「夫と夫婦ゲンカばかり」
「夫の言い方がキツくてつらい」
そうお悩みの方はいませんか?
パートナーとの関係がうまくいっていないと、ストレスがたまってしまいますよね。
度を超えたキツい物言いや態度は、もしかするとモラハラかもしれません。今回は、モラハラ夫の特徴と、ストレスに効果的な漢方薬をご紹介します。
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そもそも「モラハラ」とは?
「モラルハラスメント(モラハラ)」という単語を聞いたことがある方は増えてきていると思いますが、実際にどんな意味なのかご存じですか?
モラハラはDVの一種
モラハラは「道徳や倫理に反する嫌がらせ行為」のことです。人格を否定したり、ささいな失敗を執拗に責め立てたりと、精神的なダメージを与えるような行為はモラハラにあたります。
ただ言い方がきついだけ、事実だからしょうがない……などと我慢してしまう方も少なくありませんが、モラハラは精神的なDVの一種。身体的な暴力を受けていないから大丈夫、というわけではないのです。
モラハラ夫に共通する10の特徴
モラハラ夫によくある特徴をまとめました。当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
・怒りやすい
・舌打ちやため息、怒鳴るなど威圧的な態度をとる
・「◯◯だからお前はダメだ」など人格を否定する
・常に自分は正しいと考えていて話し合いができない
・「誰のおかげで生活できているんだ」など経済的な面で威圧する
・不機嫌になると家族を無視する
・妻の失敗を執拗に責める
・謝らない
・交友関係、実家への帰省などを制限する
・性交渉を強要する
自分の夫に当てはまるものが多ければ、モラハラ夫かもしれません。
自分の夫がモラハラ夫かどうかを見分けるポイント
先程のチェック項目に当てはまるけど、単なる夫婦ゲンカなのでは?と思う方もいるでしょう。本当にモラハラ夫かどうか、以下の2つのポイントで考えてみましょう。
1.夫婦関係が対等ではない
たんなる夫婦ゲンカとモラハラでは、夫婦関係が対等かどうかが大きく違います。
お互いに思っていることを言い合える、話し合えるならば対等といえますが、「言い返せない」「怖くて何も言えない」という関係であれば、モラハラの可能性が高いといえます。
2.易怒性がある
「易怒(いど)性」とは、「過剰に怒りやすいこと」です。
どんな人でも怒ることはあるでしょう。しかし、「そんな小さなことで、こんなに怒らなくても」というように度を超えた怒りをあらわす夫は、モラハラかもしれません。
たとえば、夕食で箸を用意していなかっただけで怒鳴る、ワイシャツにアイロンをかけ忘れていただけで何日も口をきいてくれない……などは、明らかに度を超えています。
モラハラに伴うストレスへの対処法
日常的にモラハラを受けていると、精神的にストレスがたまってしまいます。そんなときは、どうしたらよいでしょうか。
1.1人で抱えずに相談する
モラハラを受けている方は、「これはモラハラなのだろうか?」「私が弱いだけなのでは?」とわからなくなっていることもあります。
一人で抱え込まず、誰かに相談して客観的な意見をもらうことが大切です。
・DV相談ナビ:#8008に電話
内閣府の推進している電話相談窓口です。
・配偶者暴力相談センター:各都道府県に設置
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/pdf/center.pdf
配偶者暴力相談センターは、都道府県や市町村が各地に設置している施設です。避難シェルターなども用意されているので、モラハラ夫から離れた後の生活に不安がある方にも安心です。
2.ストレス症状には漢方薬も
モラハラを受けていると、不安に襲われたり、不眠を生じたりと心身に不調をきたすことがあります。
ストレスや緊張により自律神経が乱れて情緒不安定となり、過度の心労や過労により不眠や不安感が生じると考えられます。
モラハラを解決するまでの間、つらい症状を漢方薬でやわらげるのもよいでしょう。ストレスを我慢し続けていると、症状がどんどん悪化してしまいます。
ストレス症状の改善には、「自律神経のバランスを整える」「消化吸収機能をよくしてからだの内側から心を元気にする」「気分の落ち込みを改善する」「抗ストレス作用をもつ」ような生薬を含む漢方薬が選ばれます。
心を強く、穏やかにすることを漢方薬は得意としていますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
<モラハラによるストレス症状におすすめの漢方薬>
・加味帰脾湯(かみきひとう)
不安やあせり、不眠、食欲不振などの症状に悩んでいる方におすすめです。「血(けつ)」を補い「気」のめぐりを改善することで、気持ちを安定させます。
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
気分がふさぎ、喉がつかえるような感覚がある方におすすめです。ストレスで滞った「気」の流れを整え、症状をやわらげます。
漢方薬を選ぶときには、今のからだの状態や体質に合っているか、ということが大切です。うまく合っていないと、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるために、プロの力を借りてみましょう。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみませんか。
漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極め、お手頃価格で自宅まで郵送してくれます。
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我慢しすぎは禁物! モラハラに気づいて適切に対処しよう
今回は、モラハラ夫の特徴や見分け方、ストレスにおすすめの漢方薬についてご紹介しました。夫婦関係にお悩みの方は、夫の行動がモラハラかどうかチェックリストを確認してみてください。
我慢しすぎてストレスをためてはいけません。モラハラ解決までの間、ストレスに伴う不安や不眠などの症状を漢方薬でやわらげてみませんか。
<この記事を書いた人>
薬剤師 中山 歩実
大学病院、市立病院での勤務を経て、長期療養型の病院へ転職。なかなか改善しない症状に対し漢方を使ったサポートを実施。さまざまな病気の段階の方と接する中で、正しい医療情報を得ることの難しさを痛感し、ライター活動を開始。がんや感染症、生活習慣病など幅広い疾患や薬についての記事制作を担当。
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