可能です。供給地点特定番号は22桁で構成された識別番号のことで、電気の使用場所を特定できます。
不明な点は契約している電力会社に問い合わせれば教えてもらえますので、把握できる範囲で情報を確認しておきましょう。
また、より最適な料金プランを選ぶときに運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要になる場合もあります。これは切替先の電力会社が送配電を行っている事業者に対して、過去の使用量を照会するために用いられるものです。
契約変更を行うときに気をつけておきたいポイント
契約変更を行うときに気をつけておきたいポイントとして、違約金の有無があげられます。
大手の電力会社との契約を解除して、新たな電力会社と契約を結ぶ場合には特別なプランを契約している場合などを除いて、違約金が発生してしまうことはありません。ただし、新たに乗り換えた会社を解約するときには、違約金が発生する場合もあるため注意しておきましょう。
違約金が発生する条件は電力会社によって異なりますが、一定の期間内に解約すると違約金が発生する場合が多いといえます。引っ越しの予定があったり、転勤が多い仕事に就いていたりするときには気をつけておく必要があるでしょう。
その一方で、電力会社のなかには違約金が全く発生しないところもあるため、契約前にきちんと契約内容を確認しておくことも大切です。
契約の変更にあたっては、支払い方法についても意識を向けておく必要があります。大手の電力会社では口座振替(引き落とし)をはじめとして、コンビニ払いやクレジットカード払いなどに対応しており、多様な決済手段を選ぶことができるでしょう。
しかし、中小の電力会社では支払い方法が限定されている場合もあり、仮に対応していても手数料がかかってしまうところもあります。また、検針票の発行は有料としている電力会社も増えており、費用がかかってしまうデメリットもあるのです。
電力会社を変更するときに念頭に入れておきたい点として、詐欺の被害に遭わないように気をつけておくことも重要です。電力自由化によってさまざまな業者が参入しており、なかには利用者の知識不足につけ込んでトラブルになってしまう事例も見られます。「特別なプランがあるから訪問して説明したい」「電気料金を安くするためには新しい機械を購入しなければならない」といった勧誘には注意しましょう。
スマートメーターの設置には費用がかからないため、初期費用として不明瞭な代金を請求してくる業者には警戒が必要です。きちんと事業者として登録されている電力会社であるかを確認して、対面の場合では担当者から名刺や資料を受け取るようにしましょう。
ただし、代理店を経由して契約を結ぶときは電力会社の情報がなかなかわからないといったケースもあります。訪問販売や電話勧誘によって電力会社と契約したときはクーリングオフの適用も認められています。クーリングオフは契約を結んで8日間以内であれば、無条件で契約を破棄できる仕組みのことです。
契約時に何かトラブルが起こってしまったときは、国民生活センターもしくは電力・ガス取引監視等委員会が設けている窓口に相談してみましょう。
電力自由化によって多くの電力会社がさまざまなプランを打ち出しているということもあり、サービス内容や料金プランは自分でよく見極めておく必要があるといえるでしょう。家族構成やライフスタイルによって、お得となるプランにも違いがあります。
将来的な電気の利用状況についても、ある程度検討したうえで選択することが大切です。
2-3.停電が発生してしまうリスクの有無
利用する電力会社が変わったからといって、停電を心配する必要なし
利用する電力会社が変わったからといって、停電を心配する必要はありません。どの電力会社を選んだとしても同じ送電網を使用することになるため、停電になってしまうおそれはないのです。
そして、契約をしている電力会社が仮に倒産してしまったとしても、電気の供給が止まってしまうこともありません。制度の仕組みとして、電気は安定的に送られるため安心して利用することができます。
倒産後に新たな電力会社と契約するまでの間は、電気料金が高くなる可能性に注意
ただし、倒産後に新たな電力会社と契約するまでの間は、電気の供給を行う既存の電力会社に支払う電気料金が高くなる可能性もあるため注意が必要です。
地震や台風といった災害時であっても、停電の復旧作業はどの電力会社と契約をしていても変わりがありません。電力自由化が行われてからも送電網は地域独占の一般送配電事業者が管理を行っているからです。
経済産業省は一般送配電事業者に中立性を求めており、特定の顧客だけを優先して復旧することを禁じています。これらの仕組みは月々支払う「託送料金」によって支えられているため、電気の安定的な供給を維持するうえで大事なものとなっているのです。
どの電力会社と契約を行っても託送料金は一律
どの電力会社と契約を行っても託送料金は一律である点も押さえておきましょう。
停電が発生するリスクはどの電力会社と契約しても変わらないものの、実際に停電が起こってしまったときにはどこに問い合わせればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
停電に関する問い合わせは、停電が起こっている範囲によって連絡先が異なります。自宅だけではなく、近隣の住宅や信号機なども停電している場合は、災害や事故などによって送電線そのものに問題が起こっている可能性が高いでしょう。この場合は、送電網自体を管理している大手の電力会社に問い合わせることになります。契約をしているのが大手の電力会社以外であっても、問い合わせること自体に問題はありません。
もし、自宅だけが停電している場合は、電気設備そのものに問題が発生してしまっているケースが考えられます。この場合は大手の電力会社では管轄外となってしまう可能性があるため、契約している電力会社に問い合わせてみましょう。また、問い合わせを行う前にブレーカーが落ちていないかなどの確認を行うことも大切です。大手の電力会社は停電情報を公表していますので、停電地域として指定されていないかを確認しておきましょう。
「電線が切れていて危ない」「時間が経っているのに停電情報に変化がない」といった場合については、まず大手の電力会社に問い合わせることが肝心です。
停電のリスクが不安な場合は、発電所を保有している電力会社を選んでおくと、もしものときに安心です。新電力のなかには太陽光発電といったクリーンなエネルギーを積極的に導入しているところもあります。電力の供給元が多角化することによって、大規模な災害が発生しても停電のリスクを軽減させられる環境も整備されているのです。
2-4.地方やマンションに住んでいる場合でも切り替えられる?
電力会社の切替は、地方やマンションに住んでいても行うことができます。
マンションや賃貸住宅でも問題なし!
マンションや賃貸住宅に住んでいても、電力会社との契約名義が本人であれば問題がありません。
ただし、マンションの場合は管理組合などを通じて建物全体で一括して電気を購入している場合は規約の確認が必要になります。管理組合などに確認をしたうえで、切替のための手続きを進めるようにしましょう。
一般的に「高圧一括受電契約」を行っている賃貸住宅では、契約の変更が自分だけでは行えません。電気料金の請求書が管理会社や家主から届いている場合は、高圧一括受電契約を結んでいる可能性があるため事前に確認をしておきましょう。
地方でも電力会社の変更はできる
地方に住んでいる場合でも電力会社を変更することができます。電気の周波数は東日本が50Hz(ヘルツ)、西日本が60Hzと決められていますが、電力会社の切替には支障がありません。
電力自由化によって自分が住んでいる地域から離れた電力会社も選べるようになった点は、大きな変化だといえるでしょう。電気を送電するときには、周波数変換設備によって周波数が変換されて届けられるため、電気の供給には問題がありません。したがって、東日本の地域に住んでいても、西日本の電力会社と契約するといったことも可能なのです。
電力自由化は負荷設備を使っている家庭や店舗も対象
電力自由化は一般家庭向けの従量電灯契約だけではなく、負荷設備を使っている家庭や店舗も対象となっています。モーターなどの負荷設備を利用しているときは契約電力が50 kW未満の低圧電力での契約なので、従量電灯契約と組み合わせて契約を結ぶことになるでしょう。
電気料金がいくらになるかは動力機器の増設や減設によって異なってきます。建物の電気配線工事を行った電気工事事業者に問い合わせをしてみると、電気料金を削減するきっかけが掴めるはずです。低圧電力の契約は大きく分けて2種類あり、「主開閉器契約」と「負荷設備契約」のなかから利用者自身が選べます。
主開閉器契約は建物の共用部分であるエレベーターなどに見られる契約のため、必要のない場所のブレーカーを落としておくことによって電気料金を節約できるでしょう。それほど来客のない事務所や作業場である場合に向いている契約方式です。
そして、負荷設備契約は使用する電気設備に基づいて契約電力を決める方式となっています。すべての機器を24時間稼働させることが前提となっているため、コンビニや工場など設備を常に動かしておく必要がある場所に向いているのです。
用途に応じて、電気料金を削減できる契約を結びましょう。新たに電力会社と契約をするときには、引っ越しの頻度なども考慮しておく必要があります。
賃貸マンションや社宅などに住んでいる場合は?
賃貸マンションや社宅などに住んでいる場合、引っ越しを行うことによって移転先で同じ電力会社と契約できないケースがあります。引っ越し先が地方である場合、未対応エリアとなってしまう場合もあるからです。
また、早期解約によって違約金が発生してしまうおそれもあり、契約のタイミング次第ではかえってコストが高くなってしまうことも念頭に入れておきましょう。
電気代を節約するためには月々の電気料金だけを意識するのではなく、対応エリアの範囲や解約時の条件も考慮したうえで、有利な電力会社を選ぶ必要があるのです。
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3.電気切替に伴うメリットとデメリットを理解しておこう
電力自由化の流れにともなって、さまざまな電力会社との契約が可能になっています。契約先を変更するだけで電気代そのものが引き下げられるのは、とても魅力的で簡単な方法です。
電気の使用状況に沿った適切な契約プランに変更するだけでも、電気代の節約にうまくつなげていけるでしょう。また、契約アンペア数を見直して基本料金を下げたり、支払い方法をクレジットカード払いにすることで割引が適用されたりもします。
ただし、電気は日々の生活や仕事において欠かせないものであるからこそ、電力会社を乗り換えるときは、メリットだけでなくデメリットについても十分に理解を深めておくことが大切です。
定期的に電気の使用状況などをチェックして、電気代の節約を賢く進めていきましょう。
どの電力会社を選べばいいか迷ってしまう場合は、Web上で実際に利用している人の口コミや電力会社の評判を調べてみるのもよい方法です。口コミが多ければ、それだけ利用している人が多いということにもなりますので、電気切替後のイメージが湧きやすくもなります。
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