「服を脱ぎっぱなしにしないで!」「たまには子どもの面倒も見てよ」
忙しい日々のなか、夫の行動にイラッとすることもありますよね!
家族のためにも笑顔でいたいし、できればイライラしたくない……頭ではそう思っていても、つい感情的になってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、暮らしニスタの読者のみなさんからの「夫のイライラエピソード」とともに、女性のイライラ対策について解説します。
あるある! 夫へのイライラエピソード
暮らし二スタで行った既婚女性100人へのアンケート「夫のイラッとする受け答えエピソード」では、夫へのさまざまなイライラの声が寄せられました。
そのなかから3つ紹介します。
1.布団を敷いてくれたのは嬉しいけど……夫のありえない言い訳にブチッ!!
「ガサツな主人が、布団を思い切りバサっと雑に敷いたため、近くにあったアロマオイルが倒れて大変なことになりました。でも最初に言った一言が『俺がやったんじゃないよ。これが勝手に倒れてきたんだ。倒れるような構造が悪い』と物のせいにした時」
2.全国のママが大激怒!? 無責任な夫の意見にイラッ!
「PTAや子供会の役員のなり手がないために、無理やり決めることについて愚痴ったら、『嫌なら断ればいいじゃないか。簡単だろ?』と夫。『今後のことを考えると簡単に断れない』と言い返したら、『それは言い方が悪いから』だと! キサマ~、全国の悩めるママを敵に回したな!」
3.家事は労働じゃない!? 「家事は女任せ」の夫にブチッ!
「お互い仕事をしているのに一切の家事分担がないため、『私もフルで仕事をしているので10対0で家事をするのはしんどい。できることは自分でやって欲しい』と訴えたところ、『家事は労働じゃない』と反論してきたこと。腹が立ったので仕事を辞めてやった」
夫への止まらないイライラを解消する方法
夫にイラッとした経験は、多かれ少なかれ誰にでもあるのかもしれません。イライラをためこまないコツを紹介します。
1.自分の自由に使える時間を持つ
1日に決まった時間を「自分のための時間」としてとり分け、自由な時間を確保しましょう。ひとりでカフェに行ったり、半身浴やアロマを楽しんだりするのもいいですね。気持ちにゆとりが生まれて、イライラしづらくなります。
2.睡眠をしっかりとる
睡眠不足はイライラのもと。睡眠は自律神経のバランスを整え、ストレスに強い状態へと導きます。寝る前のスマホやブルーライトを避け、質のよい睡眠をとりましょう。
3.イライラの原因を紙に書き出す
イライラの原因を客観的に評価するため、紙に書き出して分析します。
「絶対に許せない!」と思っていたイライラエピソードも、クールダウンしながらメモしていくと「どうでもいいか」と気持ちが変わることもあるでしょう。
イライラの原因は生理周期や更年期の影響も!?
夫側の配慮が足りないことが根本的な問題ではありますが、女性のイライラには女性ホルモンが影響しているケースも少なくありません。
1.生理周期に関連するイライラ(PMS)
生理の前のイライラや不安感は、PMS(月経前症候群)の代表的な症状です。
PMSは排卵後から生理前にかけての女性ホルモン分泌の急変が関係しているといわれています。
PMSは個人差が大きく、同じ人でも月によって症状の重さが変わります。通常、PMSのイライラ症状は生理が来ると軽くなります。
2.更年期のホルモンバランス
45~55歳ごろの女性に起こる心身の変調を、更年期障害といいます。更年期障害では、イライラや不安感のほか、ほてりや発汗、動悸などのさまざまな症状があらわれます。
更年期障害には、閉経前後の女性ホルモンの分泌低下が影響すると考えられていますが、症状の種類や程度は人それぞれです。
また、更年期前の30代後半~40代半ばは「プレ更年期」と呼ばれ、女性ホルモンの減少に伴う不調が出始める方もいます。
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イライラ妻を卒業したいなら漢方薬もおすすめ
「イライラしすぎる自分が嫌だけれど、病院に行くのは抵抗がある」
「女性ホルモンのバランスを整えて、PMSや更年期の不調をやわらげたい」
イライラを改善して自分のメンタルを根本的に整えたいという方には、漢方薬がおすすめです。
産婦人科学会の薬物治療法では、ホルモンバランスを整える薬や向精神薬に加えて、心とからだ全体のバランスを回復させることを目的とした漢方薬が推奨されています。とくに、女性ホルモンのバランスの乱れによる多彩な症状の改善を漢方薬は得意としています。
婦人科や心療内科をはじめとした医療の現場では、実際に漢方薬が用いられており「ホルモンバランスの乱れによるイライラ」「落ち込みを伴うイライラ」など、症状に適したものが処方されます。
自然由来の生薬がやさしく働き、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないとされるのも漢方薬のメリットです。
漢方薬で気の巡りを整えて、根本的にイライラへ対処できますよ。
<イライラしやすい方におすすめの漢方薬>
・加味逍遙散(かみしょうようさん):体質が虚弱で疲れやすく、精神不安などの精神神経症状や便秘傾向などのある方に。婦人科でよく用いられる漢方薬で、更年期障害や血のや血の道症(イライラなど)に効果があります。
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):精神不安があり、動悸や不眠などを伴う方に。神経症、更年期神経症などに効果がある漢方薬です。
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):神経が高ぶって、イライラや怒りっぽい方に。不眠や神経症、更年期や月経に伴う神経症状に効果がある漢方薬です。
ただし、漢方薬を選ぶときはその人の状態や体質に合うものを見極めることが欠かせません。うまく合っていないと十分な効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあるのです。
どの漢方薬が自分に合うのかを判断するには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
漢方に詳しい薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅へ郵送してくれるので便利ですよ。
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脱・イライラ妻! もう夫に振り回されない!
日々忙しい女性にとって、夫の何気ない言動でイライラしてしまうことは日常茶飯事かもしれません。
しかし、自分の時間を意識的にとったり、休息したりすることで余裕が生まれ、いら立ちづらい自分を目指すことができます。
女性のイライラには女性ホルモンの分泌も強く影響しており、漢方薬を服用して根本的に心身を整えるのもおすすめです。なお、漢方薬を服用する場合は、ご自身にあった漢方薬を知るためにも専門家に相談するとよいでしょう。
イライラしない理想の自分は、円満な家庭づくりの第一歩! 自分に合った方法でイライラ対策をしましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
▶あんしん漢方(オンラインAI漢方)
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